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zoom RSS 新型万能細胞STAPの発見と人の思い込みの怖さ

<<   作成日時 : 2014/02/03 05:48   >>

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やっと興奮も少し覚めてきたが、神戸の理化学研究所小保方晴子さん(30歳)の新型万能細胞STAPの発見は、日本はもとより世界に大きな衝撃を与えた。この衝撃の本質は一体何であったのか? 考えてみた。

私を含めて多くの人々がiPS細胞がこの分野での最終的な方法(手段)であると思い込んでいた。まず第一世代はES細胞であるが、これは受精卵の胚を用いる必要があったので生命倫理に深く関係し、多くの議論が巻き起こっていた。そんな時に彗星のごとく登場したのがご存知のiPS細胞の発見・第二世代である。これはヒトの受精卵を用いなくとも、体細胞に4つの酵素を働かせることにより万能細胞が作り出せるという画期的な発見の成果であり、ノーベル賞も受賞した。現在はこの方法の実用化に向けた努力が世界中で精力的に行われている。そんな時に、細胞を弱酸性の条件下で培養するだけで、iPS細胞を作るよりも短時間に効率よく万能細胞であるSTAP細胞を作ることができるとの第三世代の報告がなされたわけである。

STAP細胞の発見は5年前に遡る。小保方さんはこの発見を信じてもらおうと査読付きの論文に投稿を続けたが、掲載不可の判定を受け続けていた。それが今回ネイチャー1月30日号に掲載され、急遽世界中の脚光を浴びることになったものである。

1.世界中の頭脳が苦労の末にたどり着いたiPS細胞という最終手段に、若干30歳(発見当時は25歳)、しかも女性の頭脳がたどり着けるはずがないという思い込み。
 常識という得体の知れない壁が立ちはだかっていた訳である。

2.iPS細胞は科学的に細胞の機能を解析した、論理的な積み上げの上に成立した成果であるが、STAP細胞は現象としては存在するかもしれないが、その現象を引き起こす科学的根拠が解明され尽くしていたわけではないこと。
 人はその現象を説明するために、論理をもとめる。科学は過去からの積み上げで成り立ち進歩していくものであるので、今まで知られている事実で今回のSTAP細胞の事例が説明できるかが重要視される。しかしながら、その発見に新規性があればあるほど、その発見の事実は今までの常識からはかけ離れることになる可能性が大きい。人々の常識が少しずつ変化し、STAP細胞を認めるまでには時間が必要となる。

3.過去に非常に多くの科学者が、同じ条件で実験した可能性はあるが、だれもそのような観察はしていないという事実。
 同じ現象を見つけた科学者がいたとしても、そんな現象が起こるはずはないと思い込んでいるから、その発見は都合の悪いデータ、あるいは実験の失敗として葬り去られたであろうことは容易に想像される。「コロンブスの卵」の例にもあるように、人間の思い込み(自分自身を閉じ込める牢獄)から自分自身を助け出すことはできない。

4.ヒトは過去の延長線上に現在・未来を考えるという事実。
 これは3.にも関連するが、いわゆる常識の世界の話である。事象の認識や、論理的判断の根拠をいままでの経験に負っているということである。そこで「そんなことは起こるはずがない」という言葉が、同じ分野の研究者より浴びせかけられることになる。STAP細胞の発見者・小保方さんの場合にも、世界的権威の論文に投稿し、その査読者から否定的な言葉を浴びせられ、泣き明かしたとある。それでも、強い信念を持って今日に至った。

5.実験で得られた結果は絶対であるが、人は自分で体験したことしか信じないという事実。
 自分で経験したことはそれが多少今までの常識と異なっていても、人は案外、それを受け入れる度量を持ち合わせている。だが、他人が発見した事実についてはその限りでない。研究は新しい発見により前進していくものであるが、その前進の速度を遅くしたり、あるいは全く進まなくするのは周囲の人々の常識である場合が多い。周囲の人々の抵抗に逆らって研究を推し進めていくのは、新しい事実の発見にかかるエネルギーと等しいエネルギー、場合によってははるかそれ以上のエネルギーが必要となる。今回の発見はエネルギッシュな小保方さんがいて初めて成立したものである。

