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zoom RSS 囲碁>将棋>チェス>オセロと囲碁が複雑さダントツの一位

<<   作成日時 : 2014/03/19 06:05   >>

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コンピュータの能力が向上してきて、そのメモリー容量と演算速度で将棋の棋士を打ち負かしていることはよく知られている。一方、囲碁は将棋と比べてはるかに複雑で、しばらくは人間に分があると言われている。

囲碁は通常は19路盤で、19×19=361と約1年を表すとも言われる。この19路盤では、棋士とコンピュータではまだまだ棋士(人間)に分があるので、コンピュータにも勝算があるように場合の数を少なくするために9路盤で勝負が行われた。その結果が化学工業日報で報道されているが、これでも人間の勝ちである。

オセロやチェス、将棋は駒の生き死にを扱うが、囲碁は領地を争うゲームであるので、コンピュータにとっては勝手が違うのかもしれない。Wikipediaには、9路盤の囲碁はチェスほど複雑ではないと書いてあるのだが。

人間はパターン認識、あるいは情緒や感覚という、コンピュータには取得が難しい能力が備わっているということであろうと理解した。



化学工業日報 3月18日

囲碁と将棋で明暗分かれたコンピュータ対決

▼先ごろ、プロ棋士とコンピューターソフトが対決する「囲碁電王戦」が行われた。通常の十九路盤より狭い九路盤を使い、棋士側が4戦4勝と完勝した。プロに立ち向かったのは、2009年の「コンピューターオリンピアード」で優勝した「Zen」だが、その打ち方を研究したプロ棋士に軍配があがった
▼初手から終局までの局面(手数)が10の360乗とされる十九路盤に比べ、九路盤は10の90乗、関係者はいい勝負になると予想していたが、プロ棋士の読みに一日の長があった
▼一方、将棋の世界では電脳の成長は著しい。12年の第1回将棋電王戦で故米長邦雄永世棋聖が敗北、昨年は1勝3敗1分けと分が悪い。現在のスターソフトである「Bonanza」は、王と金の位置関係などの評価パラメータを5000万項目にまで増やしているらしい。オープンソースとしたことで、ソフト開発の質も飛躍的に向上したようだ
▼プロ棋士の矜持と(ソフトの)アルゴリズムのレベルアップ、先週末の第3回初戦はロボットに進化したソフト「習甦」が先勝した。4月にかけての電王戦の行方を見守りたい。


コンピュータ囲碁(Wikipedia)

盤面状態の種類は、将棋で10の71乗、チェスで10の50乗、オセロで10の28乗と見積もられるのに対し、囲碁では10の160乗と見積もられる。また、ゲーム木の複雑性は、将棋で10の226乗、チェスで10の123乗、オセロで10の58乗と見積もられるのに対し、囲碁では10の400乗と見積もられている。ただし、9路盤の囲碁はチェスほど複雑ではない。


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人工知能が囲碁でプロを破る 5戦5勝と、 2年前にだれがこのことを予言したであろうか
2014年9月時点では、下のブログ引用のように、囲碁のプロがコンピュータに負かされるのはまだまだ先のことであると考えられてきました。しかしながら、コンピュータの進歩、特に「学習するコンピュータ」の出現が今回の快挙につながったようです。ディープラーニング、コンピュータが自ら学習をします。チェスや将棋までは人間がゲームのルールをコンピュータにインプットしていましたが、今回はコンピュータが自ら学習し、自らその実力を向上させていきました。 ...続きを見る
アルケミストは考えた
2016/01/29 21:22

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内 容 ニックネーム/日時
囲碁>将棋>チェス>オセロと囲碁が複雑さダントツの一位
おっしゃる通り、囲碁は361分の1盤面に黒白の石を互い違いに置いて行きます。確率的に天文学的数字を超えています。私は4種類のゲーム全て出来ますがチェスとオセロは初心者程度です。将棋は中学生の頃に友人の家や学校の昼休みや時間に面白くて良く指しました。囲碁は大学生の頃に父から教わり大学の囲碁クラブで教えて貰ったり、会社の勤務先でも同僚と良く打ちました。囲碁は最終的に陣地の広さを争うゲームであり、左脳の緻密な思考力だけでは勝てません。右脳を使い ( 模様 ) と言うパターン認識が重要です。囲碁用語に模様と言う言葉があります。コンピュータはデジタルの装置であり、アナログ情報の右脳(模様)の判断は難しいでしょう。将来に量子コンピューターが出来れば勝つと思います。
華の熟年
2014/03/19 11:01
華の熟年さま
 ブログの本文よりも適切な文章を添えていただきましてありがとうございます。人間がコンピュータに勝てるのは、おっしゃるように右脳に関する部分だと思います。まだコンピュータには感性やひらめきがありませんから、人間は救われていると思います。
 私の感覚だけかもしれませんが、物理と化学を比較すると、物理は論理的積み上げで成り立ち、化学は失敗経験の積み重ねで成り立っているように思います。囲碁ではありませんが、私の生業とする化学は「これとこれを反応させるとこれができそうだ」などとかなり曖昧なものです。やってみてなんぼです。わたしは自分自身で、これを「フィーリング・ケミストリー」と言っています。囲碁と同じく、化学の感の良い研究者は、論理は適当に置きざりにしていると思っています。深く考えても答えが出るわけでもありませんから。
 少し乱暴な意見でしょうか?

畑啓之
2014/03/19 22:20
私は仕事で有機合成化学の小実験と工業プラントの両方で合計15年位の実務経験があります。コルベン500ccの実験中にサンプリングして、HPLCで反応状況を分析すればチャートに沢山のピーク(バイプロ)が現れてどの様な反応を起こしているのか何時も悩んでいました。おっしゃる様に化学は曖昧な所が沢山ありますが、それが面白いと思います。化学の実験では、コンピュータの利用と人間の感性を上手く併せれば良いと思います。医薬品では人間の開発した抗生物質と多剤耐性菌の生存競争になっています。新しい医薬品を開発してもそれを使い続けると細菌は生物学的に進化して、その医薬品が効かなくなって行きます。それが多剤耐性菌と言って、病院で医師や患者が集団感染します。これは、非常に怖い現象です。ペニシリンの発見以来、人間と微生物の進化をかけた戦いが長く続いています。
華の熟年
2014/03/19 23:45

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