中心市街地でも増える無人ボロ屋に朽ちた廃屋、その原因は税金

最近は兵庫県加古川市内のあちこちで蔦(つた)の絡まった廃屋、あるいは廃屋寸前の住宅を見ることが多くなった。所有者がはやく更地にすれば良いと思うのだが、ことはそう簡単ではないようだ。

理由その1
 更地にしてしまうと固定資産税が上がってしまう。解体費用に加えて税金が上がるなどもっての外である。

 空き家と廃屋と固定資産税 によると、

 廃屋を撤去して更地にすると、それまでの固定資産税が最大6倍になるという事だ。
 更地になると、それまで住宅用という事で軽減されていた税率が元に“戻る”。
 具体的な例が示されている。

理由その2
 更地にしてしまうと、そこに生える雑草のケアが年に3~4回ほど必要となり、時間と出費の問題が生じる。

理由その3
 先祖が隆盛を極めた時代(江戸時代)に建てた屋敷が、寿命を迎えつつある。現在の居住者(子孫)にはその屋敷を維持していけるだけの財力がなくなっている。。
 
理由その4
 道路の拡張工事が予定されているので、家屋を残しておいたほうが補償金が多くなる。

 確かに、立ち退き料を請求できることになり、合理的である。


以上の理由で、廃屋が増えていくことになるが、これは加古川市だけの問題ではなく、日本全国、どこにでもある事項だ。中には通行人が恐怖を感じる道路沿いの廃屋もあるので、行政が強制力を行使できる仕組みが必要になってくる。個人の所有物を行政がどうこうすることができないというのが、現在の法律であるが、今のうちに対策が打てる仕組みづくりが求められる。

                 加古川市の中心市街地にある廃屋(9月21日撮影)
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この記事へのコメント

匿名
2014年09月22日 08:42
廃屋も時間が経てば歴史的建築物になる。
2014年09月22日 19:42
朽ちて崩れなければの話ですが、現実はなかなか厳しいようです。写真の家屋を見て、維持することの難しさを感じました。

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