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zoom RSS 三井造船が昭和飛行機にラブコール その狙いは?

<<   作成日時 : 2014/02/14 01:18   >>

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船が空にラブコール。はたして技術的、ノウハウ的シナジーは生まれるのでしょうか?



昭和飛行機は技術力はもちろんのこと、豊富な不動産を活用して利益を上げている会社です。昭和飛行機(Wikipedia)によると、その沿革は次のようになっており、東京都昭島市に広大な土地を持っています。

1937年(昭和12年)6月 - 会社設立。
1938年(昭和13年)3月 - 東京製作所(東京都昭島市田中町所在)においてDC-3(零式輸送機)の製造を開始。
1955年(昭和30年)6月 - 大神作業所において特殊車両(タンクローリー、特殊トレーラー)製造を開始。
1960年(昭和35年)1月 - ヘキセル社からハニカムの技術援助契約締結
1961年(昭和36年)10月 - 東京証券取引所第二部上場
1969年(昭和44年)8月 - 米軍接収施設の飛行場地域全面返還、跡地にゴルフ場を開設。
1984年(昭和59年)4月 - 昭島駅北口前に大型ショッピングセンター「モリタウン」開設
1997年(平成9年)4月 - 米国シアトルの駐在員事務所を法人化し、Showa Aircraft U.S.A. Inc.を設立

昭和飛行機は大きな純資産を持ちますが、この純資産を270億円として、その30%は81億円。これを165億円かけて買おうとしています。名目はノウハウの提供ですが、その狙いは三井造船の新規事業のあくなき追求ではないでしょうか。もしそうであるとすると、三井造船が昭和飛行機から取得したい多くの技術やそのノウハウがあるはずです。

なお、昭和飛行機と三井造船が計算した昭和飛行機の理論株価は次のようになっています。

  市場株価平均法   1,112円から1,159円
  類似会社比較法   1,390円から1,859円
  DCF法         1,176円から1,760円

このTOBが成功するかどうかはまだ不明です。3月17日が楽しみです。




日本経済新聞 1月30日

三井造船、昭和飛行機工業を子会社に 最大165億円でTOB公開

 三井造船は30日、東証2部上場で輸送用機器などを手掛ける昭和飛行機工業に対するTOB(株式公開買い付け)を実施すると発表した。現在は30.54%を実質的に保有する持ち分法適用会社だが、55.27〜60.29%に引き上げて連結子会社にする。取得額は最大で165億円を見込む。

 期間は31日から3月17日までで、1株1650円で買い付ける。TOB成立後も昭和飛行機は上場を維持する。

 昭和飛行機はタンクローリーや航空機部材などを製造している。子会社にすることで三井造船のノウハウを生かして生産を効率化するほか、新規分野への参入を見込む。



JC-Net 1月31日

三井造船/昭和飛行機工業買収で昭和飛行機株ストップ高

本日の昭和飛行機工業の株価は、買収価格1,650円に鞘寄せする形で、30日の1,121円からストップ高となっている。




昭和飛行機株 日足
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昭和飛行機株 週足
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三井造船株 日足
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昭和飛行機決算データ
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三井造船決算データ
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昭和飛行機財務諸表
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Kabutanより

昭和飛行機工業

SHOWA AIRCRAFT
URLhttp://www.showa-aircraft.co.jp/
概要利益の大半が不動産賃貸。製造兼営も水面下。改造電気自動車を育成。
業種輸送用機器
テーマ[宇宙開発関連][防衛][航空機][電気自動車関連][含み資産]


三井造船

MITSUI SHIPBG.
URLhttp://www.mes.co.jp/
概要三井系の造船、重機大手。船舶ディーゼルで首位。機械・プラント部門強化。
業種輸送用機器
テーマ[バラスト水処理装置][海底資源][水関連][石炭ガス化複合発電][LNG][バイオガス][船舶][大気汚染][インドネシア関連][砂漠緑化][土壌汚染][海水淡水化][メタンハイドレート][バイオエタノール][有機EL製造装置][バイオマス発電][潮力発電][太陽熱発電][メガソーラー][波力発電][円安メリット][パワー半導体][リチウムイオン電池部材・部品][復興関連][橋梁][ベトナム関連][放射能対策][シェールガス][インフラ輸出][アベノミクス関連][PM2.5][風力発電関連]




追加情報

日本経済新聞 3月18日

三井造船、昭和飛行機へのTOB成立

 三井造船は18日、持ち分法適用会社でタンクローリーなどの大型特殊車両を手掛ける昭和飛行機工業へのTOB(株式公開買い付け)が17日に成立したと発表した。予定数の上限(1000万株)を超える1697万3012株の応募があり、上限まで買い付ける。
 取得費用は165億円で、実質的な保有比率は30.54%から60.29%に高まる。24日に決済し、昭和飛行機は三井造船の連結子会社になるが、上場は維持する。


補足説明
 平成25年3月末現在の株式
   発行済み株式総数  3361万株
   上位10社保有株式  1848万株   内、三井造船 513万株
   その他の株式     1513万株
   応募株式        1697万株
   三井造船買取株   1000万株
   買取からもれた株   697万株

株価の動き

1月30日に1650円の買取価格でのTOB開始が公告されると、それまで1100円付近で安定していた株価は一気に1500円近辺まで上昇し、その後は大きな変化はなかった。この1500円という株価は、TOBへの応募数株数が1000万株を超えると、買取は比例配分となることを見越した額であると考えられる。

試しに、応募株式の6割が1650円で買い取られ、他の4割(買い取られない株式)は買取前の1100円としてその加重平均を求めると1470円となり、1500円に近い金額となる。このTOBに応募する株式総数はすでに読み込み済みであり、関係者がその金額に速やかに修練したことになる。

波乱が起こったのは、買取終了日の3月17日(月)である。この日は約50円上がり1550円近くとなった。最後の駆け込みと思えば理解ができる。

理解ができないのは3月18日(火)である。TOB期間が終わったにもかかわらず1630円付近までの上昇が見られた。ごく一部の投資家が、TOBが成立しない場合に、三井造船自身が1650円での買い付けを開始すると読んだためかもしれない。あくまでも可能性の話である。

そして、3月19日(水)。前日にTOBが成立したことが広報されたので、株価は前日比−367円と順当にストップ安(−400円)付近まで値を下げた。東証1部、2部を通して最大の下げ幅(下げ割合)であった。


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Jijicom 4月21日

〔決算〕三井造船、純利益を上方修正=昭和飛行機TOBに伴う負ののれん計上

 三井造船=2014年3月期の連結業績予想で、純利益を従来予想の70億円から上方修正。昭和飛行機工業をTOB(株式公開買い付け)で連結子会社化したことに伴う負ののれんなどを特別利益に計上した。営業益は円安が想定よりも進んだことから、従来予想の160億円から上方修正。一方、売上高は、エンジニアリング部門の受注遅れの影響で6800億円から下方修正した。



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2014/02/16 00:56

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