アルケミストは考えた

アクセスカウンタ

zoom RSS コピペで市民権を得ているコピー&ペースト

<<   作成日時 : 2014/03/16 01:57   >>

ブログ気持玉 0 / トラックバック 0 / コメント 0

「コピー・アンド・ペースト」、略して「コピペ」。これは学生のレポート作成に無くてはならないツールとなっている。

昔の学生は、優秀な学生のレポートを手書きでまる写して提出することもあった。このような場合には、コピー元とコピー先のレポートはほぼ同一ではあるが、伝言ゲームのように人の手を経ることにより、少しずつではあるが変質し、最初のレポートと異なった部分が出てくる。

提出されたレポートを並べてその違いを調べると、誰が誰のレポートを写したのか? その時の人間の連鎖はどのようになっているのか? といった人間関係論のテーマが突如そこに出現することになる。古き良き時代の話である。

いまや、すべてはデジタル化された。コピペでレポートを写していくとき、単純に機械作業をしていれば全員が同じレポートとなる。そして、元レポートがどれであるか? だれが書いたかなどはわからなくなり、かくして全員が「優」の成績を収めることになる。コピペを疑われないためには、できるだけ早くにレポートを提出してしまうことである。時間による差別化しかなくなる。こういうと、なんだか論文投稿の一番乗り競争と同じである。

レポートの目的は学生の理解度を確認することであるから、コピペがまかり通るようなテーマを与えたのでは、レポート本来の目的は達成できないことになる。これが教師の悩みである。レポートをメールで送ることと指定している先生も多いので、やはりレポートはWORDなどのデジタル文書とならざるを得ない。今の時代、わざわざ手書きにし、その後にPDF化してなどとは指示しにくいと考えられる。

このような教師の悩みに応えるべく出現したのが4年前の「コピペ」を見破るソフト・コピペルナーである。開発元の株式会社アンクによると、4年前にすでに図入りで次のように説明されている。価格はスタンダードライセンスで4万円前後とお手頃である。



コピペルナー 4年前の発売時点での情報

シングルチェッカー
 
コピペルナーの基本機能です。
一つの文書を読み込んで表示し、インターネットや文献データベースから検索を行い、コピペチェックを行います。
判定結果には、コピペ割合やコピー元の文献などを表示します。
また、コピペと思われる箇所は、完全一致はもちろん、語尾のゆらぎ(変化)があっても一致しているものとみなされる、あいまい一致によっても色別で表示されるので、直感的にコピペ状況を把握できます。


マルチチェッカー

チェック処理方法自体は、シングルチェッカーと同じです。
複数の文書を読み込んで、インターネットや文献データベースから検索を行い(※1)、バッチ処理的にコピペチェックを行います。
読み込む文書の制限はなく、複数の文書を一括でチェックできるので、実用的です。
文書を指定すれば、シングルチェッカーと同じ情報を詳細表示できます。


クロスチェッカー

複数の文書を読み込んで、それら文書間のコピペをチェックします。語尾が変化しても一致する、あいまい検索に対応しています。
相関関係が表示され、コピペがあればグループ表示、なければユニークとして表示されます。



そこで問題です。次の文書の出所はどこでしょうか?

問題1
コピー・アンド・ペースト(Copy and Paste)とは、文章やデータなどをコピー(複写・複製)し、そのコピーしたものを貼り付け(ペースト)するという操作を表すコンピュータ用語である。略称としてコピペを使うことがある[1]。

問題2
ほとんどのGUIシステム上においては、コピーしたい範囲を選択したうえで一定の操作を行うことでクリップボードにデータをコピーでき、クリップボードにコピーされたデータは、一定の操作で他の箇所に貼る(ペーストする)ことができる[2]。異なる箇所へデータを容易に[3]複製できる操作である。

問題3
また、似た操作にカット・アンド・ペースト(Cut and Paste)がある。これはデータを切り取り(カット)して他の箇所に貼り付ける(ペーストする)という操作で、データを容易に[4]移動することができる。



日経ネット 2010年1月4日より引用(すでにリンク切れ)

http://www.nikkei.co.jp/news/sangyo/20091227AT2D2600126122009.html

「コピペ」見破るソフトを開発 金沢工大など、年内に発売

 金沢工業大学とソフト開発のアンク(東京・新宿)は、インターネット上の文書を複写して別のファイルに張り付けるいわゆる「コピペ」を見破るソフトを共同開発した。大学など教育機関向けに年内に発売する。

 学生らがネット上の他人の文書を丸写ししてリポートを作成する行為が横行、教育関係者を悩ましている。開発したソフトは判定したい文書を読み込み、コピー元の文献などをネット上で検索し表示する。(26日 22:17)



なお、2014年3月時点においては、画像がコピペされたかどうかを確認するソフトはまだ存在していないようです。このようなソフトは社会の要請であると思われますが、現時点では人間の眼により識別する方法が一番確かかと思われます。



追加情報

産経ニュース 4月21日

コピペ判定ソフト導入の大学、研究機関が急増

 他人の論文やホームページの文章をパソコンなどを使って無断で丸写しするコピペの問題は理研のSTAP論文だけでなく、多くの大学などでも深刻化している。コピペを見破るソフトを導入し、対策に本腰を入れる研究機関が急増している。

 日本初のコピペ判定ソフト「コピペルナー」を販売するアンク(東京都新宿区)では、1日数件だった問い合わせがSTAP論文問題以降、十数件に増加し対応に追われている。

 大学や研究機関で急速に普及しており、昨年度末の導入実績は2年前と比べて55%増の508機関。同社は「摘発よりも抑止力として役立っている」と話す。

 コピペルナーを開発した金沢工業大の杉光一成教授(知的財産学)は「コピペはパソコンの浸透で容易になり、想像以上に蔓延(まんえん)している」と、対策ソフトの必要性を強調する。

 杉光教授は2010年に慶応大、上智大、法政大の学生を対象にコピペの実態調査を実施。その結果、回答者82人の35%がコピペの経験があった。経験者の52%は4回以上したことがあり、72%が発覚しなかったと回答。これでは大学側も対策を取らざるを得ない。



          ブログ一覧に戻る        ホームページ「アルケミストの小部屋」に戻る

テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ

トラックバック(0件)

タイトル (本文) ブログ名/日時

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(0件)

内 容 ニックネーム/日時

コメントする help

ニックネーム
本 文
コピペで市民権を得ているコピー&ペースト アルケミストは考えた/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる