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zoom RSS 12月14日の48人目の赤穂浪士 「STAP細胞 事件の真相」を論理的に切ると矛盾噴出

<<   作成日時 : 2016/12/21 00:00   >>

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赤穂事件(Wikipedia)によると、

元禄14年3月14日 (旧暦) 、浅野内匠頭が、江戸城松之大廊下で、吉良上野介に斬りかかった事に端を発する。
幕府は浅野内匠頭に即日切腹を言いつけ、浅野が藩主を務める播州赤穂浅野家は改易、赤穂城も幕府に明け渡すよう命じた。

それに対し吉良は何のお咎めもなかった。

元禄15年12月14日 (旧暦) 、吉良邸に侵入し、吉良上野介を討ちとった(吉良邸討ち入り)。この時討ち入りに参加した人数は大石以下47人(四十七士)である。


これに対して小保方晴子氏のSTAP細胞問題はどうか。

2014年1月28日 STAP細胞の発表

2014年3月10日、捏造騒ぎが起こった初期の段階で、自分(若山氏)の実験は正しいが、前提となるデータ(小保方氏の実験データ)の信用性に確信が持てなくなったとして、ネイチャー論文の共著者全員に論文の撤回を呼びかけ(第四章、p66、若山氏の豹変)

論文に多くのねつ造があるとして論文の取り下げ。
小保方晴子氏は理研を退職、のちに早稲田大学の博士号も取り消しに
笹井芳樹氏は論文作成を指導したが、責任を問われ8月5日に自殺

それに対し若山照彦氏にはお咎めなし

理研と若山氏を糾弾する義士はいまだ現れず


STAP細胞問題を赤穂義士の討ち入りと比較すると上のようになる。現在の日本は法治国家であるので、赤穂浪士のような行為は当然できないが、法治には法で立ち向かうしかない。STAP細胞問題では、日本のマスコミがこぞって取り上げ、常軌を逸した報道合戦となった。そこに国も加わり、文部科学省からは、技術者倫理を問う声も聞こえてきた。

この1月28日には小保方晴子氏の「あの日」が出版された。また、それに先立つ昨年の12月7日には佐藤貴彦氏の著書「STAP細胞 残された謎(Parade Books)」が出版された。そしてこの12月14日、赤穂義士の討ち入り日と同じくして下に示した「STAP細胞 事件の真相」が出版された。

STAP細胞があまり騒がれなくなった今こそ、「STAP細胞事件」とは何だったかを冷静に見直す時が来ていると感じる。赤穂義士流にいうと若山照彦氏の首を取ることとなるのだが、それでは事件の真相は明らかにならない。法治国家であるから、検察と弁護士、特許庁の審査官と企業を代表する弁理士、この関係で事件の内容を再審理する必要がある。

達成すべきは「若山氏」のSTAP問題への関与の実態を明らかにすることと、「小保方氏、笹井氏、そして武市氏」の捏造意志の有無といわれなき中傷からの名誉回復である。小保方氏の犯した画像取り違えなどのミステークは事実であるから仕方ないとしても。

12月14日出版の下に示す佐藤貴彦氏の本はまさにここに切り込んでいる。佐藤氏は大石内蔵助でもなければ赤穂義士でもない。STAP問題に関する情報を広く集め、その情報間の関係を論理的に見ていくことで、この事件の真相に迫ろうとしている。本書を読んでいても中立的な立場であることがわかる。

本書で私が注目した部分の説明には多くの書面が必要となるので、ここではその説明ができない。この説明に変えて、本の目次より注目すべきと感じた部分を切り出した。そして、結びの言葉「おわりに」から一部引用する。

引用開始

このSTAP事件は、今以て未解決の、進行中の事件である。

もし、STAP細胞が本当に捏造の産物であれば、そのまま放っておいても自然消滅する。それを、これほど強引に性急に潰そうとしたということは、むしろ、STAP細胞が存在する可能性が十分にあったのではないかという疑念すら抱かせる。

つまり、存在する可能性があったからこそ、その芽を徹底的に潰し、その息の根を止めようとしたということだ。

本書では、多くの資料によって、十分な客観性を持って、この事件の背後にある政治的意図の存在をあぶりだすことができたと考えている。

                                                        引用終了


最後に、この本を読んで私が感じたことは

1.非常に論理的に書かれ考察がすぐれていること
2.誤字が全く見当たらないこと(普通の書籍では、校閲を通っていても何箇所かは見つかる)
3.Parade Booksより自費出版書籍として出版していること(他の出版社は引き受けてくれなかった?)

4.前著「STAP細胞 残された謎」のアマゾンでの書評がすべて紳士的に記され、その内容の程度が高いこと
  (「STAP細胞 事件の真相」はまだアマゾンでの書評はありません)



STAP細胞 事件の真相 佐藤貴彦著 2016年12月14日発行 Parade Books 1300円+税
副題:科学史上、未曽有の怪事件 はたして真犯人は誰なのか

画像


第一章  でっち上げられた窃盗容疑
第二章  悪意の証明
        若山氏はなぜ黙っていたのか
        STAP研究を主導したのは若山氏
第三章  小保方氏の不正問題
第四章  (若山氏の)過剰な期待
        このような図がほしい
        責任を小保方氏ひとりに押し付ける
        若山氏の豹変
        全部自分のせいにされるかもしれない(と若山氏)
第五章  画策
        (若山氏の)交配ミスの可能性
第六章  自己点検検証委員会の欺瞞
        全責任を笹井氏に押し付ける
第七章  改革委員会提言書の異常性
        若山氏と遠藤氏の解析結果を無批判に受け入れる
        STAP細胞は捏造と言う決めつけ
        若山氏を免責、武市氏、笹井氏のせいにする
        根本的な矛盾
        笹井氏の自殺
第八章  桂調査委員会報告の矛盾
        公正さの欠落
第九章  「あの日」について
        (小保方氏)の研究者としての力量
        特異なのは若山氏
第十章  小保方氏の博士論文
        早稲田大学の支離滅裂
        体面ばかり気にした早稲田大学
おわりに 



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コメント(4件)

内 容 ニックネーム/日時
職人技の世界らしいので若山さんのような細胞培養熟練者に頼らざるを得ないようです。
山中さんの成功も手先の器用な部下が居たことが大きいそうです。

事情に詳しい人によれば多くの大学の学位論文審査はあんなものらしいです。
匿名
2016/12/21 08:37
若山さんに何も御咎めが無かったのは彼が理研に属していなかったからです。

彼の所属機関は彼に手出しできなかったのでしょう。
匿名
2016/12/21 16:52
匿名様

ご意見、なるほどと思います。日本的な解決策です。
しかし、それにしても、水平のシーソーを無理やり片側に押し下げた感は否めません。
アルケミスト
2016/12/21 20:58
新分野の研究に冒険する人は出なくなるでしょう。
特に理研では。
匿名
2016/12/22 08:25

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