6.オピニオン・リーダーの存在
 自分ではそのようなことはなかなか信じられないが、誰それがそう言っているから信じても良いのではないかという事実。
 これはある面、人間の弱さにも関連する項目である。あの人が信じているから間違いないであろうと、自分の判断を人の判断に委ねてしまうわけである。理論的な思考法を礎に真理を探求していく科学者といえどもその本質は人間である。たとえそれが事実であると自分自身で信じたとしても、それを公言するには勇気が必要である。今回のSTAP細胞の事実を円熟した科学者が発見していたとすると、その事実が公表されることはあったであろうか?



Review of Obokata stress reprogramming Nature papers

Posted on January 29, 2014


Update: see more thoughts on STAP stem cells here.

In two Nature papers (here and here) published today researchers report the astounding finding of reprogramming differentiated cells back to a pluripotent or even totipotent state simply by exposing the cells to extreme environmental stress.

No genes. No proteins. No nuclear transfer. Just stressing the heck out of the cells, for example, by exposing them to acid. Nature writer David Cyranoski entitled his news piece on these papers “Acid bath offers easy path to stem cells”, which I thought was clever.

The authors report the creation of iPS like cells via sub-lethal stress and have named the cells stimulus-trigged acquisition of pluripotency (STAP) cells.

(continue)



Nature (Article) 505, 641〜647, 2014
Stimulus-triggered fate conversion of somatic cells into pluripotency
Haruko Obokata, TeruhikoWakayama, Yoshiki Sasai, Koji Kojima, Martin P. Vacanti, Hitoshi Niwa, Masayuki Yamato & Charles A. Vacanti

Nature (Letter) 505, 676〜680, 2014
Bidirectional developmental potential in reprogrammed cells with acquired pluripotency
Haruko Obokata, Yoshiki Sasai, Hitoshi Niwa, Mitsutaka Kadota, Munazah Andrabi, Nozomu Takata, Mikiko Tokoro, Yukari Terashita, Shigenobu Yonemura, Charles A. Vacanti & Teruhiko Wakayama




STAP細胞に関する関連記事を追加する。

BLOGS 2月1日

小保方晴子博士の「STAP細胞」特許出願は基本特許となるか?

「数世紀に及ぶ生物細胞学の歴史を愚弄するものである」ー2012年、英Natureが彼女の論文の掲載を却下したときの査読者の評だという。理化学研究所の小保方晴子博士の発見したSTAP細胞はそれほどに「非常識」に満ちている。受精卵から体細胞へ分化すると、細胞は分化状態をメモリのように記憶しており、多能性細胞などの未分化細胞に戻る(初期化する)ことはないというのがかつての常識であり、体細胞を初期化するには高度な遺伝子操作が必要であると考えられていた。小保方博士の発見は、体細胞に一定のストレス(弱酸性の刺激)を与えることで、分化状態の記憶が消去され、多能性を再び獲得するということのようである。

小保方博士は、大学院時代に留学していたハーバード大のチャールズ・バカンティ教授らと共同で国際特許出願(公開公報WO2013/163296 A1”Generating pluripotent cells de novo”)をしている。門外漢の私には専門的で何もわからないだろうと思ったが、特許請求の範囲(クレーム)を読んで驚いた。請求項1には、

