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zoom RSS QOLを維持し、老後も含めて一生を健康に過ごすための方法は?

<<   作成日時 : 2014/02/23 00:15   >>

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ここ約7年、父母の健康が優れずに毎週のように病院に通っているが、そこから見えてくるのは日本の医療の異常性だ。ただし、この異常性という言葉はあくまでも個人的な主観を含んだ言葉であり、多くの人々にとっては日本の高度医療はありがたいはずなので、本日のブログはあくまでも私の、私だけの個人的な意見であることをまずお断りして筆を進めなければならない。

ある程度以上の大きな病院に行くと、その患者のほとんどが65歳以上で、若い人(50歳台以下)の姿は1割にも満たないように感じられる。事実、そうであると思う。老人は複数の病気を抱えている場合が多いので、今週はこちらの病院とあちらの病院、そして来週はこちらの病院とあちらの病院ということになる。なかなかのハードスケジュールである。加えて、老人のことである。病院に行くにも足がない。そこで誰かが付き添わなければならない事態が当然のように発生する。

子供に兄弟が多ければなんとか対処もできるが、少子化の時代、兄弟の数が限られると、介護のために会社を辞めなければならなくなるものも出てくる。私の大学時代の友達もちょうどこの介護の年齢に達し、会社の就業時間を2時間はやめて介護のために夕方に時間を作るもの、潔く会社を辞めたものなど、他人事とは思えない状況がすでに発生している。わたしもこの病院通いのために多くの時間を割いてきた。

親の介護であるから時間を割くのは当然のことである。私はそこは子供の義務と割り切っている。育ててくれた親であるので当然のことだ。私が問題と思っているのは、普通の病気でも地域の個人病院で診察が受けにくいことである。すこし症状が進むとすぐに大病院への紹介状が書かれることになり、結局は物理的に遠い病院に通わなければならないことになる。ホームドクター。すでにこの言葉は死語となったと私は感じている。両親ともにかかりつけの医者といえば大病院の先生で、この先生方はきっと多くの患者のホームドクター?になっているに違いない。

近くの個人病院で管理できる病気は近くで。これができるためには開業医にそれ相応の実力が必要となる。現在は医業の分野が細分化がされ、さらに高価な医療機器を備えていないと患者が集まってこない。個人開業医ではこの初期投資ができないのである。また、わたしは何科の専門です、と言っていては、同じ症状に見えても他の病気であった場合には診断がつかず、場合によっては誤診につながるので、結局は大病院への紹介状ということになる。こんなことを繰り返していては開業医の実力は向上してこない。近くにホームドクターを持つことなど、到底不可能なことと思える。

日本の医療は間違いなく進んでいるが、患者は医者を信じきれず、セカンドオピニオン、サードオピニオンと病院を飛び回っている。父母の場合にもそうであったが、いくつかの病院を渡り歩き、やっとのことで治療してもらえる病院に行き着く。これでいいといえばいいのだろうが、病気といえば本来は待ったなし。やはり良いはずはない。

西欧諸国では、かならずホームドクターが付き、個人の健康状態を管理していると聞く。私には残念ながら医学の基礎知識がないので詳しいことは分からないが、もし大病院と個人開業医の間にホットラインがあり、難しい症例について開業医が広く相談できるシステムがあれば、地域のホームドクター制度は確立できるのではないだろうか。もしホームドクターが、個人個人を管理できれば、栄養・運動等を事細かに指導でき、今より少ない費用でQOLを高めることができるように思う。実際にはすでにこのようなシステムがこの日本に存在しているかもしれないが、わたしはまだこのことを聞いたことがない。

国もメタボ管理など、QOLを高めるための施策に力を入れているようにも見えるが、その実、掛け声だおれではないだろうか。「あなたは注意しなければこれから病気になるリスクが高まりますよ」とは言ってくれるがそこまでである。具体的な管理をどうするのか? 具体的には、高血圧症、糖尿病、脂質異常を避け、質の高い生活を送るためにはどういう生活をするべきなのかを30歳台、40歳台、50歳台、そして60歳台を通じて継続的に指導していく体制が求められている、と私は感じている。ここで重要となるのは、やはり近くの気心がしれたホームドクターである。


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2014/03/25 05:53

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