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zoom RSS 「重文級」古代中国鏡300面が兵庫県に寄贈された

<<   作成日時 : 2014/02/13 00:47   >>

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人間、本気になればすごいことができるものだ。ひとりの人間が正倉院の宝物に匹敵する中国の古代鏡を収集し、しかもそれらのうちいくつかは重要文化財級であるというから大したものである。神戸新聞には「世界有数の古代中国鏡コレクション」「独学30年、本物は薄化粧」「多額の私財を投じ、地道に集められたのは、妻の理解があったおかげ」との文字がおどる。このコレクションを「兵庫県教育委員会に寄贈する」と、これまた驚きの決断である。子供たちに本物を見せたいとのこと。私利私欲を絶って、ただ銅鏡を愛する人の姿がそこにある。




兵庫県加西市の株式会社千石社長・千石唯司(ただし)さん(65歳)が収集した古代中国の鏡300面を兵庫県教育委員会に寄贈した。株式会社千石は三洋電機(株)二次下請工場としてプレス加工業開始した。



神戸新聞 2月11日
 兵庫県教育委員会は10日、加西市の家電・調理器具メーカー社長で美術コレクターの千石唯司さん(65)が、世界有数の古代中国鏡のコレクション(約300面)を県に寄贈すると発表した。正倉院宝物にある螺鈿細工の華やかな宝飾鏡に類似した「螺鈿宝相華紋八花鏡」(唐時代)をはじめ、戦国(紀元前5〜3世紀)、隋・唐時代(6〜10世紀)の鏡が特に充実しており、約4千年前、中国最古の王朝・夏時代のものと推定される作品も含まれる。(中国の夏(か)時代(紀元前2千年ごろ、戦国時代(紀元前5〜前3世紀)や隋・唐時代(6〜10世紀)の青銅鏡など300点以上)

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                         中国の戦国時代の「二重鏡」


 奈良文化財研究所の難波洋三・埋蔵文化財センター長は「日本の重要文化財級のものも多数あり、世界一の質を誇る中国鏡コレクションといっていい」と高く評価している。
 夏時代の可能性があるものから、12世紀に滅亡した北宋時代にかけての遺物。大半は青銅鏡で、ほかに鉄鏡なども含まれる。コレクションの存在は国内では一部の研究者が知るだけだったが、中国の研究者からは以前から注目されていた。
 「螺鈿宝相華紋八花鏡」(直径30・5センチ)は夜光貝や赤い琥珀、トルコ石などで飾られた豪華な鏡。正倉院宝物の「平螺鈿背八角鏡」と同じ技法で制作されており、難波センター長は「非常に大きな鏡で状態も良い。正倉院の鏡に匹敵する価値がある」と指摘する。 ノコギリ状の縁があり、トルコ石がはめ込まれた「松緑石象嵌鋸歯縁鏡」は直径21・8センチ。夏時代の青銅器と推測されるが、鏡かどうかについては、さらに研究が必要という。
 コレクションをめぐっては今後、兵庫県立考古博物館(播磨町)が鑑定・調査を進める。(堀井正純)


産経ニュース 2月10日

世界最古の中国の銅鏡の可能性

千石氏が香港や中国本土などで収集した、中国の戦国時代(紀元前5〜前3世紀)や隋・唐時代(6〜10世紀)のコレクション。なかでも「松緑(しょうりょく)石象(せきぞう)嵌鋸(がんきょ)歯縁鏡(しえんきょう)」(直径21・8センチ)は、歯車型の形状などから、中国でも見つかっていない夏時代の銅鏡の可能性があるという。


銅鏡(Wikipedia)

中国

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                     前漢の銅鏡(徐州西漢楚王陵墓より出土)

中国では戦国時代から唐時代に主に製作された。形態は円形が多く(まれに方鏡もある)、直径は数十cm程度である。磨かれた鏡面の裏側には中心に鈕(つまみ)があり、その周囲にさまざまな画像や文様が鋳出されている。

古代中国製の銅鏡には、神像と動物文を鋳出した神獣鏡が多く、その他、背面の文様によって「方格規矩鏡(ほうかくきくきょう)」「海獣葡萄鏡」「内行花文鏡(ないこうかもんきょう)」などさまざまな形式に分類されている。用途としては、現在使われている鏡のように単純に物の姿を映し出す道具としてではなく、祭祀・呪術用の道具として用いられたと考えられている。

銅鏡史料館(古代編)
古鏡の世界〜会津八一コレクション〜銅鏡データベース


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