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zoom RSS ノーベル賞になぜユダヤ系受賞者が多いのか? 自意識の問題?

<<   作成日時 : 2014/10/11 07:18   >>

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ノーベル賞にはユダヤの血を引く受賞者の割合が高い。ユダヤ民族は知能が優れているのか? それとも、後天的な経験や教育が彼らの能力を引き出しているのか? その結果として、人生に優れた成果を残すことになるのか?

私の理解では、知能に関してはどの民族が頭が良いなどということはない。頭の良し悪しと言われるものは、置かれた環境と、環境から学び取ろうとする意志の強さの結果として現れるものだと思っている。同じものを見、同じことを聞き、同じ体験をしたとしてもその経験から個々人が得るものは異なる。ただ単に、受身的にそれらを経験するのか、それとも自発的にそれらに入り込んでいくのかで、同じ経験であっても得られるものには雲泥の差がある。

ユダヤ人と日本人の教育に対する違いはどこにあるのか? 自発的に学び取る教育とは? そして、高校・大学の人生における意味は?

日々の経験のちょっとした違いが、年数が経つと大きな違いとして現れてくる。生きること、知ることへの情熱を持ち続けることができれば、人生は実り豊かなものになることと思う。人間は人それぞれであるが、受身ではなく、自らが積極的に関わっていける人生。シャイな日本人にそれはできるのだろうか。世界が流動する中、日本人にも変化が求められている。


今年のノーベル賞で、ユダヤ系とされるのは、文学賞を受賞したPatrick_Modianoである。自身がユダヤ人と思っているかどうかは不明である。しかし、家系への自意識が作品にも投影されていることは間違いが無いだろう。

本ブログでは、私の2011年4月のノートより、ユダヤ人とノーベル賞に関係する部分を抜粋した。資料に示しているページ数は私のノートに付したページ番号である。




読売新聞 10月9日

ノーベル文学賞・仏人作家、「冬ソナ」に影響も

 授賞理由は「記憶の芸術で、最もつかみ難い人間の運命を想起させ、占領時の生活世界を明らかにした」ことによる。賞金は800万スウェーデン・クローナ(約1億2000万円)。

 ユダヤ系の父親がドイツ占領下のパリで送った生活が作品に投影される。「暗いブティック通り」は韓国ドラマ「冬のソナタ」にも影響を与えた。フランスで最も人気のある作家の一人。



Patrick Modiano(wikipedia)

Early and personal life[edit]

Jean Patrick Modiano was born in Boulogne-Billancourt, a commune in the western suburbs of Paris, France, on July 30, 1945. His father, Albert Modiano (1912–1977, born in Paris), was of Jewish origin, descended from a famous Sephardic family of Salonica.[2] His mother, Louisa Colpijn, was a Belgian (Flemish) actress also known as Louisa Colpeyn.[3] Modiano's parents met in occupied Paris during World War II and began their relationship semi-clandestinely. His father had refused to wear the star and did not turn himself in when Paris Jews were rounded up for deportation to concentration camps; he spent the war doing business on the black market and hanging around with the Gestapo stationed on the Rue Lauriston.[4]




ページ48
 ノーベル賞受賞者に対するユダヤ人の比率は高い。世界のユダヤ人の総人口はたった1300万人(ページ49)であるにもかかわらず。
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ページ52
 日本人とユダヤ人の教育方法の違いは歴然である。ユダヤ人の教育方法においては、自ら質問を発する、あるいは相手の質問に答えていくことの繰り返しで、思考能力が強化されていくものと推測される。それにたいして、日本の教育方法の基本は「受身」である。大学においても「記憶すること」が重要視される?
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ページ50
 物事に「真理」はあるか? ユダヤ人は物事を徹底的に疑う。さて、日本人は?
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ページ49
 ユダヤ人は世界にたった1300万人。そのユダヤ人がアメリカの大学の修士課程、博士課程に進む。彼らにとって、頭を鍛え研ぎ澄ますことが、古来より「生きること」を保証する唯一の道であった歴史がそうさせているのだろう。コミュニティ内で切磋琢磨できる環境をうまく作り上げられているものと思う。日本では少数精鋭というが、ユダヤ民族においては、いたるところにこの「少数精鋭」が存在するのだろう。
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ページ62
 「考える力」の重要性。最近、日本でもリベラル・アーツとは言われ始めたが。
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ページ70
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コメント(9件)

内 容 ニックネーム/日時
アメリカの日系人は日本人でしょうか?

