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zoom RSS エボラ、世界に拡大懸念 米でも国内感染 死者数4000人超に

<<   作成日時 : 2014/10/15 20:53   >>

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今日のブログのタイトルは、本日の日本経済新聞からいただいた。また、下の「エボラ出血熱の感染状況」「エボラ出血熱の感染者・死者数」も同新聞から転載させていただいた。

エボラ出血熱が最初に確認されたのは下のGigazineに示しているように1976年である。それからは、不定期な発生が見られるが、今回のような大流行は初めてである。

エボラ出血熱でわかっていること

1.空気感染はしない
2.数個のウイルスが体内に取り込まれると感染する
3.潜伏期間は2日〜3週間以上(一般には7日といっている)
4.発症に至る速度はエイズの100倍
5.骨以外のあらゆる組織を破壊する
6.効果のあるとされている薬はまだない
7.エボラ出血熱から回復した患者の血清は効果あり
 (血清中にエボラウイルスに対する抗体が含まれている)
8.ゴリラやチンパンジー、ブタやモルモットなどに感染
 (コウモリが宿主として疑われている)


今回、患者数と死者数が指数関数的に増えている理由としては、人と人とが接触する機会が以前の場合と比較して多いのではないかと想定できる。発症するまでに2日〜3週間以上(平均7日?)の潜伏期間がある。また、発症後しばらくは動き回ることができる。この期間に感染を広げる可能性が大きい。1976年の患者第1号は社交的な人ではなかったため、この患者からの感染者数は2人であった。しかし、この2人のうちの1人は社交的(プレイボーイ)であったために、多くの感染者を生み出してしまったようだ。

エボラ出血熱の世界的流行(パンデミック)を食い止めるためには、患者の発生している地区において、如何に人の交流を制限するかということにかかっているように思う。国外への移動禁止措置等をとらざるを得なくなるところまで来ているのではないだろうか。人道的見地が前面に出てくるので、どこまで可能かは未知数であるが、1976年、ザイールの大統領は軍隊により病院を封鎖し、人の出入りを禁止した。

エボラ出血熱の患者が、エイズのように薬さえ服用していれば、日常生活は支障なく送れるようになるのははるかに先のことである。エイズは最近では慢性疾患と言われているようである。ただし、エイズは完治することはないが、エボラ出血熱は、完治か死かの二者択一となる。



日本経済新聞 10月15日
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Gigazine 8月26日

致死率50%超えのエボラ出血熱の感染拡大を図でまとめるとこうなる

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厚生労働省検疫所 2004年3月

エボラウイルスについて (ファクトシート)よりの抜粋

エボラウイルスについて (ファクトシート)

2014年3月 WHO(原文〔英語〕へのリンク

要点

●エボラウイルスは、ヒトでのエボラウイルス疾患(EVD;以前はエボラ出血熱と呼ばれていました)を起こします。
●EVDのアウトブレイクでは、致死率は90%にもなります。
●EVDのアウトブレイクは、主に、アフリカの中部と西部の熱帯雨林に近い僻村で発生します。
●ウイルスは野生動物からヒトに感染し、ヒト−ヒト感染によって広がります。
●オオコウモリ科のコウモリがエボラウイルスの自然宿主であると考えられています。
●ヒトにも、動物にも、特異的な治療やワクチンはありません。

 エボラウイルスは、ヒトにエボラウイルス疾患(EVD)を起こし、致死率は90%にもなります。エボラは、1976年の同時期に、スーダンのンザラとコンゴ民主共和国のヤンブクの2か所で初めて発生しました。後者は、エボラ川の近くの村で発生し、疾患名は川の名前にちなんで名づけられました。

 エボラウイルス属は、マールブルグウイルス属、クウェバウイルス(Cuevavirus)属、エボラウイルス属からなるフィロウイルス科の1属で、5種が含まれます。

 ・ブンディブギョ エボラウイルス(BDBV)
 ・ザイール エボラウイルス(EBOV)
 ・レストン エボラウイルス(RESTV)   米ワシントン郊外のカニクイザル・センターで発生 詳細はこちら
 ・スーダン エボラウイルス(SUDV)
 ・タイフォレスト エボラウイルス(TAFV)

 BDBV、EBOV、SUDVの3種は、アフリカで、エボラ出血熱の大きなアウトブレイクを起こしてきました。一方で、RESTVとTAFVでは、これまで大きなアウトブレイクは起きていません。RESTVはフィリピンと中国で発見されており、ヒトに感染しますが、これまでのところ、発症者や死亡者は報告されていません。

