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zoom RSS 絶版本50万冊を国会図書館が電子化し、閲覧可能にする

<<   作成日時 : 2014/01/12 00:10   >>

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 2010年は日本でやっと電子書籍元年と言われた。米国ではGoogleが世界中の書籍を電子化して公開することを目的にデジタル化を進めており、この過程で著作権者との争いが起こっていることは周知のとおりである。また、紙ベースの従来の書籍においても、「自炊」の名のもとにデジタル化する例が増え、自炊業者が訴えられるに至ったことは記憶に新しい。さらに、書籍そのものも紙ベースでの供給に加えてデジタルベースでの供給を行ったり、あるいはデジタルベースのみの供給としたりと、最近では電子回線を利用した書籍の購入が増えてきている傾向にある。

 コンピュータの発達と価格の低下により、また、電子書籍が閲覧可能な安価な電子機器が供給されるようになったことにより、書籍はデジタルベースで供給されることが当たり前の時代となってきた。昔は必需品と思っていたあの分厚い百科事典も紙ベースで発行されなくなってすでに久しい。最近ではWikipediaがまさに電子百科事典であり、この内容は時の進行とともにリアルタイムで書き換えられていくので、従来の百科事典よりも正確性がある。貴重な情報が無料で利用できることも魅力である。

 このように電子化が社会を大きく変化させてきている。国会図書館もそれに合わせて、蔵書を電子化して広く閲覧可能としてきている。かつては、国会図書館や大学、研究機関の図書館に行かなければ手に入らなかった情報が居ながらに、しかも安価に手に入る世の中になってきた。その情報をどのように使いこなすかは私たち自身に委ねられている。賢い情報の使い手となりたいものである。


 日本経済新聞1月11日によると、

 絶版本50万冊閲覧可能 国会図書館 電子化、全国93ヶ所で 21日以降順次
 ☆国会図書館の館内でしか読めなかった貴重な資料が、地域に関係なく閲覧出来るようになる。
 ☆これまで228万冊の電子化を完了。このうち著作権が切れたり、著作権者の許諾を得たりした47万冊は
  インターネットで公開していた。(近代デジタルライブラリー
 ☆著作物の円滑な利用を目指した2012年の著作権法改正で、保護期間内の著作物を対象とした
   今回のサービスが認められた。



国会図書館ニュースリリース

2014年1月10日 図書館向けデジタル化資料送信サービスを1月21日から開始します(付・プレスリリース)

国立国会図書館は、平成26年1月21日(火)から、図書館向けデジタル化資料送信サービス(図書館送信)を開始します。
平成24年の著作権法改正により、国立国会図書館がデジタル化した資料のうち、絶版等の理由で入手が困難な資料について、全国の図書館に送信することが可能となりました。これまで国立国会図書館の施設(東京本館、関西館、国際子ども図書館)内での利用に限られていたデジタル化資料を、今後は最寄りの公共図書館等(国立国会図書館の承認を受けた図書館に限ります。)で利用できるようになります。
利用できる資料国立国会図書館がデジタル化した資料のうち、絶版等の理由で入手困難な資料が対象です。サービス開始時点で、約131万点の資料が利用できます。利用できる図書館公共図書館、大学図書館等、著作権法第31条第1項の適用を受ける図書館等のうち、国立国会図書館に利用申請を行い、承認を受けた図書館で利用できます。1月10日現在、93館から利用申請を受けており、これらの図書館で順次利用できるようになる見込みです。

利用できる資料、利用できる図書館の一覧は、以下のページからご確認いただけます。
図書館向けデジタル化資料送信サービス


国立図書館からは博士論文も公開されています。次のようになっています。

国立国会図書館、デジタル化した博士論文1万5千点をインターネット公開


Current Awareness Portal
Posted 2012年5月15日


2012年5月15日、国立国会図書館(NDL)は、1991〜2000年度に送付を受けた約14万点の博士論文をデジタル化し提供開始しました。そのうち、著者から許諾を得た約1万5千点についてはインターネットで公開しており、残り約12万6千点についてはNDL館内のみで利用できます。

また、5月28日には、NDL館内のみで提供していたデジタル化資料のうち、2011年に著作権保護期間が満了したものや著作権者の許諾が得られたもの等、約5万3千点の図書・古典籍をインターネットで公開します。

これらの公開により、NDLが提供するデジタル化資料の総数は200万点を超えます(うち、インターネット公開分は約40万点)。

博士論文約1万5千点をインターネット公開します(付・プレスリリース)
http://www.ndl.go.jp/jp/news/fy2012/1194690_1827.html

国立国会図書館のデジタル化資料
http://dl.ndl.go.jp/

インターネット公開分のリスト(CSV形式、Shift-JIS)
http://dl.ndl.go.jp/html-resources/etd_internet.csv