1. A method to generate a pluripotent cell, comprising subjecting a cell to a stress.(「細胞をストレスにさらすことを備える多能性細胞生成方法」)

と記載されているだけであり、素人の私でもわかる「そのまま」なのである。小保方博士の今回の発明をこれ以上広い権利で言い表すことはできないであろう。特許請求の範囲をいかに広く記載するかが、特許の価値を左右する。学者の特許出願は、いきおい学術的になりがちであり、特許請求の範囲に余計な専門的限定が含まれ、狭い権利となることが多い。小保方博士らの国際特許出願は、その点、特許請求の範囲の記載はいずれも非常に広く書かれており、この分野の特許出願としては優れものであると思う。彼女の発明がきわめてシンプルな発想から生まれていることも大きな要因であろう。請求項1がこのまま特許になれば、間違いなく世界を制覇する「基本特許」となるだろう。

(中略)

それにしても、 小保方博士の特許出願は、Google Patent Searchで”haruko obokata”と入力するだけで誰でも閲覧できるのだから、日本のマスメディアは、「リケジョ」を追いかけ回す前に、論文を取り寄せたり、特許出願を検索してみるなど、もう少し自分で彼女の研究成果を調べる努力をしてみてはどうかと思う。特許出願には論文には記載されない技術情報があったり、研究開発の苦労や方向性などが示唆されていることもあり、第一級の資料である。ここからまだまだいろいろなことが読み取れるだろう。





追加情報

毎日新聞 2月15日

<STAP細胞>「不自然な画像」指摘受け理研が論文を調査

 新しい万能細胞「STAP細胞(刺激惹起=じゃっき=性多能性獲得細胞)」を作ったと発表した小保方晴子・理化学研究所研究ユニットリーダーら日米の研究チームの論文について、インターネット上で「不自然な画像データが使われている」と指摘があり、理研広報室は14日、外部の専門家も加えて調査を始めたと明らかにした。理研は「研究成果そのものに問題はないと考えている」と説明する。

 調査対象は、1月30日付の英科学誌ネイチャーに掲載された論文2本。マウスのリンパ球に刺激を与えるだけで、体のあらゆる細胞になる多能性を獲得するという内容だ。

 しかし、ネット上のさまざまなサイトで、▽論文の画像データの一部が過去の論文の画像を流用した可能性がある▽STAP細胞から作ったとする胎盤の写真が使い回しされている−−などと指摘された。このため、理研は複数の専門家による調査を13日に開始した。結果はまとまり次第、公表する方針。

 理研は13〜14日、小保方さんらに聞き取り調査も実施し、「現時点では研究成果は揺るぎないと判断しているが、外部から指摘があったため調査を始めた」と述べた。【須田桃子】



アメーバニュース 2月18日

小保方晴子博士が直面している問題(論文掲載画像の捏造問題)

小保方晴子が筆頭著者の論文の不適切さについて

STAP細胞で有名になった理化学研究所の小保方晴子。時の人だ。はやくもノーベル賞受賞濃厚と騒ぐ人もいる。

現在そんな彼女が"ある分野"でも話題になっている。すでに彼女が筆頭著者になっている論文にいくつかの指摘がある[1]。某サイトでは話題になり現在検証中。STAP細胞の議論関連のサイト*1も一部で話題だ[2][3]。そのうちまとめサイトができるだろう。

(文章は続く)

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理化学研究所 3月5日

STAP細胞作製に関する実験手技解説の発表について

理化学研究所は本日、社会的に注目されているSTAP細胞の作製に関する実験手技解説(Technical Tips)を「Nature protocol exchange」で発表します。時間は15時を予定しています。

科学研究における再現性を含む評価は、科学的根拠を基に研究者社会において検証いただくものと考えております。

研究グループが既に発表した論文(Nature 505, 641–647)には、STAP細胞作製法の方法論を掲載していますが、文書スペースの都合上、詳細の記載には限界があります。論文発表以来、研究グループでは多くの研究者が今回の現象を再現するための一助として、細かいノウハウを説明する実験手技解説の準備に取り組んで参りました。今回、その一環として、STAP細胞等の作製に関するより詳細な実験手技解説を発表します。

[Nature Protocol Exchange ]

