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zoom RSS 過去の栄光はあくまでも栄光、未来は未来というが

<<   作成日時 : 2013/12/21 07:10   >>

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 会社の経営数字が出てきた時に、この会社はなかなかにいい会社で純利益率が10%を超えている、などという。しかし、それはあくまでもすでに過ぎ去った時間における実績(過去の事実)に過ぎず、大事なのはこれからどうなるかであるという人が多い。確かに、会社の寿命30年説が囁かれるように、苦労して素晴らしい会社に入ったと思っていたのが、定年時にはボロ会社に転落していたということもざらである。特に、業種全体が沈む場合にはこういうことが起こってくる。

 個々人をとってみても同じようなことが言える。大学で秀才と呼ばれた人が、企業に入れば全くの鳴かず飛ばずということも起こり得る。いや、そういう実例を多く見てきた。会社が30年で寿命を迎えるのは、会社の資源を将来のためにうまく配備できなかったことにその大きな原因があると考えられるが、これと同じように、人材も持てる能力を戦略的に使えなかった場合には宝の持ち腐れとなる。己を知り己を活かす環境に己を置き、戦略的に日々の努力を重ねることが大事となる。

 さて、入社試験においては、学生時代に何をどのように成し遂げてきたかという質問がなされ、これにうまく応えられれば高得点が得られるようである。この方法であれば、試験官には少なくとも彼あるいは彼女の情熱と思考方法についての情報が得られるはずである。ここで、「はず」と言っているのは、作文をされてもそれを見抜く手段の持ち合わせが試験官にはないからである。シアリアスにお芝居をされれば、入社試験は合格となる可能性が高い。大学でも、就職支援機関でも微に入り細に入りその手法をマスターさせていると聞く。

 そこで、最近話題になってきたのが、就職試験時に大学の内申書を提出させる方法だ。多くの大企業が内申書の提出を求め始めた。いくらなんでも内申書は嘘はつかない。優・良・可・不可が一目瞭然となる。同じ大学からの就職希望者であれば、横並びで比較することはある程度は可能になる。また、先程のような就職希望者からの話題発信ではなく、内申書をもとに試験官が質問内容を選択することができる。就職希望者の得手不得手や考え方を聴取し易くなる。ただし、内申書の成績は大学間でのバラつきが大きい。簡単に優をくれる大学もあれば、かなりの努力にもかかわらず良や可しかもらえない大学もある。そのあたりは試験管も学識を持って探り当てる必要が生じる。

 大学あるいは大学院卒業生の年齢は20歳台前半である。一番最初に触れた儲かっている会社のように、卒業時に輝いている学生は金の卵である。ただし、これは過去に積み重ねられた努力によるものであり、将来は未知数である。将来、成功できる可能性が高いことは確かであるが、しかし、それだけのことである。将来の成功には個人といえども戦略が重要となる。その戦略を立てるには多くの情報が必要となる。日本の大学の授業において、自ら情報を集め、それを解析し、戦略を立ててひとつの答えとする。そのような授業は日本の大学において行われているだろうか? 試験官はまさにこの戦略立案のプロセスを聴き取らなければならない。そうすることにより、優秀な学生とそうでない学生が識別できるものと考える。

 タイトルの「過去の栄光はあくまでも栄光、未来は未来というが」は、小学校・中学校で戦略的に思考し行動する努力と習慣を身につけた者は、その後も成功する大きな可能性が約束されているのではないかと考えて付けた。


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