越後製菓vs佐藤食品の切り餅戦争 同じ土俵での戦い第2幕始まる
新聞記事などでは小さな扱いですが、越後製菓vs佐藤食品の特許係争第2幕となります。ただし、争われている内容の詳細は定かではありませんが、第1幕と同じ土俵での争いのようです。
第1幕は地裁では佐藤食品の勝ち、高裁では越後製菓が逆転勝訴、最高裁が佐藤食品の控訴を退けて越後製菓の勝訴が確定しました。
今回の第2幕も、新聞記事からすると第1幕と同じ内容で争われているようです。東京地裁は越後製菓に軍配を上げました。佐藤食品が控訴するとして、勝ち目はあるのでしょうか。すでにその技術範囲での判例が第1幕で作り上げられています。
第1幕(確定) 対象は5商品
サトウ食品工業に製造の差し止めと製造装置の破棄および
約8億円の損害賠償などを命じる判決
第2幕(地裁) 対象は20商品
佐藤食品工業に7億8277万円の支払いを命じた
佐藤食品工業の決算書(2014年)では、売上高279億円、粗利97億円、営業利益6億円、経常利益6億円、純利益3億円となっています。
控訴するかしないか、見守っていきたいと思います。
新潟日報 4月14日
佐藤食品に7億8千万支払い命令 切り餅特許訴訟
切り餅をきれいに焼くために切り込みを入れる特許権を侵害されたとして、包装餅業界2位の越後製菓(長岡市)が業界トップの佐藤食品工業(新潟市東区)に約19億1600万円の損害賠償を求めた訴訟の判決で、東京地裁(東海林保裁判長)は10日、特許侵害を認め佐藤食品工業に7億8277万円の支払いを命じた。
切り込みの特許をめぐっては、越後製菓が2009年3月、佐藤食品工業の5商品が特許権を侵害しているとして提訴。佐藤食品工業に約8億円の支払いなどを命じた判決が確定している。12年4月に提訴した今回の第2次訴訟では、対象を20商品に拡大した。
日本経済新聞 2912年9月20日
「切り餅」特許訴訟、越後製菓の逆転勝訴確定
最高裁、サトウ食品の上告退ける
2010年11月30日
本訴訟(第1幕、地方裁判所)の詳細(途中経過) 特許情報を含む
→ この段階では佐藤食品勝訴でしたが、最終的には越後製菓の勝訴となりました。
サトウの「切り餅」は越後製菓の特許を侵害せず ほんの少しの技術の差が商売に有利に働く特許事情
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第1幕は地裁では佐藤食品の勝ち、高裁では越後製菓が逆転勝訴、最高裁が佐藤食品の控訴を退けて越後製菓の勝訴が確定しました。
今回の第2幕も、新聞記事からすると第1幕と同じ内容で争われているようです。東京地裁は越後製菓に軍配を上げました。佐藤食品が控訴するとして、勝ち目はあるのでしょうか。すでにその技術範囲での判例が第1幕で作り上げられています。
第1幕(確定) 対象は5商品
サトウ食品工業に製造の差し止めと製造装置の破棄および
約8億円の損害賠償などを命じる判決
第2幕(地裁) 対象は20商品
佐藤食品工業に7億8277万円の支払いを命じた
佐藤食品工業の決算書(2014年)では、売上高279億円、粗利97億円、営業利益6億円、経常利益6億円、純利益3億円となっています。
控訴するかしないか、見守っていきたいと思います。
新潟日報 4月14日
佐藤食品に7億8千万支払い命令 切り餅特許訴訟
切り餅をきれいに焼くために切り込みを入れる特許権を侵害されたとして、包装餅業界2位の越後製菓(長岡市)が業界トップの佐藤食品工業(新潟市東区)に約19億1600万円の損害賠償を求めた訴訟の判決で、東京地裁(東海林保裁判長)は10日、特許侵害を認め佐藤食品工業に7億8277万円の支払いを命じた。
切り込みの特許をめぐっては、越後製菓が2009年3月、佐藤食品工業の5商品が特許権を侵害しているとして提訴。佐藤食品工業に約8億円の支払いなどを命じた判決が確定している。12年4月に提訴した今回の第2次訴訟では、対象を20商品に拡大した。
日本経済新聞 2912年9月20日
「切り餅」特許訴訟、越後製菓の逆転勝訴確定
最高裁、サトウ食品の上告退ける
2010年11月30日
本訴訟(第1幕、地方裁判所)の詳細(途中経過) 特許情報を含む
→ この段階では佐藤食品勝訴でしたが、最終的には越後製菓の勝訴となりました。
サトウの「切り餅」は越後製菓の特許を侵害せず ほんの少しの技術の差が商売に有利に働く特許事情
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この記事へのコメント
餅は焼いているうちにどのように膨れるか?が面白いのに....
真ん中に十字の切れ込みを入れればそこから膨れるという昔ながらの焼き餅の面白さがあるのでそういう切れ込みを特許申請すれば良いという逆転の発想をしなきゃお餅ろくないぞぉ~