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zoom RSS 御影石、あの綺麗な石が「まさ土」の元で、表層崩壊の原因となるとは

<<   作成日時 : 2014/09/02 20:27   >>

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昨日のブログでは小さな石(さざれ)が寄り集まって大きな硬い岩(巌、いわお)となる話をした。
本日は、花崗岩が風化して砂粒(真砂)に変化していく、関連情報を集めた。

花崗岩は風化しやすく、風化すれば砂粒(石英質の塊)となる。山肌が風化すると大雨の時に表層崩壊が起こったりする。先日の広島の災害はこれだ。また、兵庫県の六甲山系は御影石の産地としても有名で、まさに御影町付近は花崗岩からできている。

下の地図には花崗岩の分布を示した。この分布から表層崩壊の起こる可能性のある地域を見て取ることができる。また、一番下の地図には、さらに火山灰地帯が加わっている。火山灰も水を含むと崩壊する。

公開されている情報を有意義に利用して、災害の予防および災害が起こったときの対処方法の事前確立が求められる。。



真砂土(Wikipedia)

真砂土(マサ土)とは花崗岩が風化してできた砂(砂の土壌)である。 結晶粒子が大きくかつ鉱物結晶の熱膨張率が異なる花崗岩は、温度差の大きい所では粒子間の結合が弱まり、風化しやすい。風化が進むと構成鉱物の粗い粒子を残したままバラバラの状態になり、非常にもろく崩れやすくなる。このようにして生じた粗い砂状の粒子は「マサ」と呼ばれ、そのマサが堆積した土を「マサ土」と定義している[4]。

日本では、主に関西以西の山などに広く分布している。花崗岩地帯にはマサ土が広く分布し、西日本においては特に風化が進行しやすい、降雨が少なく温暖な気候が続くという特徴を持つ瀬戸内海式気候の区域に見られる傾向がある。またその特徴から深層部ではなく地表に近い層に堆積しており、強い降雨により多量の砂が流れ出すため、花崗岩地帯の多くが砂防指定地や保安林に指定され、土砂災害対策が講じられている



花崗岩(Wikipedia)

石材としての花崗岩[編集]

花崗岩は緻密で硬いことから、日本では古くから石材として使用されてきた。石の鳥居や城の石垣や石橋に用いられるほか、道標や三角点・水準点の標石にも用いられてきた。近代の建造物の例としては国会議事堂の外装が全て日本国産の花崗岩で出来ている。

別称「御影石」について[編集]

花崗岩は、特に石材としては御影石とも呼ばれる。「御影」は、兵庫県神戸市の地名(旧武庫郡御影町、現在の東灘区御影石町など)に由来し、御影の北に位置する六甲山地に花崗岩が産出したことによる。切り出した花崗岩を大阪湾に面した海岸から石船に積載し、古くから各地に出荷していた。

御影の名前は各地の産地にも転用されている。代表的な例が、福島県伊達市を中心とした「吾妻御影」、茨城県笠間市の稲田地区を中心とした「稲田御影」、同じく茨城県の桜川市(旧真壁町)を中心とした「真壁御影」などである。なお墓石などに使われる「黒御影」は花崗岩ではなく閃緑岩や斑れい岩であるが、黒っぽい花崗岩もある。


西日本の砂需給について

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特殊土壌地域の指定地帯(農林水産省)

しばしば台風の来襲を受け、雨量が極めて多く、かつシラス等特殊な火山噴出物等の特殊土壌に覆われているために、災害が発生しやすく農業生産力が低い地帯(特殊土壌地帯)に対して、その保全と農業生産力の向上を図ることを目的に特殊土壌地帯対策事業計画を設定し、適切な災害防除と農地改良対策の事業を実施するものである。

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真砂土でも何でも土は水を吸い吸った水が飽和に達すれば土の重さと水の重さとで崩れ流れる。このような土地を露地と呼に岩盤や砂漠がこれに当たる。

しかし、自然林であれ人工林であれ土の表面は草樹木で覆われている。樹木に覆われた山野を水源かん養林とか保安林と呼ぶ。

戦後の植林運動で自然混淆林を伐採して檜樅杉が全国で植えられた。この人工林は密植され間伐もされることなく全国で放置されている。

密植され間伐されることなく放置されている人工林の問題点は、樹木の下に日光が差し込まないので下草が育たず地面がむき出しのままに成り、雨が降ると雨水は直ちに地中に徒浸み込むことだ。

樹木の下に灌木や草が生えていればそれらの葉が雨水を一時的に溜め直ちに地面に浸み込むことは無い。更にそれらの根が地中で絡まり土壌を補強し崩れ難くする。

よって、土砂崩れの原因に真砂土を挙げるのは間違ってはいないが正しく無い。その証拠に広島市の土砂崩れ現場付近の山腹斜面に土砂崩れは起きていない。土砂崩れが起きたのは全て谷筋の斜面だ。
匿名
2014/09/24 08:47
匿名様 ありがとうございます。

確かにおっしゃる通りだと思います。国有林であれば、植林、間伐、下草の除去など手入れが行き届いていますが、民間林では手入れがうまくいっていないところが見受けられます。樹と樹の間隔が狭く、根が張り切れずに、雨が降ると表層雪崩のごとく樹ごと雪崩落ちている場所を目にすることがあります。竹林でもこのようなことが起こるのかとびっくりしたこともあります。

昭和の終わりから平成の初期のバブル期には、多くの人が山林を購入しました。その山林が手入れされぬままに現在に至っているのも理由の一つでしょう。植樹から伐採まで、数世代の事業となる山林経営は生半可な気持ちでできるものではないですね。でも、森林は日本の大きな資源であることは間違いがない事実です。知恵を出し合って、守りぬく方法を考えていく必要があると思います。

追伸ですが、河川の堤防には一般的に草が生えていますが、この草の除去に除草剤は使わないようです。必ず刈り取りという方法で除去しています。除草剤では根まで枯らしてしまうため、堤防壁面の崩壊の原因になるというのがその理由であるそうです。
畑啓之
2014/09/24 20:01

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