十二支は難しい なぜ「未」が羊なのか? 当たり前が当たり前でない世界

年賀状には「羊」年と書いてしまいそうですが、「未」年が正解です。この場合の、何が正解で何が不正解かは、多数決で決まります。年賀状の図案本を見てみますと、間違いなく正解は「未」です。

ですが、教科書なしに「ひつじ」年の「ひつじ」という漢字を書きなさいという問題が出題されたとすると、これは難問となります。ましてや十二支すべてを漢字で書ける人は僅かでしょう。そのような方がいらしたら、ただただ尊敬です。

なぜ「未」が「羊」なのか? 想像を絶するこの関連について調べてみました。その結果は、この両者には直接的な関係はないということのようです。「未」という漢字を見てこれが「羊」のことであるとわからなかったとしても、おそらくはわからない人のほうが多数派であると思われますので、「こんなものはわからない」が現在の日本人の常識で構わないのではないでしょうか。

歴史を経たものには理解を超えた重みが備わっていると、押しいただくところに「ありがたみ」が湧き出してきます。また、そのことを歴史を紐解きながら解説できる人は文化人と言われるかもしれません。文化・文明とはそのようなわかったようでわからないことを要素として内包しているものでしょう。



十二支(Wikipedia)

画像


このWikipediaからに引用

十二支の各文字の原意は不明である。一説に草木の成長における各相を象徴したものとされるがこれは漢代の字音による解釈説である(『漢書』律暦志)。また各十二支は十二の動物でもある。元々十二支は順序を表す記号であって動物とは本来は関係なく、後から割り振られたものという立場からはこの動物を十二生肖と呼ぶ。が、日本では十二支という言葉自体で十二の動物を指すことが多い。なぜ動物と組み合わせられたかについては、人々が暦を覚えやすくするために、身近な動物を割り当てたという説(後漢の王充『論衡』)や、バビロニア天文学の十二宮が後から伝播してきて十二支と結びついたという説がある。もともと動物を表していたという説では、バビロニアの十二宮が十二支そのものの起源だという説の他、諸説がある。


(Wikipedia)

」は『漢書』律暦志によると「昧」(まい:「暗い」の意)で、植物が鬱蒼と茂って暗く覆うこととされ、『説文解字』によると「味」(み:「あじ」の意味)で、果実が熟して滋味が生じた状態を表しているとされる。後に、覚え易くするために動物の羊が割り当てられた


さらに、
「未」と「羊」の由来



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この記事へのコメント

匿名
2014年12月31日 10:53
数の数え方に十進法と十二進法があります。

十二支は十二進法と関係があるのでしょうか?
2014年12月31日 19:48
匿名様

十二支(Wikipedia)によると、一日の時間は十二等分して時刻としていたようですから、十二進法です。角度も一周360度を12等分して、方向をあらわすのに利用したようです。
匿名
2015年01月01日 11:57
中国語の数の数え方は十進法にも関わらず干支や年月や方位のみが十二進法なのは何故でしょうか?

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