館内限定公開分のリスト(CSV形式、Shift-JIS)
http://dl.ndl.go.jp/html-resources/etd_kannai.zip

参考:
国立国会図書館の「近代デジタルライブラリー」が「国立国会図書館のデジタル化資料」と統合へ
http://current.ndl.go.jp/node/20640

国立国会図書館、明治16年の創刊号から昭和27年までの官報約2.1万点や、英語版官報約2千点(全号)等をインターネット公開
http://current.ndl.go.jp/node/20577


 以上、国会図書館からは指定の図書館で閲覧出来る電子化書籍、個人のコンピュータで閲覧出来る近代デジタルライブラリーに納められた電子化書籍および電子化された博士論文があります。近代デジタルライブラリーは試しに閲覧いただくと、結構面白いと思います。


 書籍が電子化され公開されている例を付け加えておきます。

 Google Books 
 トピックの検索 世界中の書籍から最新のインデックスを検索できます。何百万冊もの優れた書籍を検索し、無料でプレビューしたり読んだりすることができます。


青空文庫
青空文庫は、誰にでもアクセスできる自由な電子本を、図書館のようにインターネット上に集めようとする活動です。
 著作権の消滅した作品と、「自由に読んでもらってかまわない」とされたものを、テキストとXHTML(一部はHTML)形式に電子化した上で揃えています。




追加


AFPBB News 2014年1月18日

ノルウェー、数万書籍をネットで無料閲覧可能に

【AFP=時事】北欧のノルウェーで、2001年よりも前に出版された書籍をデジタル化してインターネット上で無料で公開するプロジェクトが進行中だ。無償の電子書籍サービスと作家の著作権との折り合いを付ける方法の一例となりそうだ。

 インターネット時代を迎え、書籍の利用度が大きく広がるネットの魅力と、印税収入が脅かされる事態との間で出版業界が揺れる中、ノルウェー国立図書館は書籍数万点のデジタル化を着々と進めており、著作権保護下にある作品を、著作権保持者の承諾を得た上で、同図書館のウェブサイト「bokhylla.no」で無料公開している。

 ノルウェー語で「本棚」を意味する同サイトでは現在、13万5000点の閲覧が可能で、対象作品はノーベル賞作家クヌート・ハムスン(Knut Hamsun)の名作から、現代の売れっ子作家ジョー・ネスボ(Jo Nesboe)のミステリー小説まで幅広い。最終的にはノルウェー語に翻訳された外国作品も含めて25万点をデジタル化する計画だ。

 ノルウェーの著作権の保護期間は著作者の没後70年だが、国立図書館のビグディス・モエ・スカーシタイン(Vigdis Moe Skarstein)館長によると、まだ著作権の保護下にある書籍をインターネットで無料閲覧可能にする試みは初めてだという。

 ノルウェー国立図書館は、デジタル化した書籍のネット公開について、ページ単位であらかじめ決めてある印税をまとめて支払う契約を、国内の主な作家や出版社などを代表する著作権者団体コピノル(Kopinor)と交わしている。コピノルから加盟メンバーに印税が分配される仕組みだ。この制度は現在試験施行中だが、閲覧可能作品が増えるごとにページ当たりの印税は下がっており、昨年は1ページにつき0.36クローネ(約6円)だったが、来年は0.33クローナ(約5.5円)へ引き下げられる予定だ。

 また作者や出版社がネット公開を望まない場合には、サイトからの削除を要請できるが、そうした依頼は少なく、これまでに削除したのは3500点程度だという。




RBBToday 4月21日

国立国会図書館の古書、Amazon.co.jpでオンデマンド出版として販売開始

 インプレスR&Dは21日、国立国会図書館(NDL)のパブリックドメイン古書コンテンツをAmazon.co.jpの「プリント・オン・デマンドプログラム」を通じ『NDL所蔵古書POD』として販売を開始した。第一弾として、20タイトルを発売する。三省堂書店オンデマンドでも販売を行う。

 『NDL所蔵古書POD』は、国立国会図書館が所蔵し“近代デジタルライブラリー”としてWeb公開されている、著作権が満了したパブリックドメイン・コンテンツを、プリント・オンデマンド(POD)により印刷・製本した書籍。インプレスR&Dがページデータを整形し、Amazon.co.jpと三省堂書店がプリント・オンデマンドで印刷・製本を行う。

 第一弾は、『古今相撲大要』岡敬孝 編1885年刊/1,393円、『吾輩ハ鼠デアル : 滑稽写生』影法師 著1907年刊/2,324円、『クロス・ワード・パヅル : 最新世界的遊戯学生智識競. 尋常3年程度』学習研究会編1925年刊/1,115円、『三陸沖強震及津浪報告. 昭和8年3月3日』」中央気象台 編1933年刊/3,868円など20タイトル。一般書店での販売は行われない。

 現在、近代デジタルライブラリーでは、約35万点のパブリックドメイン古書が公開されている




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