ブラジルの小頭症の原因はジカ熱ウイルスか? それとも蚊駆除剤か? 原因見誤りは大参事を招く
ブラジルで発生している小頭症の原因がジカ熱ウイルスによるものか、それとも蚊駆除薬ピリプロキシフェンによるものか、の議論です。ブラジルのある州ではこの駆除薬の使用を中止したそうです。
小頭症の発生原因がこの蚊駆除剤であれば使用を中止したことは正解、もしジカ熱ウイルスがその原因であれば使用中止によりジカ熱媒介蚊が増え不正解となります。大きなかけですね。
日本もジカ熱ウイルスが侵入すればその感染が広がる条件を備えています。蚊を繁殖させないための知識をもち、それを実践していくことが私たちにも求められています。
【ヤブ蚊(ヒトスジシマカ)発生源ワースト5と防御方法】
1位 タメマス・・・ネットなどで蚊の出入りを防ぐ。
2位 プラスチック容器 ・・・ 水が溜まらないように、逆さまにする。
3位 植木鉢の受け皿 ・・・ こまめに水を捨てる。
4位 空き缶・空き瓶・・・水が溜まらないように、逆さまにする。ためないで、資源物として出す。
5位 境界ブロックの穴・・・土やコンクリートで穴を塞ぐ。
MEGA*BRASIL 2月18日
ブラジルRS州、小頭症との関連が疑われる薬剤の使用中止を公表 記事抜粋
ブラジル公衆衛生協会が推奨しているという幼虫駆除剤のピリプロキシフェンの使用を中止すると発表。
この薬剤はブラジルでは、デング熱やチクングニア熱、ジカ熱などのウイルスを媒介するネッタイシマカの幼虫の駆除のため、2014年から使用されているという。
同薬剤と小頭症との関連に疑いがあるとしているのは、アルゼンチンの医師や研究者などによって構成される団体PCSTによる研究発表だという。
同レポートは、ペルナンブッコ州では直接、飲料水にも使われる給水システムにピリプロキシフェンを使い、これが行われたペルナンブッコ州で小頭症が発症していることは偶然ではないとしているという。
ピリプロキシフェンの製造者は日本企業の住友化学だという。
WHOが2004年、及びアメリカ合衆国環境保護庁(EPA)が2001年に公表している書類によると、ピリプロキシフェンを飲料水に使用しても、突然異変の誘発、遺伝毒性、発がん性、催奇形(薬物の胎児への悪影響)といった危険は一切ないと示されているという。
毎日新聞 2月19日
蚊の幼虫駆除剤 小頭症との因果関係を否定 住友化学 記事抜粋
住友化学は19日、同社が手掛ける蚊の幼虫駆除剤の成分「ピリプロキシフェン」の使用と、ブラジルで急増している新生児の小頭症との因果関係を否定するコメントを発表した。現地で関係を示唆する報道があったという。
産経ニュース 2月20日
小頭症との関連濃厚に ジカ熱担当のWHO高官 記事抜粋
世界保健機関(WHO)でジカ熱対応チームのトップを務めるエイルワード氏は19日、ジュネーブで記者会見し、妊婦の感染と新生児の小頭症との関連について、ますます疑いが濃厚になっているとの見解を示した。
ジカ熱(Wikipedia) 抜粋
母子垂直感染[編集]
母子垂直感染によっても伝染し、小頭症を引き起こすと考えられている。ただし、文献に残る事例は僅かである。
2015年11月、ブラジル保健省は北東地域で羊水検査により羊水中にジカウイルスが存在した2件の事例を基に、ジカウイルスと小頭症の関連性について警告を発した。2016年1月5日に発表されたこの2例の胎児に対する超音波所見は、2つのケースがいずれも脳の異なる部分を破壊されることにより小頭症を発症したことを示した。ブラジル保健省は、11月に警告したジカウイルスに感染した妊婦と小頭症の関連性について、疑わしいケースが2015年12月12日の段階で少なくとも2400例に達し、乳児29人が死亡していることを明らかにした。
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小頭症の発生原因がこの蚊駆除剤であれば使用を中止したことは正解、もしジカ熱ウイルスがその原因であれば使用中止によりジカ熱媒介蚊が増え不正解となります。大きなかけですね。
日本もジカ熱ウイルスが侵入すればその感染が広がる条件を備えています。蚊を繁殖させないための知識をもち、それを実践していくことが私たちにも求められています。
【ヤブ蚊(ヒトスジシマカ)発生源ワースト5と防御方法】
1位 タメマス・・・ネットなどで蚊の出入りを防ぐ。
2位 プラスチック容器 ・・・ 水が溜まらないように、逆さまにする。
3位 植木鉢の受け皿 ・・・ こまめに水を捨てる。
4位 空き缶・空き瓶・・・水が溜まらないように、逆さまにする。ためないで、資源物として出す。
5位 境界ブロックの穴・・・土やコンクリートで穴を塞ぐ。
MEGA*BRASIL 2月18日
ブラジルRS州、小頭症との関連が疑われる薬剤の使用中止を公表 記事抜粋
ブラジル公衆衛生協会が推奨しているという幼虫駆除剤のピリプロキシフェンの使用を中止すると発表。
この薬剤はブラジルでは、デング熱やチクングニア熱、ジカ熱などのウイルスを媒介するネッタイシマカの幼虫の駆除のため、2014年から使用されているという。
同薬剤と小頭症との関連に疑いがあるとしているのは、アルゼンチンの医師や研究者などによって構成される団体PCSTによる研究発表だという。
同レポートは、ペルナンブッコ州では直接、飲料水にも使われる給水システムにピリプロキシフェンを使い、これが行われたペルナンブッコ州で小頭症が発症していることは偶然ではないとしているという。
ピリプロキシフェンの製造者は日本企業の住友化学だという。
WHOが2004年、及びアメリカ合衆国環境保護庁(EPA)が2001年に公表している書類によると、ピリプロキシフェンを飲料水に使用しても、突然異変の誘発、遺伝毒性、発がん性、催奇形(薬物の胎児への悪影響)といった危険は一切ないと示されているという。
毎日新聞 2月19日
蚊の幼虫駆除剤 小頭症との因果関係を否定 住友化学 記事抜粋
住友化学は19日、同社が手掛ける蚊の幼虫駆除剤の成分「ピリプロキシフェン」の使用と、ブラジルで急増している新生児の小頭症との因果関係を否定するコメントを発表した。現地で関係を示唆する報道があったという。
産経ニュース 2月20日
小頭症との関連濃厚に ジカ熱担当のWHO高官 記事抜粋
世界保健機関(WHO)でジカ熱対応チームのトップを務めるエイルワード氏は19日、ジュネーブで記者会見し、妊婦の感染と新生児の小頭症との関連について、ますます疑いが濃厚になっているとの見解を示した。
ジカ熱(Wikipedia) 抜粋
母子垂直感染[編集]
母子垂直感染によっても伝染し、小頭症を引き起こすと考えられている。ただし、文献に残る事例は僅かである。
2015年11月、ブラジル保健省は北東地域で羊水検査により羊水中にジカウイルスが存在した2件の事例を基に、ジカウイルスと小頭症の関連性について警告を発した。2016年1月5日に発表されたこの2例の胎児に対する超音波所見は、2つのケースがいずれも脳の異なる部分を破壊されることにより小頭症を発症したことを示した。ブラジル保健省は、11月に警告したジカウイルスに感染した妊婦と小頭症の関連性について、疑わしいケースが2015年12月12日の段階で少なくとも2400例に達し、乳児29人が死亡していることを明らかにした。
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