[PDF ] *Nature Protocol Exchangeに登録されていない方はこちらをご覧下さい。

これまで研究グループに問い合わせが多かった点や間違いやすいポイントを中心に、実用的な実験ノウハウとその解説を行っております。

今後、さらにより体系的な実験手技解説も準備し、整い次第、学術誌やオンライン媒体等で発表していく予定です。

なお、研究所では、Nature誌に掲載された論文に関し、様々な指摘があることを真摯に受け止め、所内外の有識者による調査を行っています。調査の結果が出た時点で速やかに公表します。

※実験手技解説をNature Protocol Exchangeに15時に公開する予定でしたが、公開の手続きの関係上、しばらく時間を要する見込みです。
同じ実験手技解説のPDFを15時過ぎに公開しましたので、上記PDFファイルをご覧ください。(3月5日16:30)




朝日新聞デジタル 3月5日

STAP細胞の作製手順を公表 理研、国内外の要望受け

 新しい万能細胞「STAP(スタップ)細胞」について、理化学研究所発生・再生科学総合研究センター(神戸市)は5日、詳しい作製手順をまとめた文書をウェブサイトで公表した。国内外の研究者から「論文の情報だけでは細胞を作れない」などとして、より詳しい手順の公開を求める声が出ていた。

 理研の小保方(おぼかた)晴子ユニットリーダーらのグループは1月末に英科学誌ネイチャーに発表した論文でSTAP細胞の作り方を公表した。マウスの赤ちゃんから採った細胞を弱い酸性の液体に浸すという方法だった。

 今回は、この細胞の作り始めから終わりまでを8段階に分けたマニュアルを公表した。STAP細胞に変えたい細胞は事前に酵素などでバラバラにしておくことや、オスの細胞のほうがメスよりできやすいなど、細かな注意点も記した。

 この細胞作製に成功したことを明らかにしたのは今のところ、論文を書いた理研と米ハーバード大の研究グループだけで、国内外の研究者がより詳細な作製手順の公開を要望していた。




産経ニュース 3月6日

STAP細胞 小保方さん、再現実験に成功 論文発表後初めて

 理研は5日、小保方晴子研究ユニットリーダーが1月末の論文発表後、初めてSTAP細胞の再現実験に成功したことを明らかにした。実験の客観的な証明には第三者による再現が必要だが、成果の正しさを一定程度裏付けた形だ。

 理研によると、小保方氏は理研発生・再生科学総合研究センターで先月、再現実験を開始。論文通りの手法でマウスの体細胞を弱酸性溶液で刺激し、あらゆる細胞に分化できるSTAP細胞を作製することに成功した。細かい実験手順も含め同センターとして正しさを再確認したとしている。



The Wall Street Journal 3月10日

STAP細胞「証拠ない」=「論文取り下げを」共同研究者—第三者機関で分析へ

 理化学研究所の小保方晴子研究ユニットリーダー(30)らが発表した新万能細胞「STAP(スタップ)細胞」の論文の画像に不自然な点が指摘されている問題で、共同研究者の若山照彦山梨大教授は10日、同大で取材に応じ、マウスの通常の細胞からSTAP細胞ができたとする成果について「証拠がない」と述べた。

 若山教授は「間違いがあったかどうか、論文の将来のためにも1回取り下げて、厳しい審査にかけた方がいい」と話した。小保方氏らには同日午後、論文の取り下げを勧めるメールを送ったという。

 若山教授はホームページでもコメントを発表し、小保方氏らから提供されたSTAP細胞を公的な第三者機関に提供し、分析を依頼する考えを示した。 

[時事通信社]



YOMIURI ONLINE 3月12日

STAP細胞論文、共著者の米教授が撤回に難色

 【ワシントン=中島達雄】理化学研究所の小保方晴子ユニットリーダー(30)らが発表した新しい万能細胞「STAP細胞」の論文2本に不自然な画像の使用などが見つかった問題について、両論文の著者の一人である米ハーバード大医学部のチャールズ・バカンティ教授(63)は11日、読売新聞の取材に対し、「結論には影響しない」と改めて強調し、論文の撤回に難色を示した。



