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zoom RSS 原油安に端を発する世界経済の大調整が今まさに始まった???

<<   作成日時 : 2014/12/16 21:25   >>

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原油安を発端に世界の金融市場が慌ただしくなってきました。エネルギーが安価に手に入るとなると私たち日本人は喜んでもいいように思うのですが、事情はそうでもないようです。

世界全体の景気が低下してきている。従って、エネルギー資源の消費量が少なくなっている。ゆえに原油がだぶつき、原油価格が急落した。産油国は今回は生産調整をしていない。原油はさらに値を崩す可能性もある。

産油国は大変です。ロシアは外貨の多くを原油と天然資源により稼ぎ出していましたが、大ピンチとなっています。自国通貨の下落を食い止めるために、金利を大きく引き上げました。

日本はエネルギー輸入国である。従って原油安となることは経済にとってプラスである。一方、世界経済が調整に入ると外貨を稼ぎ出す輸出が低迷してくる可能性がある。こちらはマイナスである。プラスとマイナス、どちらに分があるか? 難しいところです。

長期不況から脱出したアメリカがカゼをひかないこと。さらに東南アジアの経済が順調に伸びてくること。日本にとってこれが必須条件でしょう。中国のバブルが無事に軟着陸するかも気がかりです。


今日のお金の流れは複雑怪奇で理解できません。先物にどのようなお金がどれだけ流れ込んでいるか? 本来はヘッジを目的に考え出された先物でしょうが、今日ではその主用途は資産を増やす道具です。目いっぱいに掛金を張り、うまくいけば良いのですが、思惑が外れ追証が求められるようになるとドミノ倒しとなります。実態は私にはわかりませんが、想像するに今回は原油先物での赤字を株式の売却代金により埋め合わしたのではないでしょうか。もしそうだと、原油安がさらに進行すると株安も同時並行して進む可能性が強いのではないでしょうか。

今日の複雑系の世界では、一瞬先が闇、人智で計り知れない事象がこれからも起こり続けることでしょう。円/ドルが80円近辺から短時間のうちに120円近辺にまで達したのも、政府が意図したこととはいえ、これも一瞬先の出来事でした。それまでは日本のGNPが中国に負け世界第2位の座から降りざるを得ないと叫んでいました。そのGNPは円安進行により約2/3に縮小したわけですが、日本では騒ぎになりません。もう、そんなことがあったのか、という感覚でしょう。細かなことに気を止めないのが日本人です。しかし、世界の大きな潮流を見ていないのもまた日本人です。これは怖いことです。

今回の世界的な経済の大変動、大流動を日本政府がアベノミックスを武器にどのように乗り切っていってくれるか、安倍丸に乗船する私たち国民はしばらくはハラハラしていなければならないでしょう。まずはロシアのプーチン丸を横目で見ながら。



日経ビジネス 12月15日
原油価格急落、飛び交う「陰謀説」は本当か?


NHK 12月16日
NY原油市場 先物価格一時55ドル台に


ロイター 12月16日
原油は来年末までに40ドルに下落、フラッキング革命で=米専門家


DIAMOND online 12月16
原油価格の下落は日本にとって福音ばかりではない? 「逆オイルショック」で回り出す負のループの正体



日本経済新聞 12月16日
ロシア株、5年7カ月ぶり安値圏 原油安・通貨安で下落基調


日本経済新聞 12月16日
資源国通貨が急落 ロシア、金利17%へ大幅引き上げ



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コメント(3件)

内 容 ニックネーム/日時
原油安が続けば、化学工業は儲からなくなり化学製品も売れなくなりその波及連鎖効果で正真正銘のデフレになるそうです、これは本当か?

匿名
2014/12/17 00:59
匿名様

原油価格が下がれば製品(ガソリン、灯油、ポリエチレン、ポリプロピレン)などの価格も下げざるを得なくなります。従って、売上自体が縮小してしまうことになります。売上高が落ちたとは言え人件費等の固定費に関する部分には大きな変化は生じません。従って、製品価格/原料価格の比率が改善でいいなければ当然のことながら利益を圧迫することになります。
畑啓之
2014/12/17 06:40
産油国は中東の国々だけではなく北海沿岸の国もあります。

そして産油国は原油生産費を負担しなければならないし国家収入の大半を占める原油販売が収入るので何時まで生産し続けることが出来るでしょうか?

原油を生産し続けても消費国の原油や石油製品の備蓄量には限りがあるので購入量も限界があります。

匿名
2014/12/17 08:26

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