記録として書き留める、日銀の追加金融緩和と結果としての株高、円安
日本銀行が追加金融緩和をしました。これにより、急激な株高と円安が進行しました。
最近はデフレ傾向に触れ始め、物価上昇率が2%台に到達しない可能性が高くなっていましたので、日本銀行がカンフル剤を打ち込んだ格好です。これで、来年の10月に消費税を今の8%から10%に上げる手はずが整ったと考えても良いのかもしれません。
株式については10月の始めに変調をきたしましたが、これでやっと一息と言っていらっしゃる投資家の方も多いことと思います。さらに本日はGPIFが運用比率見直しを発表というニュースもあり、これが株式にとっては追い風となるかもしれません。
それにしても年間80兆円という金額は、国民が1億人とすると一人当たり80万円、1家族が4人とすると320万円。1家族の支出が年間600万円として、消費税の上積み分が2%(10-8%)は金額にして単純計算で12万円。国民から消費税で回収しても桁違いです。産業と商業を振興し、大きな付加価値を得る算段が必須となります。アベノミックスの大ギャンブルです。
ANN 10 月 31 日 17:53
東京株、7年ぶり高値=追加緩和で1万6413円—円、6年10カ月ぶり111円台
31日の東京株式市場は、日銀の追加金融緩和や円相場の急落、米国景気の回復期待を背景に買い注文が殺到した。日経平均株価の終値は前日比755円56銭高の1万6413円76銭と急騰し、リーマン・ショックによる株価急落前の2007年11月以来ほぼ7年ぶりの高値を記録した。日経平均は上げ幅を875円まで広げる場面もあり、今年最大の上昇となった。
日銀の追加緩和について、市場関係者の多くは「想定していなかったため大きな驚き」(銀行系証券)と受け止めた。公的年金が国内株の投資を倍増させると伝わる中で、日銀による株価指数連動型上場投資信託(ETF)の買い入れ拡大も決まり、「株式市場への直接的な効果もある」(インターネット証券)と強気の声も上がった。
[時事通信社]
読売新聞 10月31日 19時45分
日銀が追加緩和策…資金供給を最大20兆円増
国債などを買い増し、世の中に出回るお金の量を増やすペースを年80兆円と、これまでより10兆~20兆円拡大する。減速感が出ていた景気を下支えする。独立行政法人が公的年金の運用で株式の割合を増やすことも決まり、日経平均株価(225種)の終値は755円値上がりし、7年ぶりの高値をつけた。アベノミクスを側面支援する。
日銀の黒田東彦(はるひこ)総裁が就任直後の昨年4月に「量的・質的金融緩和」を導入して以降、初の追加緩和で、市場が予想しない中での「サプライズ緩和」となった。
世の中に出回る資金(資金供給量)は、これまで「年60兆~70兆円」増やす方針だった。しかし、消費増税による駆け込み需要の反動減が長引いている。増税分を除いた消費者物価の伸びを2015年度頃に2%にする「物価安定目標」の達成を確実にするため、緩和に踏み切った。
記録として
NYダウ
日経225 1ヶ月および日足
円/ドル
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最近はデフレ傾向に触れ始め、物価上昇率が2%台に到達しない可能性が高くなっていましたので、日本銀行がカンフル剤を打ち込んだ格好です。これで、来年の10月に消費税を今の8%から10%に上げる手はずが整ったと考えても良いのかもしれません。
株式については10月の始めに変調をきたしましたが、これでやっと一息と言っていらっしゃる投資家の方も多いことと思います。さらに本日はGPIFが運用比率見直しを発表というニュースもあり、これが株式にとっては追い風となるかもしれません。
それにしても年間80兆円という金額は、国民が1億人とすると一人当たり80万円、1家族が4人とすると320万円。1家族の支出が年間600万円として、消費税の上積み分が2%(10-8%)は金額にして単純計算で12万円。国民から消費税で回収しても桁違いです。産業と商業を振興し、大きな付加価値を得る算段が必須となります。アベノミックスの大ギャンブルです。
ANN 10 月 31 日 17:53
