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zoom RSS 3年後に「うなぎ」の完全養殖が実現する 日本人は成し遂げる

<<   作成日時 : 2014/07/19 01:57   >>

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日本人にとっては「うなぎ」は食材としての長い歴史を持つ。特に、土用にはこのうなぎは欠かせない。最近では牛丼チェーンがうな丼を取り揃えるなど、ますます庶民の食材としてうなぎはその存在感を強くしている。

一方、日本うなぎは国際資源保護連合によりレッドリスト資源に指定され、このままではワシントン条約で輸入が制限される可能性も出てきた。このような状況下での「3年後に養殖うなぎを実用化へ」とのニュースである。

Wikipediaの記事を見ると、うなぎの養殖にはもう少し時間を要するように思える。しかし、いずれ成功するであろう手応えは感じられる。ここで問題となってくるのは価格である。将来、輸入に制限を受けた場合、養殖が大きな意味を持ってくることになるが、生産量と消費量、そして価格は経済原則により決定されることになる。

養殖うなぎが市場に投入された時には、初期の価格はまだまだ高価であることは容易に想像できる。従って、天然物の価格が上昇し、養殖物の価格が低下してきて、ある価格にまで近づいた時、養殖ものを初めて市場に投入できることになる。

こう考えると、養殖ものが実際に市場に投入されるのは、3年後よりももう少しあとになるのではないだろうか。計画というものは少し前倒しに組んでおくことは重要である。計画より実際が早く進むことは希で、ほとんどの場合は遅れるからである。

うなぎの養殖方法が日本で確立出来た時、日本はうなぎの輸出国として外貨を稼ぐ時代が来るかもしれない。世界のうなぎの消費量の7割は日本人であるが、海外も3割を消費している。寿司や刺身のように、日本食ブームが世界を席巻すれば、いずれうなぎも世界的に取り合いとなる資源となってくる。



産経ニュース 7月18日 抜粋

ウナギ完全養殖3年後実用 稚魚量産化へ産学官スクラム

 近畿大学と豊田通商がクロマグロの稚魚量産化を始めるのに続き、ニホンウナギの稚魚量産化に向けた産学官の取り組みが今秋にも本格化する。2010年に世界で初めてニホンウナギの完全養殖に成功した独立行政法人水産総合研究センター(横浜市西区)などが、水産庁の委託を受け稚魚(シラスウナギ)の大量生産システムの開発に乗り出す。静岡で民間企業数社と実証実験を開始。3年後に養殖業者などへの技術移転を目指す。(フジサンケイビジネスアイ)

 日本は世界最大のウナギ消費国として漁獲規制などの本格的な保護対策を迫られている。水産庁は「養殖技術の向上を待つのではなく、技術の向上と量産化を同時に進める必要がある」(研究指導課)と判断し、ニホンウナギの完全養殖の実用化を急ぐことにした。

 人工稚魚の量産化には、水産総合研究センターのほかにヤンマー、IHI、不二製油などの民間企業や愛媛大学が参加する。2014年度の事業額は2億5000万円。システム開発は、同センター増養殖研究所の南伊豆庁舎(静岡県南伊豆町)で行う。

 人工飼育のニホンウナギは細菌発生などで死ぬ仔魚の割合が高い。人工飼育下で稚魚にまで育つ仔魚の割合は、マダイやヒラメなどで90%を超えているのに対し、ニホンウナギはわずか4〜5%。人工稚魚の生産は年間わずか数百匹と、全養殖業者の間で取引されている稚魚の1億匹に遠く及ばない。稚魚までの飼育期間も人工飼育下では海洋の2倍の約1年かかるという。

【用語解説】ニホンウナギの絶滅危惧種指定

 国際自然保護連合(IUCN)が6月、絶滅の恐れがある野生生物を指定する「レッドリスト」にニホンウナギを加えた。日本の親ウナギの漁獲量は1981年の1920トンから2011年の229トンに減り、稚魚の漁獲量は過去30年間で90%以上減ったことなどが理由だ。レッドリストは掲載されても捕獲や国際取引の規制には直結しないものの、希少生物の国際取引を規制するワシントン条約の判断材料となる



うなぎ(Wikipedia)

完全養殖

ウナギの人工孵化は1973年に北海道大学において初めて成功し、2002年には三重県の水産総合研究センター養殖研究所(現「増養殖研究所」)が仔魚をシラスウナギに変態させることに世界で初めて成功した。しかし人工孵化と孵化直後養殖技術はいまだ莫大な費用が掛かり、成功率も低いため研究中で、養殖種苗となるシラスウナギを海岸で捕獲し、成魚になるまで養殖する方法しか商業的には実現していない。

自然界における個体数の減少、稚魚の減少にも直接繋がっており、養殖産業自身も打撃を受けつつある。そうした中での2010年、水産総合研究センターが人工孵化したウナギを親ウナギに成長させ、さらに次の世代の稚魚を誕生させるという完全養殖に世界で初めて成功したと発表。25万個余りの卵が生まれ、このうち75%が孵化したと報じており、先に述べた稚魚の漁獲高減少もあって、期待を集めている。

だが、孵化直後の稚魚の餌の原料にサメの卵が必要で、毎日水を入れ替えなければならず、人工環境ではほとんどオスしか生まれないため産卵のためにホルモンによるメス化が必要など、コスト面で課題が多く残されている。

2013年には、プランクトンの糞や死骸が餌となることが突き止められた。また、鶏卵やヤマメの精巣も餌になることが判明し、幼生は約9割が育つまでになった。しかし、2013年の現状ではシラスウナギ1匹にかかるコストは飼料代、設備投資、人件費、光熱費など1000円以下では無理だといわれている。環境庁は、実用化には2020年ごろまでかかると発表している。



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