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zoom RSS STAP細胞 信念が確信となり、確信が疑念に変わったとき・・・

<<   作成日時 : 2014/03/15 01:17   >>

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STAP細胞論文の共著者である若山教授の「確信がなくなった」との言葉を聞いて、私は愕然とした。なぜそうなったのか?

研究にはまずアイデアがあり、そのアイデアがきっとモノになるとの信念をもって実験に取り組む。そして、実験の積み重ねより当初のアイデアは間違いがないとの確信に至る。これが研究を推し進める上での通常の道筋である。

信念とは、「正しいと信じる自分の考え」
確信とは、「固く信じて疑わないこと」

確信まで到達すると、アイデア(仮説)はリアル(真実)に変化している。今回はこの真実が揺らいでいるわけである。若山教授の言葉を借りれば、真実と信じていたものはその手前の確信であったことになる。このゆらぎはどこかの外部機関でSTAP細胞の作成に成功しない限り止まらないだろう。

さて、共著者が自身の論文に疑義を挟むなどということは、私の属している化学の世界ではめったにないことである。生命科学は生き物を扱うだけに、化学と比較して再現性を得ることが難しいことにその原因の一端があるものと思われる。

化学分野の私からすると今回のSTAP細胞論文の共著者の多さにはびっくりさせられる。医学に関する他の論文の共著者は総じて多い傾向である。朝日新聞デジタルにこれら共著者の役割分担が記されている。これによると、本論文に責任を持つべきは小保方晴子さん、笹井芳樹さん、米ハーバード大のマーティン・バカンティ医師となる。

だが気になる。この役割分担でSTAP細胞作成に関わっているのは小保方さん一人である。そして、小保方さんの作成したSTAP細胞の万能性をマウスで確認するのは若山教授ただ一人である。この重要な工程においてクロスチェックができていなかった(と考えられる)ことが今回の問題発生の根本原因である。

STAP細胞はiPS細胞と比較して簡単に作れるとの触れ込みであったが、現在はどこの外部機関もその作成には成功していない。理研内部でその作成(追試)に成功すれば、そのことを大々的に広報すると考えられるが、まだそのような朗報は聞かれない。

STAP細胞。この存在を疑いかけたらキリがない。信じているものに裏切られた時には人の心は正反対の方向に揺れる。そんなものは元から存在などするはずはなかったのだと。しかし、これはあまりにも評論家的な意見である。意見というよりも単なる感情である。

STAP細胞。その存在の可能性が一旦は示され、その存在がいまは揺らいでいるが、全く否定されてしまったわけではない。若山教授が言うように、一旦冷静になり、落ち着いて一つ一つの検証を行い、その結果を待ってから「STAP細胞は存在しました」「報告内容は間違いでした」と言うのが正解だと思う。科学者は真実追求の前に冷静さを失ってはならない。



著者 8名
Nature (Article) 505, 641〜647, 2014
Stimulus-triggered fate conversion of somatic cells into pluripotency
Haruko Obokata, TeruhikoWakayama, Yoshiki Sasai, Koji Kojima, Martin P. Vacanti, Hitoshi Niwa, Masayuki Yamato & Charles A. Vacanti

著者 11名
Nature (Letter) 505, 676〜680, 2014
Bidirectional developmental potential in reprogrammed cells with acquired pluripotency
Haruko Obokata, Yoshiki Sasai, Hitoshi Niwa, Mitsutaka Kadota, Munazah Andrabi, Nozomu Takata, Mikiko Tokoro, Yukari Terashita, Shigenobu Yonemura, Charles A. Vacanti & Teruhiko Wakayama



朝日新聞デジタル 3月14日

着想やマウス実験、共著者8人が分担 STAP細胞主要論文

画像




NHK 3月14日

STAP細胞「確信なくなった」

理化学研究所などのグループが発表した「STAP細胞」について、共同研究者の山梨大学若山教授が10日、NHKのインタビューに答え「研究データに重大な問題が見つかり、STAP細胞が存在するのか確信がなくなった」として論文の取り下げに同意するようほかの著者に呼びかけたことを明らかにしました。

若山教授は「信じていた研究のデータに重大な問題が見つかり、STAP細胞が本当に出来たのかどうか確信がなくなった。論文はいったん取り下げたうえで、外部の人に検証してもらうべきだ」と述べたうえで、小保方さんを含む共同著者に論文の取り下げに同意するよう呼びかけたことを明らかにしました。

若山教授によりますと、STAP細胞が出来た重要な証拠の1つである特定の遺伝子の変化について、論文発表前、研究チーム内では「変化がある」と報告され、信じていましたが、先週、理化学研究所が発表した文書の中では、変化はなかったと変わっていたということです。

若山教授は「自分が担当した実験については正しいと信じているが、前提となるデータの信頼性に確信が持てなくなった。一体、何が起こったのか科学的に検証することが論文の著者としての責任だと考えている。何より私自身、真実が知りたい」と話しています。
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内 容 ニックネーム/日時
新型の万能細胞(STAP細胞)は単細胞にストレスをかけただけで初期化する話でした。単細胞が臨死状態に置かれた時、どう言うメカニズムでDNAの遺伝情報配列の初期化に関わる遺伝子が働いていたか? どうして初期化に向かうのか解明する必要もありますが、最初の論文発表で躓いてしまいましたね。細胞を酸性の液に漬けたり、細いガラス管を通過させたりする刺激が、受精卵に近い多能性の獲得を引き起こす。これはiPS細胞以上の画期的な発見だと期待していましたが、非常に残念です。まだ結論は出ていませんが、第三者機関が追試して再現出来るかどうかを確かめる必要ありです。

韓国でもES細胞の作製で論文の誤りと捏造が見つかり大騒ぎになりました。
今回の件は、オールジャパンの体制で追試を行い万能細胞(STAP細胞)の存在証明をして欲しいと思います。

華の熟年
2014/03/15 11:39
ある発見には何らかの根拠があります。その根拠が本当に根拠であったか間違いであったかが今の問題だと思います。ただ、小保方さんは何回も何回も実験を繰り返し、再現性を確認したことでしょう。その上での報告ですから、普通で考えるとやはりそこに何かがある可能性が大きいと思います。私が気になっているのは、(iv) Cells from mice older than one week showed very poor reprogramming efficiency under the current protocol.という箇所です。iPS細胞と異なり、将来成人に応用できるかどうか、これでSTAP細胞の有用性が決まってくると感じました。

 私は、この小保方さんたちが発見した現象がそうであってほしいと願っている人間の一人です。
畑啓之
2014/03/15 14:13

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