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zoom RSS 「好き嫌いが多いのはうちの子の個性」は正しい文章か?

<<   作成日時 : 2015/02/23 21:14   >>

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「個性」なる言葉が最近わからなくなってきた。個性に対して私が持っている考え方は、個性の根本は精神であって、そのありようが表面に表れたものが個性として認識される。考え方が個性的、個性的なファッションなど。中には個性的な顔立ちという表現もあるが、これは人格を含めてその人の容姿を表現したものであると理解している。

ところが最近は、「好き嫌いが多いのはうちの子の個性」などという言い方が公然となされる。たしかに、精神のありようが表面に表れているので、個性といえば個性だが、はたしてこれを個性と呼んでもよいものだろうか?

辞書で個性を調べると人または個物(他と区別される、一つ一つの物。個体)に備わった特有の性質とくる。これからすると、個を他から特徴づける固有の性質は個性と呼んでもいいようだ。だが、「好き嫌いが多いのが個性」といわれるとやはり抵抗がある。

日本語で「個性」、これはWikipediaに項目はあるが、他国語へのリンクはない。個性に相当する言葉は海外にないのだろうか。海外ははっきりしている。個性を英語に訳してみるとPersonarityとあり、これは明らかに心から表出される人間の性質だ。このPersonarity(Wikipedia)は多くの言語の同意味語へとリンクしており、日本語では人格(Wikipedia)と結びついている。

「個性」=「人格」+「?」

という図式になりそうだが、この「?」を特定するのはなかなかに難儀である。



2月22日の日本経済新聞にはタイトルに「個性」を含む2つの記事があった。

  「アルビノ」の悩み・体験共有 違う見た目 個性だよ

  鉄道・観光 個性輝く ローカル線で誘客

これ以外にもGoogleNewsには多くの個性が出てきます。


通常、私たちが当たり前のように使っている「個性」という言葉は日本語のみに存在する特殊な概念を持った言葉なのでしょうか。確かに、言葉は生き物ですから時代とともにその持つ意味も変わってきます。このPersonality+Characteristicsのような言葉。なんとなく使ってはいますが、やはり私には難しい言葉です。




goo辞書 こ‐せい【個性】.

個人または個体・個物に備わった、そのもの特有の性質。個人性。パーソナリティー。「―の尊重」「仕事に―を生かす」「―が強い打撃フォーム」


個性(Wikipedia)  他言語Wikipediaへのリンクなし

言葉の説明

日本では往々にして肯定的な意味で用いられるが、本来は存在する上での差異を指しているだけに、必ずしも有益であったりするものばかりではない。近年では、身体障害者の身体的特徴や精神障害者の症状をも、その人の個性であるという考え方も生まれている。いずれにせよ、たとえ客観的には不自由を強いる特徴であっても、それがその人らしさを形成する上で、必要不可欠な要素となっているのであれば、立派に個性の一端と呼ぶ事ができる。

広義では工業製品などの大量生産品であっても、他社製品とは違う機能やデザインをしている事を指して個性的であると表現する事もある。画一的な工業製品から逸脱したデザイナーズ・ブランドに顕著な傾向ではあるが、中には奇を衒い過ぎて、本来の機能が損なわれている場合もある。シンプルで余計な付加価値を持たない製品が、近年の多機能化傾向の強い風潮の中で、逆に個性的とされる皮肉な逆転現象も起こっている。

個人あるいは個々の事物において、それを特徴づけ、他と区別するような性質。性格。




個性は英語ではPersonarityとなる。Wikipediaで「個性」は下に引用したように見出せるが、そこからPersonaliryへはつながっていない。英語版WikipediaでPersonarityを検索すると、

Personarity(Wikipedia)

Personality has to do with individual differences among people in behaviour patterns, cognition and emotion.  Different personality theorists present their own definitions of the word based on their theoretical positions.
##The term "personality trait" refers to enduring personal characteristics that are revealed in a particular pattern of behaviour in a variety of situations.

とある。

Google翻訳を用いると、少しあいまいなところはあるかもしれないが、次のようになる。

パーソナリティは、行動パターン、認知と感情の人々の個体差に関係しています。別の人格の理論家は彼らの理論的な位置に基づいて単語の独自の定義を提示する。
##用語「性格特性」とは、さまざまな状況での行動の特定のパターンで明らかにされている個人の特性に耐えを指します。


そしてこのPerspnarityは多くの多国語Wikipediaへとリンクされており、日本語では人格(Wikipedia)となる。この人格(Wikipedia)中には「個性」という言葉は一度も出てこない。



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コメント(2件)

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個性の無いのも個性....なんちゃって。

個性という単語がいつからどこで始まったかが個性の含意(原意)を知るには適当だと思う。 

曖昧だが口語表現の「らしさ」が漢字熟語の個性に近いのではなかろうか。

アメリカ英語では「Individual」が個性(的)な意味で使われる。

言葉は使う人を現すので個性にも千差万別の意味がある。

裏返せば個性の使い方でその人の個性が窺える。

個性の意味を詮索するよりもそういう類の言葉だと思えば良い。
匿名
2015/02/24 08:57
個性の対語に協調性がある。
匿名
2015/02/24 10:14

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