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zoom RSS ピーチ航空が重大事故寸前!! 職場に余裕がなくなったため!?

<<   作成日時 : 2014/04/30 05:50   >>

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LCC(格安航空会社)ピーチ航空が空港手前で地上に75m高度まで急接近する重大事象(インシデント)が29日に起こった。機長はアルゼンチン人、45歳。年齢的にはベテランである。詳細はこれからの調査に委ねられると思うが、記事によると支持に対して確認の復唱が抜けたことが原因であるようだ。

ピーチはパイロットの絶対数が足りなくなっているようである。その根本原因は航空機の乗客数・便数の増加にパイロットの増加が追いつかないことが原因のようだ。

航空会社によるパイロットの年休格差の詳しいことは分からないが、常識的に考えて、JALやANAの年俸がピーチ航空のそれを上回ることは容易に想像できる。ここしばらくは、パイロットが手当できないために、LCCに逆風が吹くかもしれない。



参考

主な航空会社のパイロット(運航乗務員)の平均年収

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民間輸送機に関する調査研究(2012年)

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日本経済新聞 4月29日

ピーチ機、那覇空港沖で海上75メートルに異常接近

 格安航空会社(LCC)ピーチ・アビエーション252便エアバスA320(乗客乗員59人)が28日、那覇空港に着陸しようとした際、空港の約7キロ手前で海上約75メートルまで降下したことが29日、分かった。異常を示す警報装置が作動し、機首を上げる緊急回避措置を取って着陸をやり直した。けが人はなかった。国土交通省は、事故につながる恐れのあった重大インシデントと認定し、調査を始めた。

 国交省などによると、同機は新石垣空港を出発し、那覇空港に向かっていた。那覇空港の着陸時は通常5〜6キロ手前で降下を始めるが、同機は10キロ手前から降下を開始。28日午前11時45分ごろ、7キロ手前の海上で通常航路より200メートル以上低い高度100メートルまで下がり警報装置が作動。一時高度75メートルまで降下したが、回避動作を取り、午後0時10分に同空港に着陸した。

 アルゼンチン国籍の男性機長(45)は「管制官から降下の指示を受けたと勘違いした」と話しているという。

 運輸安全委員会は29日、ピーチの空港事務所がある関西国際空港に航空事故調査官3人を派遣。管制記録やボイスレコーダーを調べるとともに、機長らから事情を聴く。

 ピーチはトラブルのあった機体を調査するため29日に運航予定だった国内4便を欠航した。同社広報部は「ご心配とご迷惑をかけ、深くおわびする。調査に全面的に協力し、再発防止に努める」とコメントした。



SankeiBiz 4月25日


ピーチ大量欠航 パイロット争奪戦…LCC業界の厳しい現実


 急成長を続けてきた格安航空会社(LCC)のピーチ・アビエーションが機長不足で大量欠航に追い込まれた背景には、拡大競争を繰り広げるLCC業界での人材の奪い合いがある。早急に人材の確保と育成を進めなければ、成長の鈍化は避けられない。

 ピーチは平成24年3月に関空と札幌、福岡の2路線で就航。その後も積極的にネットワークを拡大し、現在は国内線、国際線を合わせ計16路線を運航する。大手航空会社の半額以下という格安運賃を武器に需要を掘り起こし、ことし1月には累計利用者が400万人を突破した。

 一方で、成田空港を拠点とするジェットスター・ジャパン、エアアジア・ジャパン(現バニラエア)などLCCが相次いで参入。各社間でパイロット争奪戦が起きているという。


 ピーチの井上慎一最高経営責任者(CEO)は「パイロット(の需給)の逼迫(ひっぱく)は想定していた」としており、今後は健康管理を徹底し新規採用を強化する方針だ。ただ、新人の育成などには時間を要する。

 ピーチでは、機長の補充が進まなければ、最大で約30億円の減収になるという。




日本経済新聞 1月8日

パイロット不足見据え規制緩和 乗務時間の上限延長

国交省によると、日本の航空会社のパイロットの数は2030年頃には現在より5割増の8500人が必要となる見通し。



日本経済新聞 2013年12月27日

全日空、パイロット乗務時間延長

 全日本空輸はパイロットの月間乗務時間を延長する。現行の平均55時間から約5時間引き上げることで労働組合と最終調整に入っており、懸案だった60時間体制実現にメドをつける。夏休みの実質的廃止などが施策の柱。海外航空会社や復活した日本航空などとの競争激化に備え、給与水準の高いパイロットの生産性向上を急ぐ。




追加情報

毎日新聞 2014年5月14日

ピーチ機:「維持せよ」で降下続行 機長が管制指示を誤解

 新石垣発那覇行きの格安航空会社(LCC)ピーチ・アビエーション252便が先月28日、那覇空港付近で海面に異常接近したトラブルで、管制官の「メインテイン(高度を維持せよ)」という指示をアルゼンチン国籍の機長(45)が「降下を維持」の意味に取り違えた可能性が高いことが国土交通省への取材で分かった。

 国交省によると、那覇空港に着陸する旅客機は通常、空港の手前約5キロで高度300メートルから降下を始めるが、ピーチ機は約10キロ手前から開始。高度100メートルで対地接近警報装置(GPWS)が鳴ったため、再び上昇して着陸をやり直した。

 航空当局の関係者などによると、降下開始後に管制官が「メインテイン、1000フィート(高度約300メートルを維持せよ)」との指示を繰り返したのに、そのまま降下を続けたことが新たに判明。副操縦士が「トゥー・ロー(低すぎます)」と指摘し、その直後にGPWSが作動したとみられる。

 国交省担当者によると、高度を維持または元に戻す場合は通常、「メインテイン(維持)」、高度を上げる場合は「クライム・アンド・メインテイン(上昇して維持)」と指示する。だが航空評論家の小林宏之さんは「管制用語としては問題はないが、300メートルから100メートルに降下するまで約1分間あり、『上昇せよ』など違う言い方をすべきだったのではないか」と話す。【佐藤賢二郎】





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アルケミストは考えた
2014/05/17 07:32

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コメント(4件)

内 容 ニックネーム/日時
着陸許可と勘違い?
多少詳しい人なら⒎5Km手前で250フィートはありえない。ミニマムでギリギリでホントなら墜落です。副操縦士共に失格。
通りすがり
2014/04/30 16:37
通りすがり様
 日中で視界が開けていたから大事に至らなかったのでしょうか。これが夜間であればと思うとゾッとします。
 さて、社員教育にも問題があったのかもしれません。次のような報道がなされました。

Yomiuri online

異常降下ピーチ機、着陸後も運航継続…内規違反
2014年04月30日 13時28分

 格安航空会社(LCC)のピーチ・アビエーション機が那覇空港の手前で異常降下したトラブルで、異常降下を知らせる対地接近警報装置(GPWS)が作動した場合は運航を取りやめるとする社内規定に反し、機長が着陸後も運航を続けていたことが分かった。

 同社の規定では警報が鳴った場合、機体点検などのため運航を取りやめることとされているが、機長はその後、同機を関西国際空港まで客を乗せて運航した。
畑啓之
2014/04/30 18:54
関係者です。
実質、機長不足で機長がめちゃくちゃなシフトで働かせられているのを見ています。また、この機長とも仕事でご一緒したことがあります。今回の出来事は起こるべくして起きたものだと認識しています。
報道期間がこれをより深く掘り下げ、パイロットやCA、事務職含む社の現状を大々的に拡げて欲しいと思っております。
ピーチ
2014/04/30 20:15
ピーチ様
 重大事故にはその兆しがあるというのは本当だと思います。最近は細かなアクシデントが続くなと思っていたら重大なインシデントが発生する。これは私たちが体験を通して経験していることです。ハインリッヒの法則というのがありますが、330のインシデントがあれば、そのうちの300は軽微なもの、29は重大なもの、そして残るひとつは人命が失われるものです。今回のケースは重大なものですが、人命にいたらなくて幸いでした。起こってしまったことは事実ですが、その事実を今後に活かすことが大切です。ハインリッヒの法則をうまく利用して災害を減らす。それが企業に求められることだと認識しています。会社の窮状も理解できますが、旅客は安全が第一です。
畑啓之
2014/04/30 22:06

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