3月14日  本日は理研による内部調査の中間報告があった

THE WALL STREET JOURNAL 3月14日

「2項目は不正なし」=重要画像は「酷似」—STAP細胞で中間報告

 理研は14日、中間報告を公表した。調査対象6項目のうち2項目について「データの取り扱いに不適切な点はあったが、不正には当たらない」と判断し、4項目は調査を継続する。これまでに明らかな捏造(ねつぞう)は確認されていないという。

 理研の野依良治理事長は記者会見で、「多くの方にご迷惑を掛け、おわびする」と陳謝。小保方氏が所属する理研発生・再生科学総合研究センター(CDB、神戸市)の竹市雅俊センター長は「信頼性を著しく損ねる誤りが発見され、撤回を著者に勧めた。STAP細胞の真偽は独立の研究グループによる検証・再現が唯一の手段だ」と述べた。

 ネイチャー論文で、STAP細胞がさまざまな細胞に変わる万能性を持つ重要な証拠として掲載された画像は、小保方氏が3年前の博士論文に載せた画像から流用した疑いが持たれている。中間報告は、二つの画像が酷似していると認めた。 


同 3月14日

「下書きで使った物が残っている」―小保方氏、博士論文巡る疑惑で


 小保方氏は電子メールで「現在、マスコミに流れている博士論文は審査に合格したものではなく下書き段階の物が製本され残ってしまっている」と説明。

 さらに、下書き段階で参考のために転載した文章や図表が引用も訂正もなく、そのまま残っていると述べた。大学側には、小保方氏が下書きだとしているこの論文の撤回を要請したという。

 早稲田大学の広報担当者は、そのような要請は認識しておらず、別版の博士論文についても知らないと述べた。また、大学による博士論文について指摘された疑問点に関する調査は継続中だと話した。


ZAKZAK 3月14日

小保方さん、米紙で反論 広まっている「博士論文」は下書き

 ダウ・ジョーンズ通信によると、小保方氏は14日、早稲田大に提出したものとしてメディアに広まっている「博士論文」について「学位審査をパスした(最終的な)ものではなく下書き」と反論した。米紙ウォールストリート・ジャーナルの取材に電子メールで答えた。

 報じられている英語の「博士論文」は骨髄から採取した細胞がさまざまな細胞に変化できることなどを示したもので、約100ページのうち、冒頭の26ページを割いて幹細胞研究の意義や背景を説明しているが、うち20ページは米国立衛生研究所(NIH)のサイト中とほぼ同じ記述だったと指摘されている。

 「STAP細胞」論文の画像は「博士論文」からの流用との疑惑も持ち上がっている。


毎日新聞 3月14日

STAP細胞:「論文取り下げ検討」 小保方さんらがコメント発表

 STAP現象に関する私共の論文の不備について多方面から様々なご指摘を頂いていることを真摯に受け止め、そのことが混乱をもたらしていることについて心よりお詫び申し上げます。本件に関して、理化学研究所で行われている調査に、今後とも迅速に応じて参る所存です。また、論文内に確認した複数の不適切または不正確な点に関しては、速やかにNatureへ報告して参りましたが論文にこうした不備が見つかったことはその信頼性を損ねるものと著者として重く受け止め、今回の論文を取り下げる可能性についても所外の共著者と連絡をとり検討しております。

 今回は、経過中の調査の中間報告がなされる場であることから、書面でのコメントになりますが、適切な時期に改めて説明する機会を設け、誠意をもって対応してまいります。

2014年3月14日

小保方晴子、笹井芳樹、丹羽仁史

独立行政法人理化学研究所 発生・再生科学総合研究センター



日本経済新聞 3月21日

STAP細胞、共著の米教授が別の作製法公開

 【ワシントン=共同】理化学研究所のSTAP細胞論文の共著者である米ハーバード大のチャールズ・バカンティ教授が所属する米ブリガム・アンド・ウィメンズ病院の研究室のホームページに、STAP細胞の独自の作製法が20日、公開された。

