アルケミストは考えた

アクセスカウンタ

zoom RSS ローソンが成城石井を550億円で買収、事業多角化を進める

<<   作成日時 : 2014/09/30 20:04   >>

ブログ気持玉 0 / トラックバック 0 / コメント 3

ローソン成城石井を550億円で買収した。ローソンはコンビニを核に多角化を進めている。ローソンの出資・買収による多角化は、生鮮コンビニ九九プラス(2007年)、CD販売HMVジャパン(2010年)、調剤薬局クオール(2012年)、シネマコンプレックス・ユナイテッドシネマ(2014年)、そして「今回の成城石井へと続いている。

ローソンの前社長・新浪剛史氏(社長は2002年〜2014年、2014年会長に)がサントリーの社長に就任されたが、一連の多角化は新浪社長の下で勧められたことになる。

BLOGOS 9月29日
サントリーホールディングスは2014年9月25日、ビール事業の分離などを柱とする組織改編を10月1日付けで実施すると発表した。また、元ローソン会長の新浪剛史氏が、正式に代表取締役社長に就任した。


さて、成城石井とはどのような会社か。元は関東の会社であるので、まだ関西には馴染みが薄いかもしれないが、京都四条には立派な店舗を構えている。

画像


その経営理念は、少し古い記事にはなるが、2009年12月、当時の大久保恒夫社長(2007〜2011年に社長)が日経ビジネスに一文を寄稿しておられる。その記事のタイトルは「挨拶を強化すると何が起こるか?『商品を売る』から『お客様に喜ばれる』へ」であり、まだ読むことができる。大久保社長は2011年にセブン&アイ・フードシステムズ社長となっていらっしゃる。


この記事を読んだ私の感想であるが、

心のこもった挨拶がお客様とのコミュニケーションの基本 売り上げは自然に伸びていく。

商売をしていく上では、マネジメントが大切であるが、その前提として人と人との心のつながりが大切であるというお話である。従業員とお客様、そして従業員と従業員の心のつながりがなければお客様への良いサービスはできない。。その良いサービスをするための基本条件が挨拶である。わたしも同感である。

心の絆ができれば、会社のマネジメントはうまく回り、そしてお客様に信頼が得られる。心のこもった挨拶はお客様に信頼感を与える。しかし最も難しいのは、「心の奥底からあなたのことを思っていますよ」と挨拶できるかである。マクドナルドのようなファーストフード店におけるマニュアルで決められた挨拶は、それも一つの挨拶であろうが、大久保社長の求める挨拶は非常に深いものである。

形だけの挨拶は命令によりさせることができる。しかし浅いものである。「あなたのことを思っていますよ」という挨拶ができるようになるためには、社員の考え方そのものに関与していく必要があり、一朝一夕でできるものではない。

こんな挨拶ができる会社は、そして社員は素晴らしい!



成城石井の大久保社長は2011年にセブン&アイ・フードシステムズ社長に、そしてローソンの新浪剛史社長は2014年にサントリーの社長に。業界は出来る人を見逃さない。

それにしても、大久保氏が育てた成城石井がローソンの手に移り、ローソンの新浪氏がサントーに移った。セブン&アイ・フードシステムズ社長の大久保氏はサントリーからの商品の仕入れに制限をかけるだろうか? ビジネス・イズ・ビジネスであるので、そのようなことはないとは思うが。



日本経済新聞 9月30日

ローソンが成城石井買収 550億円、スーパー本格進出

小売り大手軸に再編

 ローソンは高級スーパーの成城石井(横浜市)を買収する。成城石井を傘下に持つ投資ファンドと29日、10月中にも全株式を譲り受けることで合意した。有利子負債を含む買収総額は550億円強とみられる。成城石井の買収には三越伊勢丹ホールディングスやイオンも名乗りを上げていた。人口減少による市場の縮小や消費増税の影響が避けられない小売業界では今後、大手が主導する再編の動きが一段と激しくなりそうだ。…


成城石井(Wikipedia)

株式会社成城石井(せいじょういしい、SEIJO ISHII CO., LTD.)は、関東地方を中心に、中部地方、近畿地方に店舗を展開する食料品主体のスーパーマーケットチェーンである。

輸入食料品を多く扱っているスーパーマーケットである。当初は、高級スーパーマーケットのカテゴリーに属していたが、レックス・ホールディングスの傘下になってからは、一般的なスーパーマーケットとしての経営方針に転換した[1]。そのため、従来の富裕層の多いエリアよりも、ターミナル駅の駅ビルへの出店を加速させている。


          ブログ一覧に戻る        ホームページ「アルケミストの小部屋」に戻る



テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ

トラックバック(0件)

タイトル (本文) ブログ名/日時

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(3件)

内 容 ニックネーム/日時
関東では「紀伊国屋」が高級スーパーです。 それに次ぐのが「成城石井」でした。
「紀伊国屋」は依然として高給繁華街や高級住宅地にのみ店を構えています。

「高級」か「高給でない」かの二極化が進む中での「高級でない」が潰れていることに成ります。
匿名
2014/09/30 22:09
匿名様

(本文より)ローソンはコンビニを核に多角化を進めている。ローソンの出資・買収による多角化は、生鮮コンビニ九九プラス(2007年)、CD販売HMVジャパン(2010年)、調剤薬局クオール(2012年)、シネマコンプレックス・ユナイテッドシネマ(2014年)、そして「今回の成城石井へと続いている。

それぞれの業態でビジネス環境とビジネスモデルが違ってきます。どこかが良ければどこかが悪い、ということで売上のバランスは取れるかもしれませんが、大切なことはうまくシナジーが働くかということです。

高級を謳うからにはローソンは影であらねばならないし、成城石井から高級商材を大量に導入したのではローソンの立ち位置が怪しくなるし、やはり成城石井のブランド力による成城石井自体の成長力と収益力を買ったと考えるのが妥当でしょうね。

成城石井も、Wikipediaでは大衆化したと書かれていますが(一般的なスーパーマーケットとしての経営方針に転換した)、ローソンとは異なる企業文化を維持し続ける必要があります。
畑啓之
2014/10/01 18:41
なるほど。

販売単価が上がれば自然と売上金額が増える道理ですね。

喫茶店ではコーヒー一杯が400円の売り上げだけどスナックならチャージとお通し一皿で生ビール一杯1500円の売り上げに成りますね。
匿名
2014/10/02 08:37

コメントする help

ニックネーム
本 文
ローソンが成城石井を550億円で買収、事業多角化を進める アルケミストは考えた/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる