電子レンジで冷凍食品を解凍するときのコツは・・・

 電子レンジ(Wikipedia)は次のように説明されている。

「マイクロ波加熱により、食品などを加熱調理する装置(調理器具)である。食品内部の分子にマイクロ波でエネルギーを与えて加熱する。このため電磁波が透過するガラスや陶磁器は直接的には加熱されない。原理としては、マイクロ波が照射されると、極性をもつ水分子を繋ぐ振動子がマイクロ波を吸収して振動・回転し、温度が上がる。」

 食品中の水分子がマイクロ波より運動エネルギーを受け取って振動することにより食品の温度が上がるわけである。冷凍食品を解凍する場合に電子レンジは有効か? うまく解凍できなかった人はなぜだろうとの疑問を持っていることと思う。

 冷凍食品を電子レンジで加熱すると、一部は解凍されて温度が上がり、一部分は冷たいまま残る。これは、マイクロ波のエネルギーを効率よく受け取ることができるのは液体状態の水であって、固体の水、すなわち氷はそのエネルギーを受け取りにくいことによる。そのエネルギーの受け取りやすさの度合いは誘電係数という数値で示されるが、水の5~15に対して、氷の0.001~0.005とその大きさは圧倒的に異なる。

 電子レンジで冷凍食品を直接解凍しようとした場合には、一部に生じた液体の水はエネルギーを受けて熱くなり、その周りの氷を融かして液状の水としていくが、氷が密集した部分はエネルギーを受け取る液体水がないのでエネルギーを吸収しにくく、氷の状態そのままで保持されることになる。したがって、冷凍食品の解凍は、まずは冷蔵庫内あるいは室温で氷をある程度融かし、しかる後に電子レンジでの加熱を行うことになる。


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