 公開された作製法は「私たちの研究室で効率が良いと判明した手法だ。2種類の手順を組み合わせた」と説明。ネイチャー論文や今月5日に小保方氏らが公開した作製法とは異なり、STAP細胞のもとになる体細胞を弱酸性溶液で刺激するだけでなく、細いピペット(管)に体細胞を通すことでさらに物理的刺激を加えるとしている。



NHK 3月25日

STAP細胞 実験マウスに新たな疑問

STAP細胞を巡る問題で、小保方晴子研究ユニットリーダーがマウスから作り出したとしていたSTAP細胞2株の遺伝子を共同研究者が調べたところ、この細胞が、実験に使われていないはずの別の種類のマウスのものだったことが、関係者の証言で分かりました。

専門家は、論文で出来たとされ凍結保存されている8株のSTAP細胞すべてについて詳しく調べるべきだとしています。

遺伝子が調べられたのは、共同研究者の若山照彦山梨大学教授が特殊な処理をして凍結保存していたSTAP細胞2株で、若山教授がどんなマウスからでも作製が可能か調べるため、小保方さんに論文の実験で使ったのとは異なる129系統という種類のマウスを手渡し、作製を依頼したものです。

2株の細胞の遺伝子を調べたところ、細胞は129系統のマウスのものではなく、いずれもこの実験には使っていないはずのB6とF1という2種類のマウスのものだったことが分かりました。

今回検出されたB6、F1、それに129の系統のマウスは、いずれも万能細胞の1つ「ES細胞」を作るのによく使われ、研究の現場では、これらのマウスから作ったES細胞が広く実験に使われています。



毎日新聞 4月1日

小保方晴子さんが単独で「STAP細胞論文を捏造・改ざん」理研が最終報告書

小保方晴子さんらが発表したSTAP細胞論文に多くの疑問が指摘されている問題で、理化学研究所(理研)は4月1日、記者会見を開き、調査委員会による最終報告書を公表した。

報告書によると、論文の捏造は小保方さんが単独で行ったものであり、同論文の共同執筆者については、不正行為への関与はなかったとの報告がなされた。小保方さんらへの処分については、午後に行われる記者会見で発表される。



毎日新聞 4月1日

STAP細胞:小保方さん処分は1カ月後 理研

 調査委の最終報告では、小保方さんら論文著者らの処分については言及を避けた。理研の「科学研究上の不正行為への基本的対応方針」(2005年)によると、研究不正が認定された場合、懲戒委員会を経たうえでの不正認定を受けた研究者の処分▽研究費使用の禁止▽研究費の返還−−などの対応が取られる可能性がある。処分については、対象者の弁明を聞く機会などを設定するため、懲戒委の結論が出るまで1カ月程度はかかるという。



朝日新聞 4月1日

小保方氏「撤回同意の覚えない」 ネイチャーに訂正論文

 小保方晴子氏の代理人弁護士は1日、英科学誌ネイチャーに発表したSTAP細胞の論文について小保方氏が「撤回に同意した覚えはない。撤回の意思もない」と話していることを明らかにした。3月9日にネイチャーに訂正論文を提出したという。朝日新聞の取材に答えた。

 これに対し、理研本部の広報室は、竹市雅俊・理研発生・再生科学総合研究センター長が同10日に小保方氏に論文撤回を口頭で勧め、同意の返事を得たと説明している。理研は同14日の記者会見でも小保方氏が論文撤回提案に同意したと説明していた。

 小保方氏は1日、代理人弁護士を通じて、理研調査委の最終報告に対するコメントも発表した。「悪意のない間違いであるにもかかわらず、改ざん、捏造と決めつけられたことはとても承服できません」などとして、理研に不服申し立てする考えを示した。



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