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zoom RSS 自己効力感のある人が物事を可能にしていく

<<   作成日時 : 2013/12/07 06:10   >>

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 自己効力感とは聞きなれない言葉であるが、これは人の生き方に影響を与える重要な概念である。人が何かに行き当たった時、その事柄を達成できるかできないか、自問するケースが多く出現する。そんな場合に、自分ならばこの問題を解決できると考えて事に望むのと、こんな問題は私に解決できるはずがないと考えて事に望むのでは、その結果が大きく変わることが容易に想像できる。

 「できる」と考えた者は、きっと解決策がありその解決策を見出すことができると確信しているわけであるから、ありとあらゆる手段を利用してその解決策を見出そうとする。一方、「できない」と考えた者は、なぜそれができないかできない理由を一生懸命に考えることになる。いままでに多くのできない理由を耳にしてきたが、これほど非生産的で無意味なものはない。

 だが、日本の会社においては往々にして「できる」と考える人間よりも、「できない」と考え挑戦をしない人間の方が、失敗が少ない分、出世するケースが多いと感じられる。多くの企業がその考果方式が未だに減点主義であるからこういうことになる。日本人は少数派を排除する傾向があり、少数派である張り切り型人間は「出る杭」として往々にしてはじき出される。このような現実はともかくとして、やはり生きている限りは何事においても「できる」とポジティブに考えていきたいものである。出世が会社における勝利であるとすれば、自己効力感を得ることは人生における勝利である。

 出世しない理由をここでもう一度考える必要がある。出世はしなかったが、多くの発明、多くの技術開発を通して、会社の業績に大きな貢献をした人がどこの会社にも何名かはいる。このような人は、会社が困難に遭遇した時にその実力を大いに発揮するが、その功績は組織の中に埋没し表面化することは少ない。なぜなら、日本においては仕事は集団でするものであって、その栄誉はその長にある。もっと言うと(言い過ぎかもしれないが)、失敗は上司の失敗ではなく部下個人の失敗である。こういう日本の状況下においても頑張り続けるのが自己効力感のある人たちである。これは自身がそうありたいと思うのと、人は期待された通りに成果を出す傾向があるというピグマリオン効果の相乗効果によるものと考えられる。

 私は自己効力感を感じ続けていきたい。

 話は変わるが、最近の入社試験では学生時代の具体的な体験を語らせることが多いと聞く。どのように考え、実行し、その結果がどうであったか。そこから何を掴み取ったか。学生の話は具体性があり、信ぴょう性があったか。これは正に下に示した自己効力感を形成していくための源泉である「達成体験」についての質問である。日本の会社自身も「自己効力感」の重要性を認め、変わらなければと考えている証拠でもある。



自己効力感(Wikipedia)

 自己効力感 (self-efficacy) とは、外界の事柄に対し、自分が何らかの働きかけをすることが可能であるという感覚。心理学などで用いられる。

 自己効力感は自分にある目標に到達するための能力があるという感覚である。

定義:自己効力感とは、ある具体的な状況において適切な行動を成し遂げられるという予期、および確信。

自己効力感の源泉

自己効力感を生み出す基となるのは、以下であるとされる。
1.達成体験(最も重要な要因で、自分自身が何かを達成したり、成功したりした経験)
2.代理経験(自分以外の他人が何かを達成したり成功したりすることを観察すること)
3.言語的説得(自分に能力があることを言語的に説明されること、言語的な励まし)
4.生理的情緒的高揚(酒などの薬物やその他の要因について気分が高揚すること)
5.想像的体験(自己や他者の成功経験を想像すること)−O.マダックスによる。


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