東京株、7年ぶり高値=追加緩和で1万6413円—円、6年10カ月ぶり111円台
31日の東京株式市場は、日銀の追加金融緩和や円相場の急落、米国景気の回復期待を背景に買い注文が殺到した。日経平均株価の終値は前日比755円56銭高の1万6413円76銭と急騰し、リーマン・ショックによる株価急落前の2007年11月以来ほぼ7年ぶりの高値を記録した。日経平均は上げ幅を875円まで広げる場面もあり、今年最大の上昇となった。
日銀の追加緩和について、市場関係者の多くは「想定していなかったため大きな驚き」(銀行系証券)と受け止めた。公的年金が国内株の投資を倍増させると伝わる中で、日銀による株価指数連動型上場投資信託(ETF)の買い入れ拡大も決まり、「株式市場への直接的な効果もある」(インターネット証券)と強気の声も上がった。
[時事通信社]
読売新聞 10月31日 19時45分
日銀が追加緩和策…資金供給を最大20兆円増
国債などを買い増し、世の中に出回るお金の量を増やすペースを年80兆円と、これまでより10兆~20兆円拡大する。減速感が出ていた景気を下支えする。独立行政法人が公的年金の運用で株式の割合を増やすことも決まり、日経平均株価(225種)の終値は755円値上がりし、7年ぶりの高値をつけた。アベノミクスを側面支援する。
日銀の黒田東彦(はるひこ)総裁が就任直後の昨年4月に「量的・質的金融緩和」を導入して以降、初の追加緩和で、市場が予想しない中での「サプライズ緩和」となった。
世の中に出回る資金(資金供給量)は、これまで「年60兆~70兆円」増やす方針だった。しかし、消費増税による駆け込み需要の反動減が長引いている。増税分を除いた消費者物価の伸びを2015年度頃に2%にする「物価安定目標」の達成を確実にするため、緩和に踏み切った。
記録として
NYダウ
日経225 1ヶ月および日足
円/ドル
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この記事へのコメント
まさにバブルの始まりだと思います。このバブルをうまく利用する人もいるでしょう。だが、一般の国民には、10年後にこのツケが回ってくるような気がします。投入した呼び水よりも多くの水を汲み上げる戦略(知恵)が見えてこないところが不安ですね。絵に書いた餅ではなくて、具体的な方策が求められます。
国民が借金(ローン)で財(利益)を先取りすることが限界を超えてしまい国が借金をしなければ成り立たない税支出ばかりが増えてしまいました。
今の産業が興こらない世の中で借金(国際公共債)を返済する原資(税収)を増やす方法は何が在るのでしょうか?
そのいわゆる出口戦略はデノミの他に何も手段は無いでしょう。
デノミネーションは貨幣の呼び方が変わるだけですから、心理的作用ですね。大きなインフレ、場合によっては戦後のようなスーパーインフレを起こせば(貨幣に価値がなくなれば勝手にそうなるのだとは思いますが)全てはチャラとなり新たなるスタートです。こうなった時、案外、実物経済がものを言うかもしれません。
ドイツで或る呑兵衛が空になった瓶を部屋に放って置いたところ恐慌になって紙幣は紙屑になったが空瓶が大金に化けた。
買い物に行くときにリュックサックに札束を詰めて帰りには買った物を詰めて帰るは笑い話ではなく今日の世界で現実の国もあります。
中国新聞
http://www.chugoku-np.co.jp/local/news/article.php?comment_id=101801&comment_sub_id=0&category_id=256
九州電力
揚水発電の仕組み
http://www.kyuden.co.jp/effort_water_omarugawa_omaru04.html
結局はゼネコンの仕事を増やしただけで環境破壊が残った。
冗談めかして申し訳ありませんが、
リュックに札束を詰めて家をで、トイレットペーパーを詰めて家に帰る。案外ありえる話かも。
話は変わりますが、
山の木が切られ、そこに太陽電池が敷かれているのを見たときにはショックを受けました。
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★ 恒例の植樹祭を思い出しました。