さらに次の内容が詳述されている。
感染経路
症状と所見
診断
 エボラウイルス感染の確定診断をつけられるのは、研究所で実施される、数種類の検査のみです。その検査方法は以下の通りです
 ・酵素免疫測定(ELISA)法
 ・抗原検出法
 ・血清中和試験
 ・逆転写ポリメラーゼ連鎖反応(RT-PCR)法
 ・細胞培養によるウイルス分離
予防と治療
エボラウイルスの自然宿主
動物のエボラウイルス
予防
 ●家畜でのレストンエボラウイルスのコントロール
 ●人でのエボラウイルス感染のリスクの減少
 ●医療機関での感染予防
WHOの対応
表:主なエボラ出血熱の発生
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コメント(10件)

内 容 ニックネーム/日時
エボラ出血熱
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A8%E3%83%9C%E3%83%A9%E5%87%BA%E8%A1%80%E7%86%B1

患者の血液、分泌物、排泄物や唾液などの飛沫が感染源となる。死亡した患者からも感染する。 エボラウイルスの感染力は強いものの基本的に空気感染をせず、感染者の体液や血液に触れなければ感染しないと考えられている。これまでに見られた感染拡大も、死亡した患者の会葬の際や医療器具の不足(注射器や手袋など)により、患者の血液や体液に触れたことによりもたらされたものが多く、空気感染は基本的にない[8]。患者の隔離に関する措置が十分に行われていれば、感染することはない。
-----------------------------
★ 意外にアメリカやヨーロッパは不衛生なんだね。 手を洗わないで手掴みで食べているからかもしれない。


匿名
2014/10/16 08:30
匿名様

空気感染はしませんが、ミスト感染は?ですね。くしゃみで吐き出されたミスト中にウイルスが存在すれば感染の可能性はあると思います。

ノンフィクション書籍「ホットゾーン(THE HOT ZONE)2014年10月復刻版、飛鳥新社」に、米国ワシントン近くの輸入猿(カニクイサル)を入れた檻におけるエボラウイルス(ザイール株)の感染状況が記されていました。ある檻では次々に猿が死んでいくが隣の檻の猿には感染の兆候は見られない。だが、不思議なことに、そのもうひとつ隣の檻の猿の群れに後日発症が見られたというものです。何か明らかにされない何か他の理由(原因)があったのかもしれませんが、空気感染は起こらないと信じられている中での感染です。
畑啓之
2014/10/16 19:46
(飛沫)空気感染しないということは肺組織からは生体内に侵入しない、ということになります。それに対して接触感染は病原体が傷口から生体内に侵入(感染する)ということです。ちょうどHIVや肝炎に感染するのと同じです。

「組織親和性」とは病原菌やウイルスにはそれぞれ感染し易い組織があるということです。つまり皮膚からは感染(病原菌やウイルスが生体内に侵入すること)しないが粘膜や傷口からは感染する、などです。

従ってエボラ出血熱は病原ウイルスを含む飛沫が粘膜や傷から感染するのでしょう。黄熱病の常在地域と重なるにも関わらず黄熱病がアメリカやヨーロッパで広がらないのが不思議です。

黄熱病ワクチンはありますが汚染地域へ行く人には接種が義務付けられています。

匿名
2014/10/16 20:11
匿名様

症状があらわれてしまえばそれとわかりますが、潜伏期間(2日〜21日)が問題ですね。伝染しにくいのは確かなようですが、可能性のある人(保菌者)が不特定多数と接触しないように、完全隔離していくしか手はないのかもしれません。
畑啓之
2014/10/17 21:19
可能性のある人(保菌者)が不特定多数と接触しないように、完全隔離していくしか手はないのかもしれません。
-------------------------
★ それは不可能です。 感染者(保菌者)が病原体の媒体でも拡散の主体でも無いからです。 

若しも感染者らしいというだけで隔離すれば人権侵害になり更に故意であれ過失であれ感染させれば傷害罪若しくは殺人罪に罰しなければなりません。

HIV感染者(或いは発病者)が感染していることを隠して性交して相手に感染させてもその結果発病して死亡させても現行法規では傷害罪にも殺人罪にも該当しません。

極端に走ればインフルエンザ患者も隔離しなければならなくなります。
匿名
2014/10/17 22:49
エボラ出血熱騒動は発祥地のアフリカ西海岸地帯の地下資源探査が背景にあると思います。

感染症対策を口実に大国がこの地域の国に強い影響力を働かせ地下資源探査権益を獲得kすることが起きるでしょう。

HIVも最初はアメリカで発見されました。
エボラ出血熱もヨーロッパで発見されました。

いづれも病気の発祥地では話題にもならなかった病気です。

匿名
2014/10/17 22:55
匿名様

http://mainichi.jp/feature/nationalgeo/archive/2014/07/30/ngeo20140730003.html
 CDCのモンロー氏によれば、エボラ出血熱の感染源は発症者に限られ、保菌者が気付かない間に感染を広げることはない。また、保菌者が狭い旅客機内で発症しても、周囲の搭乗者に広がる可能性は低いという。

匿名様が今まで触れられてきたように、これは安心材料です。


産経ニュース 10月16日
http://www.sankei.com/world/news/141016/wor1410160057-n1.html

エボラとイスラム国「世界が対応を怠った2つの疫病」 国連人権弁務官

 国連のゼイド人権高等弁務官は16日の記者会見で、感染が拡大するエボラ出血熱と中東で台頭した過激派「イスラム国」は、世界が危機への適切な対応を怠ったために拡大した「二つの疫病」だと指摘した。

 ゼイド氏は、国際社会が最近まで、エボラ熱とイスラム国の双方について「存在を知りながら、恐るべき潜在力を読み誤っていた」と述べた。またゼイド氏は各国政府がエボラ熱感染者を隔離する際、人権侵害を防ぐためのガイドラインを作成していると明らかにした。(共同)

もし、国連人権弁務官が最悪の事態を予想していたならばその対応はどうなっていたか?

発症すれば間髪をおかずに隔離! 
隔離者から二次感染しないシステムの構築!

まだまだ長い戦いが続きそうですね。

畑啓之
2014/10/18 08:16
読売新聞
http://www.yomiuri.co.jp/world/20141018-OYT1T50004.html?from=ytop_main4

セネガルのエボラ出血熱流行、WHOが終息宣言
2014年10月18日 08時47分

 【ジュネーブ=石黒穣】世界保健機関(WHO)は17日、声明を出し、西アフリカのセネガルでエボラ出血熱の流行が終息したと宣言した。

 セネガルでは感染者の男性1人が8月末に見つかったが、この男性の治癒が9月5日に確認されて以後、42日間にわたって患者が発生していない。

 WHOは最大潜伏期間21日間の2倍の42日間、新たな感染者がなければ、流行終息とみなせると解釈している。
^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^
★ 乾季から雨季になってウイルスが飛散しない時期になっただけではないでしょうか?

「保菌者からは感染しないが発症者からのみ感染する」というのも怪しい言い訳にしか聞こえません。

東京の公選の蚊でデング熱が感染した今年の夏の事件は以前は単なる「夏風邪」で済ませていた症状をウイルス検査したらデングウイルスが検出された「それだけの事」だったのでしょう。

エボラ出血熱も以前は赤痢などのような「単なる汚れた水」を飲んだだけの消化器感染症だったのにウイルス検査したら「新発見ウイルス」が検出されただけのことでしょう。

こうして新しい病気と病原体が「発見」されるのでしょう。
匿名
2014/10/18 09:01
匿名様

本ブログの本文に示した日本経済新聞(10月15日)で、セネガルでは発症者1名、死者0名となっています。理由は定かではありませんが、偶然にも1名が罹患し、その後の二次感染がなかったということのようですね。他の国も同じようになれば良いのですが、WHOが12月になると1週あたり10000人の罹患者が出るのではと予測していますから、まだまだ予断は許しませんね。
畑啓之
2014/10/18 17:11
空気(飛沫)感染をしないで体液(接触)感染するのはHIVと同じです。感染力は弱いけれど発病すると死亡率が高いのは感染リスクの高い人たちの生活環境が非衛生かつ栄養不良で抵抗力が低いからです。

アメリカでもヨーロッパでも感染発病者の出身地は(報道されていないが)アフリカ系で貧しい人たちでしょう。

報道されている全身を覆う防護服の医療関係者は一種の「やらせ」です。現地では「そんな病気があったの?」という雰囲気でしょう。

病気の蔓延報道は製薬会社と医者の資源探査会社のアフリカ当該諸国への介入に国連を巻き込む作戦です。

匿名
2014/10/19 15:59

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