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zoom RSS 日本の国債格下げなんて何のその 株価は知らんぷりして尻上り

<<   作成日時 : 2014/12/02 21:56   >>

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本日より衆議院選挙が始まった。これに時期を合わしたというわけではないとは思うのだが、あまりにも計ったようなタイミングで日本国債格付けが1ランク下げられた。これで、日本国債の信用度は中国、韓国、イタリアのそれよりも低くなった。また、このランク低下に引きずられて国債を多く保有している日本の銀行と証券会社の格付けもそれぞれ1ランク低下した。

国債格付けが低下するということは、国の信用度も低下することなので、円安に動くかと思いきや、なんと円高に振れた。円をバカスカ印刷するので、業界内には近いうちに国債信用度が低下するとの読みがあったのだろうか。2ランクくらいは低下すると思っていたのが1ランクの低下ですんで、関係者はほっと胸をなでおろしたのかもしれない。あるいは、端から国債の信用格付けなどというものには意味がないと、皆が思っていたのかもしれない。

国債の信用度低下は、たとえそれが米国の一信用調査機関の評価結果だったとしても、普通は国家の一大事である。その一大事にもかかわらず、本日の株価もそれを無視するかのように上昇した。相場は人の心、いや、欲を飲み込んで蠢く生き物である。一人ひとりは、きっと本日の株価は下がるに違いないと思ったことだろうが、蓋を開けてみると逆に上昇した。

コンピュータはミリ秒、マイクロ秒での取引には強いが、人の心が絡むこのような値動きには対処できないだろう。ビッグデータ(Twitterのささやき情報)を利用することも考えられているようであるが、コンピュータでは人心は捉えきれないだろう? 日本の国債格付けのランクダウンとそれに伴う株式相場の動きをみてそう感じた。ただし、株式については皆が、朝方のマイナスからプラスに向けて株価が動き出した時に、これは言われている「官製相場」に違いないとの確信を皆が深め、それを信じて突き進んだからかもしれないが(格下げでも株高・債券高、市場が意識する「官製相場」)。


日経平均 12月2日
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東洋経済 ONLINE 12月2日

ムーディーズ、日本国債A1に格下げの理由  G7でイタリアに次いで低い格付けに

格付け会社のムーディーズ・インベスターズ・サービスは日本の政府債務格付けをAa3からA1に1ノッチ格下げした。格付の見通しは「安定的」(見通しの期間は今後1年〜1年半の間)。格下げは2011年8月24日にそれまでのAa2からAa3に下げて以来、3年3カ月ぶり。G7先進7カ国のなかではBaa2をつけているイタリアに次いで低い。

格下げ理由としては、第1に「財政赤字削減目標の達成可能性に関する不確実性の高まり」、第2に「デフレ圧力の下での成長促進策のタイミングと有効性に対する不確実性」、第3に「それに伴う中期的な日本国債の利回り上昇リスクの高まりと債務負担能力の低下」を上げた。長期的な財政再建目標の達成の可能性、長期的な成長の可能性などのバランスを考えて見直したもの、としている。
(続く)



日本経済新聞 12月2日

ムーディーズ、邦銀5行と生保2社も格下げ

 米格付け会社ムーディーズ・インベスターズ・サービスは2日、三菱東京UFJ銀行や三井住友銀行など邦銀5行と日本生命保険など生命保険2社の格付けを1段階引き下げたと発表した。前日の日本国債の格下げを受け、有事に政府の支援を受ける金融機関の格付けにも影響が及んだ格好だ。
(続く)



ロイター 12月2日 朝8時25分

今日の株式見通し=反落、米株安と高値警戒感で小休止



Bloomburg 12月2日 16時

日本株は連日高値、景気や業績改善期待根強く輸出堅調−鉱業も



BLOGOS 12月2日

日本国債「リスク資産」に格下げもなんのその 突き進むアベノミクス

中国より格下

大手格付け会社ムーディーズ・インベスターズ・サービスは1日、日本国債の格付けを「Aa3(最上位から4番目)」から「A1」に1段階引き下げた。シャドーバンキング(影の銀行)問題を抱え、中国人民銀行の政策金利引き下げで高利回り金融商品の破綻が懸念される中国(Aa3)より日本の信用は低いと格付けされたのは衝撃的だ。

大手格付け会社の日本国債格下げは、欧米系のフィッチ・レーティングスが2012年5月に日本国債を「ダブルAマイナス(最上位から4番目)」から「シングルAプラス」に1段階引き下げて以来、初めて。欧州では最上級のトリプルAを失っただけで大騒ぎなのに、日本はもう不感症と言って良い状態。

アベノミクスの是非が問われる今回の総選挙にも日本国債の格下げは何の影響も与えないだろう。有権者にとって財政健全化は二の次で、消費税再増税の先送り、法人税減税、景気回復、社会保障の拡充が一番だからだ。
(中略)
フローで見た場合、単年度の財政赤字を家計や企業の貯蓄分で埋められなくなってきている。経常収支が赤字に転落する恐れもある。海外資本が「リスク資産」に格下げされた日本国債を購入するとは考えにくい。その場合は日銀が財政ファイナンスを行うが、黒田バズーカ2にも天井がある。

虎視眈々と機会うかがう中国

日銀のマネタリーベース(資金供給量)は2014年末で270兆円。15年末で350兆円、16年末で430兆円。黒田バズーカ2は早ければ17年にも打ち止めとなる可能性がある。日銀が市場から総額で450兆円もの日本国債を購入するのは困難とみられているからだ。

経常収支が赤字に転落し、日本がこれまでの貯蓄を食いつぶす状況になれば円安がさらに加速し、インフレが急激に進むだろう。長期金利がいずれ上昇を始めても、それ以上のペースでインフレが進めば、対国内総生産(GDP)比の政府債務残高は減少する。
(後略)




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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
格付会社が全く信用されていない、デタラメだとバしているのですから誰も反応しないのは当然のことです。毎度デタラメばかり書いて、恥というものを知らないのですかね、この担当者。
トラトラトラ
2014/12/02 23:10
日経平均株価を構成している企業の業績は概ね好調なので円安に成れば株価は上がります。

為替取引では交互に円安円高に成り株価もそれに連れて変動します(投資投機なので当然です)。

国債は壱年五年十年などと償還期限が長期なので発行時の金利は既発行国債残高によって変わります(発行残高が多い程金利総額が多くなるので発行時金利は低くなります)。

現在では五年国債の金利は0.1%程度です。
匿名
2014/12/03 08:42

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