ユダヤ人といっても様々な国で様々な民族と混血して何尾悪世代も経ているので純粋なユダヤ人は皆無です。

ユダヤ人とは日本人の祖先は朝鮮人と言うのと変わりが在りません。では日本人と朝鮮人はどこが違うのでしょうか?
匿名
2014/10/11 19:19
中国の身分証明書(IDカード)には「民族名」が書かれているけれどアメリカやヨーロッパ諸国のIDカードには民族欄は無い。IDカードには顔写真と目の色や髪の毛の色が書かれているだけです。
匿名
2014/10/11 19:24
日本では在日韓国朝鮮人の有名な学者や芸能人や企業人が多いです。
匿名
2014/10/11 19:27
匿名様

質問の意図から少し外れますが、まずはユダヤ人のノーベル賞受賞者リスト(Wikipedia)はこちらです。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A6%E3%83%80%E3%83%A4%E4%BA%BA%E3%81%AE%E3%83%8E%E3%83%BC%E3%83%99%E3%83%AB%E8%B3%9E%E5%8F%97%E8%B3%9E%E8%80%85

そして、次にユダヤ人とは何ぞや、ということですが、ユダヤ人(Wikipedia)によるとその定義は、
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A6%E3%83%80%E3%83%A4%E4%BA%BA

「ユダヤ人とはユダヤ教を信仰する人々」という定義は古代・中世にはあてはまるが、近世以降ではキリスト教に改宗したユダヤ人(例えばフェリックス・メンデルスゾーンやグスタフ・マーラー、ベンジャミン・ディズレーリ)も無神論者のユダヤ人(例えばジークムント・フロイト)も「ユダヤ人」と呼ばれることが多い。なお、イスラエル国内においてユダヤ教を信仰していない者は、Israeli(イスラエル人)である。
帰還法では「ユダヤ人の母から産まれた者、もしくはユダヤ教に改宗し他の宗教を一切信じない者」をユダヤ人として定義している。

ということで、私の理解では、ユダヤ人の母から生まれた子供は少なくとも一旦はユダヤ人、他宗教からユダヤ教に転向した者はユダヤ人となります。従って、石角完爾(http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%9F%B3%E8%A7%92%E5%AE%8C%E7%88%BE)のように、日本人でありながらユダヤ教を信じ、ユダヤ人となった人もいます。

畑啓之
2014/10/11 20:35
匿名様

続きです。

アメリカの日本人も、自身が日本人であると思っていれば日本人でしょう。卑近な例では、北海道のアイヌ民族、混血が進んでいますが、こちらも自身がアイヌであるとの自意識を持っていればアイヌではないでしょうか? すこし乱暴な定義かもしれませんが。

アイヌ(Wikipedia)では、
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%82%A4%E3%83%8C
2006年の北海道庁の調査によると、北海道内のアイヌ民族は23,782人となっており、支庁(現在の振興局)別にみた場合、胆振・日高支庁に多い。なお、この調査における北海道庁による「アイヌ」の定義は、「アイヌの血を受け継いでいると思われる」人か、または「婚姻・養子縁組等によりそれらの方と同一の生計を営んでいる」人というように定義している。また、相手がアイヌであることを否定している場合は調査の対象とはしていない。この調査は、調査に応じた人口のみのため、実際には調査結果よりもはるかに多くのアイヌ人口が見積られる。

こちらも自身がアイヌであると認めた人のみが、アイヌとしてカウントされています。
畑啓之
2014/10/11 20:36
アメリカのユダヤ人は第二次世界大戦の前から戦中にかけてヨーロッパから難民や移住で移り住んだ人たちが大勢います。このユダヤ人移住は日本への朝鮮半島からの移住と似ています。

そして、両者は移住先nアメリカや日本での生活安定や定着に苦労しています。この苦労が自意識をはぐくんだとも言えるでしょう。故に、アメリカではユダヤ人がそして日本では朝鮮人が活躍する背景になったのでしょう。
匿名
2014/10/12 09:07
匿名様

物心がついた幼少時に「お前は何者か」と子供に自覚させることができれば、教育のかなりの部分は成功したことになるかもしれません。「人生を何のために生きるか」というテーゼは非常に難しいですが、良きにつけ悪しきにつけ、子供の自覚を促すなんらかの端緒があれば、その後の人生に対する取り組みは違ったものになってくることと思います。

世界の中のユダヤ人、そして日本の中の韓国人・朝鮮人は、子供の時からその自身が置かれた環境を考えなければならない状況にあることは容易に想像できます。「子供が考え」「周囲が働きかける」循環ができ、学習効果が強化されることになるのでしょう。ここに言う学習は、学校教育だけではなく、社会全体に対する学習です。

日本の大人たちが子供に対して、このような「刺激」「動機付け」を与えられているかといえば、そうはなっていないように思います。子供たちは教育を義務と思い、権利とは認識していないかもしれません。17歳のマララさんがノーベル平和賞を受賞しましたが、世界中の子供たちが教育を受ける権利を強く訴えています。

日本人全体がそうであるとは思いませんが、日本の教育に「恵まれすぎるとそれが当たり前のことと思い込み、そのありがたみが認識できない」「過ぎたるは猶及ばざるが如し」といった状況があるような気がします。「何のために教育を受けるか」の軸がふらついているのかもしれません。教育を受ける側の自意識の問題ですね。

畑啓之
2014/10/12 20:32
教育を受ける側の自意識の問題ですね。

ハングリーさのことですね。
匿名
2014/10/13 15:47
匿名様

勉強する意義を伝えハングリー精神を植え付けられれば、教育はほぼ成功したと言えるでしょう。これが至難の技なのでしょうが。
畑啓之
2014/10/13 22:04

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