まだ私自身、答えが得られていない問題に「海岸線の長さの決め方」がある。小学校の時に、日本の海岸線は長く??kmと習ったと記憶しているが、そのときはそんなものだと思った。でも、よくよく考えてみると難しい。海岸線が砂地である場合、岩である場合、コンクリート道路と接している場合など、その状況によって、海岸線の長さは異なってくることになると思う。やはり、まだ?????である。 海上保安庁海洋情報部のホームページに海岸線の長さの測定方法が記されている。それによると、海岸線の長さは、海図を用意して、その地図上での長さを測定して決めるとされている。用意する地図としては、たとえば120万分の1、25万分の1、2万5千分の1のもので、この中では2万5千分の1の海図が良いとなっている。倍率が小さくなればなるほど湾や岬の形状が詳しく表現されると言うのがその理由であるようだ。 しかしながら、この倍率をどんどん小さくして、たとえば1分の1とすれば、現実に目の前にある海岸となる。ここでは岩が出っ張っていたりなどして、海岸線は更に屈曲が多くなり、2万5千分の1で示された地図よりも海岸線は長くなることになる。さらに海岸線を拡大してゆけば、海面よりわずかに出ている砂粒の周囲の長さも測定しなければならなくなるので、海岸線は更に長くなってゆく。 このように考えてゆくと、はたして海岸線の長さとは何かが、まったく理解できなくなってくるのである。夜も眠れなくなる。 この回答はきっとフラクタルにより与えられるだろう。フラクタルの詳しい説明はここではしないが、ウイキペディアによくまとめられているのでこちらを参照願いたい。 フラクタル(ウイキペディア) 海上保安庁 ブログ一覧に戻る ホームページ「アルケミストの小部屋」に戻る |
<< 前記事(2013/12/13) | ブログのトップへ | 後記事(2013/12/15) >> |
タイトル (本文) | ブログ名/日時 |
---|
内 容 | ニックネーム/日時 |
---|
<< 前記事(2013/12/13) | ブログのトップへ | 後記事(2013/12/15) >> |