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zoom RSS エボラ出血熱収束に期待を集める富士フイルムのアビガン錠

<<   作成日時 : 2014/11/12 20:03   >>

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富士フイルムのアビガン錠(ファビピラビル)がいよいよ治験の運びとなった。

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アビガン錠は、エボラ熱には未承認薬だが、フランス、スペイン、ノルウェー、ドイツの4カ国で4人の患者に投与され、全員の症状が回復したため、やっと次のステップに進むことになった。下のグラフにも示されているように、エボラの患者数は倍々ゲームで膨れ上がっている。素人目には何をのんびりと感じられるのではあるが、こと医療に関しては副作用がないことを確認することが重要なようだ。

治験に進むということは特に問題となる副作用は認められなかったということであろう。

したのグラフでみると、エボラ患者の発生数には大きな波があることがわかる。エボラは空気感染しないので、患者との直接接触に注意することで、感染を予防できる可能性があることを示しているものと考えられる。しかしながら、累積患者数と累積死者数は、下の対数グラフにもあるように、勢いが少し衰えているように揉む得なくはないが、まだまだ余談を許さない指数関数的な増加を示している。累積患者数は倍々ゲームで増えて行っているということである。なんとか、国の単位で封じ込めに成功しているようであるが、この結界が切れた時には、世界的なパンデミックに発展する可能性がある。

富士フイルムのアビガン錠は2万人分の在庫があり、30万人分の原料を確保しているとあることから、今世界で実際に使用できる可能性のある対エボラ薬はこのアビガン錠だけであると考えられる。西アフリカに集中投入して、日本の国際貢献として、その薬効を発揮してくれることを期待している。



ロイター 11月11日

アビガン、エボラ治療薬として年明けにも国際承認=富士フイルム

富士フイルムホールディングスは11日、子会社の富山化学工業が開発した「アビガン錠」について、年末から年明けにもエボラ出血熱の治療薬として国際的に承認される可能性があるとの見通しを示した。

アビガン錠は、エボラ熱の治療薬として承認を受けるため、フランスとギニアの両政府が共同で、11月中旬から、ギニアの患者60人による臨床試験(治験)に入る。治験の結果は12月末にも出て、その後1カ月程度で医薬品の承認を受ける見通し。

同社の石川隆利取締役(医薬品事業部長)によると、両政府の治験のため、すでに300人分のアビガン錠を日本政府から現地のギニアに送った。この治験は世界保健機関(WHO)も関知しているため、国際的な承認薬として世界に出荷する方向で調整しているという。

これまでにアビガン錠は、エボラ熱には未承認薬だが、フランス、スペイン、ノルウェー、ドイツの4カ国で4人の患者に投与され、全員の症状の回復が報告された。富士フイルムによると、同社にアビガン錠は2万人分の在庫があり、30万人分の原料を確保している。


2014年の西アフリカエボラ出血熱流行(Wikipedia)

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参考までに2009年新型インフルエンザ患者の増加を示した。

2009年5月5日に書いた文書の再録

この文書は2009年に発生した新型インフルエンザについて記したものです。

新型インフルエンザの患者数と死者数の推移

感染者数の増加速度 減速する

4月30日に、WHOは豚インフルエンザの呼び方を新型インフルエンザに変更いたしました。また、新型インフルエンザが疑われる患者の中に、多くの季節型のA型インフルエンザ(香港型、ロシア型)が混ざり込んでくることも分かりました。

現在の患者数は、検査の結果新型であると確定した患者の数で発表されています。その患者数の推移をニュースから拾いグラフにまとめました。

このグラフでは、患者数は2.7日で2倍に、死者の数は4.0日で2倍に、という計算になります。

前回報告した疑わしき患者も含む場合には、患者数が2倍になるのに約4日となっていました。患者の定義範囲が異なりますので、直接に比較することに少し無理があるかもしれませんが、患者数が倍増する時間は短くなった観があります。

情報量が増え、各国・地域が水際作戦に力を入れているにもかかわらず、患者数の増加は衰えていないように感じられます。メキシコでは増加速度は遅くなったようだとの多少明るいニュースもありましたが、下のグラフからは減速が読み取れません。

一方、死者の数が倍増する期間は4.0日と、患者数の倍増する期間の2.7日よりも長くなっていますので、こちらは多少なりとも明るいニュースです。

患者数が倍増するに要する日数がどんどん伸び、患者数が減少してくる時が早く来ますように。

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富士フイルムの「アビガン錠」はこのようにして開発された その戦略の素晴らしさ
いま、西アフリカで流行のエボラ出血熱が世界の大きな関心事になっている。そのポイントは、指数関数的に増加する患者の増加を食い止めること、そして、エボラ出血熱が流行国から世界に拡散するのを防止する封じ込めることである。 ...続きを見る
アルケミストは考えた
2014/11/14 20:20

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コメント(1件)

内 容 ニックネーム/日時
西アフリカでの発病者数と死亡者数の細かな統計でまるで感染流行実験のようですね。
匿名
2014/11/13 08:55

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