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zoom RSS 女性起業家「人工流れ星」に夢を託す、一瞬の輝きにならないように

<<   作成日時 : 2015/02/20 20:20   >>

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2月19日の日本経済新聞の、「『人工流れ星』に願いを 女性起業家、開発挑む 東京五輪での採用目指す」という記事が目に付いた。そこで関連する記事を調べてみた。

起業家というからにはこれをビジネスにまで育てようということである。これがはたしてビジネスになるのか? あまり否定的なことは考えない私であるが、本件のビジネスチャンスが見えてこない。

ビジネスであるからには、

1.人に利便を提供する 2.人に喜びを与える 3.科学技術の進歩に貢献する など

などがカテゴリーとして頭に浮かんでくるが、本件は、しいて分類すれば2.の「人に喜びを与える」に属するのだろうか。決して利便を与えたり科学技術の進歩に貢献したりするとは考えにくい。

さて、人に喜びを与えるということで考えると、これは宇宙花火だ。一瞬で燃え尽きるとしても、見える時刻と方向を広報し、その通りの結果を出すことが必要となる。地上の多くの人から見えなければならないから、前提条件は「充分に明るいこと」である。うまくいったとして、かかった費用の回収はどうするのか? ビジネスモデルが成り立たない。東京五輪のときだけ国がスポンサーというならば、これはまさにその瞬間のみ光を発する流れ星だ。そのあとがない。

明るさといえば探査衛星「はやぶさ」が地球に帰還した時の光をどうしても思い出してしまう。重量のある「はやぶさ」でも、大気との摩擦で急ブレーキがかかった。

今計画されている発光体のもとは週刊アスキー記事の写真(下のサイトにあり)からはかなり小さなもので、地球大気による減速は「はやぶさ」よりも大きいと考えられる。うまく発光したとしてもその持続時間と距離が未知数となる。

流星(Wikipedia)によると、

流星の元になる小天体は、0.1mm以下のごく小さな塵のようなものから、数cm以上ある小石のようなものまで様々な大きさがある。こうした天体が地球の大気に秒速数kmから数十kmという猛スピードで突入し、上層大気の分子と衝突してプラズマ化したガスが発光する(小天体が大気との空力加熱などにより燃えた状態が流星として見えているわけではない)。これが地上から流星として観測される。

とあり、可能性はなくはない。夜中の銃弾(初速度1km/秒程度か)が赤く光って飛んでいくのであるから、可能性はなくはない。やはり問題は、ビジネスチャンス! ビジネスとして成り立つかということである。




週刊アスキー 2月17日号 写真付き

夜空に流れ星を自在に流せる”人工流れ星プロジェクト”の発案者は理系ママ

 日時・場所のリクエストに応じて、夜空に流れ星を流すという"人工流れ星プロジェクト"が、現在着々と進行中だという。今回はその発案者に話をうかがった!

早ければ2016年にサービスを開始

 人工的に発生させようと計画しているのが、ALE(エール)の岡島礼奈さんだ。

 具体的なメカニズムに関しては、“企業秘密”ということで詳しく明かしてくれなかったが、岡島さんによれば、今年中には流星素材とマスドライバに関する技術的な目途が付きそうであるとのこと。目途がついたら、実際に打ち上げるための資金調達を開始し、早ければ2016年中には衛星を打ち上げて、サービスを開始できればと考えているという。

 実際の流星素材は直径1センチほどで、ひとつのマスドライバには約1000発の流星素材を搭載する予定。
人工衛星からマスドライバを用いて流星素材を射出。流星素材が上空70キロあたりに突入すると、周囲の大気と反応し、プラズマ発光を始める。



はやぶさ(探査機)(Wikipedia)

大気圏再突入 再突入時に光り輝くビデオ映像あり

仕様全高:1.5 m
全幅:1.5 m
全備質量:510 kg

帰還カプセル帰還カプセルは、直径40cm、質量16.3kgの蓋付中華鍋のような形状をした耐熱容器。地球帰還時には最大、約43,000km/時(約12km/秒)の速度で大気に進入するため、主に断熱圧縮による空力加熱を受けて前面の空気の温度は最大では2万℃ほどになる。

惑星間軌道から直接12km/sの相対軌道速度[70][注釈 71]で、はやぶさ本体およびカプセルは大気圏再突入した。流星のように輝きながら無数の破片に分解し、燃え尽きていくはやぶさ本体と、一筋の光の尾を曳いて飛び続ける再突入カプセルは、南オーストラリア州においては数十秒間にわたり地上から肉眼でも観測され、満月の倍の明るさに相当するマイナス13等級の輝きを発し[71]、人の影が地面に映るほどの明るさとなった[72]。

大気圏再突入時の最大減速率は50G程度で、再突入から約150秒後には秒速数十メートルまでの減速がおこなわれた。


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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
宇宙ミサイルの前実験だな、こりゃ。
匿名
2015/02/21 09:12
若い女、東大の博士、理系、

こういう女の尻ばかり追いかけるのがマスコミの悪い癖だ。
匿名
2015/02/21 21:13

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