アルケミストは考えた

アクセスカウンタ

zoom RSS うつ病患者が増えたという実感と、その原因について

<<   作成日時 : 2014/04/23 00:03   >>

なるほど(納得、参考になった、ヘー) ブログ気持玉 3 / トラックバック 1 / コメント 0

最近はどの職場でも「うつ病」を患う人が一人や二人いるのが「あたりまえ」の状態になっていると感じる。正確な数字は分からないが、私の実感としては30人に1人、約3%程度がうつ病を患い、会社を休まざるを得なくなった経験があるのではなかろうか。

うつ病の原因は遺伝や労働・生活環境など、いろいろ取り沙汰されているが、その発症原因は人それぞれである。うつになる主要因の一つがストレスであると言われているが、同じストレスがかかっても、うつになる人とならない人がいる。人によってストレスに対する抵抗性に大きな違いがあるためと考えられる。

会社でうつになった人を見ていると、真面目(あるいは完全を求める)であるため自分を極限まで追い込んでしまうタイプ、周囲からの叱責にプッツンして自分を閉ざしてしまうタイプ、実力以上の仕事を与えられ会社に来るのが辛くなるタイプ、そして人との交流ができずに最初から心を閉ざしているタイプなど、さまざまである。

下に引用した記事には、製薬会社が薬を売らんがために安易にうつの患者を作り上げているように書かれているが、わたしの周囲をみていると決してそんなことはない。一つ一つの事例はきわめて深刻で切実である。

うつを発症すると、うつの原因から切り離し、しばらくの間(数ヶ月)は会社を休ませることになる。うつの状態で会社に来ても(来ることができたとしても)仕事にはならないし、周囲の人間にも悪影響を与え職場の能率を低下させることになる。

うつの患者がひとり出ると、その職場に与える影響は甚大である。まず、働き手がひとり減る。そして職場の雰囲気も暗くなる。職場のコミュニケーションが悪かったためにうつの患者が出たのではないかと人事は考えるかもしれない。その時は、上司も責任を追求される可能性がある。

しかしながら、どんなにコミュニケーションが良い職場、上司が部下を気にかけている職場でも、うつの患者が出るときには出る。同じような環境に多くの社員が働いているのに、うつ病を発症する人と発症しない人がいる。うつ病を発症した人は職場外で何か大きなストレスを感じているのか? あるいは、本来ストレスに弱いのか?

昔の話をすれば笑われるが、30年前に会社の中でうつになった人を知らない。当時は今と違って、一つの仕事を多くの社員が共同して手がけていたので、社員間にコミュニケーションがあった。コミュニケーションを取らなければ仕事が前に進まなかった。いまは、非常に狭い範囲の仕事が一人の社員に与えられ、逃げ場がなくなっていることも大きな原因である可能性がある。

私が勤めている会社でも、ストレスチェックを年に1回行っている。行わざるを得なくなっている。メンタルヘルス・チェックといっているが、全員がこのチェックを受けなければならない、大変なストレス社会となったものである。植木等の「サラリーマンは気楽な稼業ときたものだ」のセリフがやけに懐かしい。私のストレスチェック結果は何ら問題なく、非常に優秀である。これはきっと仕事を真面目にこなしていないため? ・・・・・・  心が強いと言ってもらいたいのだが。



Business Journal 1月21日   文書を一部割愛 用語検索を付加した

うつ急増の背景に製薬企業のキャンペーン、自殺企図リスク隠す〜うつを免罪符に怠ける社員も

「週刊東洋経済」(東洋経済新報社/1月18日号)は『うつの正体』という特集を組んでいる

 ここにきてのうつ特集の背景には、うつの原因のひとつとされるストレスをチェックすることが法律で義務化される方向にあるからだ。国は1月下旬からの通常国会で労働安全衛生法を改正し、すべての事業者と従業員に対し、2015年度にもストレスチェックを義務付ける方針だ。

●誰もが簡単にうつと診断される可能性がある

 特集記事PART1『うつになる』では、米国精神医学会が作成した診断マニュアル「DSM」が診療を効率化させたが、「単なる気分の落ち込み」といった、うつでない人までうつと診断される弊害が指摘されているという。

 特集記事PART2『うつを治す』では、重症のうつであれば、SSRI(選択的セロトニン再取り込み阻害薬)などの抗うつ剤を飲む従来型の治療となるが、ただし副作用もあると警告する。米国では副作用のない磁気刺激を脳に与えて治す新型療法・経頭蓋磁気刺激法(TMS)もあるが、保険適用外のため、日本では合計で180万円程度はかかるという。

 特集記事PART3『職場に戻る』では、うつは再発しやすく、うつ休職者は復職と再休職を繰り返しがちだとして、各企業の対策を紹介している。

●うつ急増は、製薬会社のキャンペーンが原因?

 今回知っておきたいのは、特集記事PART4『うつ急増のカラクリ』だ。なぜ、うつ病の人が増えているのか。そこには製薬会社の病気啓発キャンペーンがあるというのだ。日本国内抗うつ剤の市場規模、うつ病患者数、メンタル休職率は、それぞれ実はある年から増加に転じている。それは1999年、日本で初めてSSRI系の新薬が発売された年だ。

 90年代初頭、SSRIは従来と効き目が変わらないのに副作用が少ないことから「奇跡の薬」とされ、米国でも急成長をしていた。大手製薬会社は、日本の市場で「うつは心の風邪」というキャッチコピーとともに「メガマーケティングキャンペーン」を展開。従来考えられていたような社会的に恥ずべき疾患ではないと思わせることに成功したのだ。


メンタルヘルス・チェック表の一例

画像




          ブログ一覧に戻る        ホームページ「アルケミストの小部屋」に戻る

テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ
気持玉数 : 3
なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー)

トラックバック(1件)

タイトル (本文) ブログ名/日時
会社社員の家族の葬儀は家族葬が主流となってきた
ほんの10年くらい前までは、部下の父親、母親、あるいは伴侶がなくなると、その上司は職場のメンバーから香料をとりまとめ、たとえ北海道であろうと沖縄であろうと、有給休暇をとり自費でその葬儀に参列したものである。これは上司の勤めとして会社内では暗黙の了解となっていた。これができなければ管理職は失格ということである。 ...続きを見る
アルケミストは考えた
2014/04/24 19:28

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(0件)

内 容 ニックネーム/日時

コメントする help

ニックネーム
本 文
うつ病患者が増えたという実感と、その原因について アルケミストは考えた/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる