アルケミストは考えた

アクセスカウンタ

zoom RSS マクドナルドにあらぬ理由で1億5000万円の損害賠償請求が

<<   作成日時 : 2014/03/02 08:06   >>

ブログ気持玉 0 / トラックバック 1 / コメント 0

裁判大国アメリカの話である。陪審員の心象次第で判決は大きく揺らぐ。今回の訴訟でとても勝てるようには思えないが、仮に「店員の態度があまりにも横暴であった」との証人がいると事態は大きく原告側有利となる可能性もある。人の心はわからない。実際に下に引用した「マクドナルド・コーヒー事件」もあった。これなど、私が思うに日本であれば本人の過失以外の何者でもないが、アメリカでは陪審員の心象により、個人が正義、大企業が悪とみなされたようだ。

マクドナルドの自主ルールについて。ルールに厳格なマクドナルドがなぜ訴えられるのか。これはルールが悪いということか。ナプキン1枚までというルールを客に知らしめていないのが悪いのか。ナプキンが2枚までなら、あるいは何枚でもOKとすべきであったのか。

お客様は神様か。たとえナプキンに関する決まりが2枚であっても3枚であっても、それ以上の枚数を要求された時にはどう対処すべきなのか。問題発生の確率は下がるが、発生原因は根本的に取り除かれたわけではないので、いずれ同じ問題が発生してくる。

多くの客がいると確率的にクレームをいうものが出てくる。そのクレームが出たときにどう対処するか。今回のケースでは、ナプキンを追加でもらう状況が生じたかが書かれていないので詳細は分からないが、「ナプキンは1枚のみと決まっていますから」。これ以外に返事のしようがあったとも思えない。

要求金額は1億5000万円であるが、この金額が減額されてたとえ1万5000円でも原告に支払われる判決が出たならば、訴訟王国アメリカはまだまだ健在ということになる。



産経ニュース 3月1日

1枚しかナプキンもらえず、男性がマック訴え 

 米カリフォルニア州のマクドナルドで、十分な枚数のナプキンをもらえなかったとして、男が同社を相手取り150万ドル(約1億5千万円)の損害賠償訴訟を起こした。米メディアが報じた。

 男がハンバーガーを注文した際、1枚しかナプキンがないと苦情を言うと「枚数は決められています」と断られた。

 その後、心痛で仕事が手に付かなかったという男は「他の店に行けばよかった」。勝訴なら好きなだけハンバーガーを買える?(共同)



マクドナルド・コーヒー事件(Wikipedia)

マクドナルド・コーヒー事件は、アメリカ合衆国ニューメキシコ州のマクドナルドで起きた事件と、その事件をめぐる裁判のことである。

事件の一部始終

1992年2月、ニューメキシコ州アルバカーキのマクドナルドで、ステラ・リーベック(1912年 - 2004年、当時79歳)とその孫がドライブ・スルーでテイクアウト用の朝食を購入した。ステラはその後、マクドナルドの駐車場で停車しているときにコーヒーを膝の間に挟み、ミルクとシュガーを入れるためにコーヒーの蓋を開けようとした。そのとき、誤ってカップが傾いてしまい、コーヒーがすべてステラの膝にこぼれた。

コーヒーはステラが着用していた服に染み込み、ステラはコーヒーの熱さに叫び声をあげた。運転していた孫は、最初はただコーヒーをこぼしただけと思っていたが、徐々にただ事ではないことに気付き、服を脱がせるなどの処置をして近くの病院へ向かった。直近の病院は満杯であったが、その次の病院は空いていたためステラは収容され、第3度の火傷であると診察された。

ステラは、火傷の直接的な原因が自分の行動にあることは認識していた。しかし、火傷の一因となったコーヒーの熱さは異常であり、この点についてマクドナルドは是正すべき義務があり、また治療費の一部を補償するべきであるとして訴訟を起こした。

陪審員による評議の結果、次の理由でリーベックに20%、マクドナルドに80%の過失があるとした。

 訴訟と同様の苦情が過去10年間に700件あったこと

 マクドナルドのコーヒーが客に提供される際の温度は華氏180〜190度(摂氏約85度)だが、
 家庭用コーヒーメーカーのコーヒーは華氏158〜168度(摂氏約72度)であったこと

 コーヒーを渡す際、マクドナルドはなんら注意をせず、またカップの注意書きも見難いこと

その上で、填補賠償認定額20万ドルの80%にあたる16万ドルを本来の填補賠償額として、またマクドナルドのコーヒー売り上げ高の2日間分に相当する270万ドルを懲罰的損害賠償額として、それぞれ支払いを命じる評決が下された。

(続く)



          ブログ一覧に戻る        ホームページ「アルケミストの小部屋」に戻る

テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ

トラックバック(1件)

タイトル (本文) ブログ名/日時
ベネッセは2260万人に最大で200億円、米国は8500人に193億円
ベネッセの情報漏えいはついに2260万件となった。従来のこの種の賠償額・1件あたり500円で算定すると賠償金額だけで113億円となる。そこに再発防止費用などを加えると、ベネッセの損失は計り知れない。少子化の進展によりベネッセ自体の売上・利益も下降線を辿っているなか、年間の税引き利益200億円を充当するとしている。大きな痛手である。信用失墜によるこれからの累積損失を考えると、ひとりの人間の行為が企業の根幹を揺るがす自体となることは、この情報化時代を象徴するに足る恐怖である。 ...続きを見る
アルケミストは考えた
2014/07/22 19:11

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(0件)

内 容 ニックネーム/日時

コメントする help

ニックネーム
本 文
マクドナルドにあらぬ理由で1億5000万円の損害賠償請求が アルケミストは考えた/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる