アルケミストは考えた

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zoom RSS 99.9999%は日常、そして残る0.0001%は異常、その判断基準は?

<<   作成日時 : 2014/05/05 08:20   >>

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大前提:「私たちが住んでいる世界、そしてその中での私たちの行動は、常に連続していて、特に大きな変化がなければ私たちはそれを幸せと感じている。」

幸せを定義すれば、その定義の一つはこのようになるのではないだろうか。この大前提のそのまた前提には、世の中に大きな変化など起こるはずがない、あるいは昨日も今日も幸せと感じられた(と思っている)ので、きっと明日も同じ太陽が昇り、幸せであるはずだと信じている。こういうことではないか。

例えばの例として、為替が変動すると大ニュースになる。円/ドルが上がっても下がっても、大ニュースである。これにより恩恵を受ける部分とそうでない部分が出てくるが、為替が上がっても下がってもみんなが困った困ったと言っている。これなどは、本当に困ったかどうかは別にして、世の中が変化していくことへの抵抗の現れであると考えると理解しやすい。

この例からも示唆されるように、毎日が同じことの繰り返しであれば、ほとんどの人にとってはそれは居心地の良い世界ということになる。

では、ほとんどの人とはどの程度の割合を指しているかと考えてみる。1000人の人がいれば、そのほとんどは何人であるか? 900人? 990人? それとも999人? 900人ではほとんどとは言わないだろう。990人、これはほとんどといっても問題がないような気がする。100人集まれば、その中のひとりが何らかの変化を良しとする、あるいはその変化に大きく抵抗するということである。それでは999人は? ここまで来ると、残る一人は999人から尊敬されるか虐げられるかの世界であるかもしれない。

しかし、しかしである。このひとりが変化を起こし、残る999人が影響を受けて世界が動いていくというのが歴史の証明するところである。さらに大きな変化は、100万人の人の中のたった一人により引き起こされているかもしれない。ここまでの少人数に絞り込んでも、ノーベル賞候補の人数よりは多いが、世界にインパクトを与えるには十分である。世界人口を70億人とすると、その人数は世界に7000人となる。

私自身が下の図のどこに位置するか、考えてみるのは意味あることだと思う。横軸は自由に取れる。歌うのが上手か、速く走れるかなど各人それぞれに自由だ。平均の人よりも秀でていれば右方向、劣っていれば左方向に位置する。はるか右方向にプロットされれば成功する歌手や、オリンピック選手も夢ではない。

正規分布とオリンピックメダル獲得の関係より

画像


シックス・シグマ(Wikipedia)

シックス・シグマの語源となっているのは、統計学における標準偏差を意味するσである。ある品質特性値が(平均値μ,標準偏差σ)の正規分布に従う製品不良の発生状態において、「100万回の作業を実施しても不良品の発生率を3.4回に抑える」ことへのスローガンとしてシックス・シグマという言葉が使われ、定着していった。




平凡、非凡という言葉もあるが、下に示すのは社長スピーチ材料の一例である。この中より目をつぶって5項目を選び出し(ランダムな選択)、それを接続語をいれながら適当に並べ、少し肉付けをすると立派なスピーチが出来上がる。だが、このスピーチは、想像できるように過去の延長線上、あるいはいま時点の常識の繋ぎあわせでしかない。聞いている時に、社員はなるほどと感じるかもしれないが、そこには心を揺さぶるなにかがなく、明日には、いや、社長のスピーチが終わった途端に、ほとんどの社員は社長がいま何について話したかを忘れてしまう。

社長のほとんどのスピーチはこのようなものであろう。会社の方向を示し、変革を持ち込まなければならない社長にしてこれであるから、私たちの日頃の会話にはビックリするような言葉はほとんど含まれていないと考えても良いのでは。こう考えると、プロポーズの言葉などは0.0001%に含まれる、数少ない異常値である。過去の自分から一歩踏み出すこの勇気が人生に変化をもたらしたことだけは確かだ。。良かったか悪かったかは別にして。



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(まぐれ、ナシーム・ニコラス・タレブ、2008年、ダイヤモンド社、p99)


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