アインシュタインの残した100年越しの「宿題」、重力波の検出に成功したという素晴らしいニュースです。超新星の爆発によるニュートリノをとらえた日本の場合と同様に、今回も多くのラッキーがあったようです。そのポイントをNational Geographicsの記事より抜粋いたしました。 NHK 2月11日 「重力波を初観測」米中心の国際研究チーム 発表 アメリカを中心とした国際研究チームは、11日、宇宙空間にできた「ゆがみ」が波となって伝わる現象、いわゆる「重力波」を初めて直接観測することに成功したと発表しました。重力波の観測は、ノーベル賞に値する成果とも言われ、日本の専門家も「天文学の飛躍的な発展につながる」と述べて高く評価しています。 National Geographics 2.12記事よりの抜粋 ノーベル賞級発見の手法と意義、天文学の新たな広がりを詳しく解説 100年におよぶ壮大な探し物に、ついに決着がついた。科学者たちはレーザーと鏡を使って、時空のさざ波「重力波」を直接観測することに成功した。 この重力波は、地球から約13億光年の彼方で、2つのブラックホールが互いに渦を巻くように回転して衝突したときに発生した。ブラックホールの1つは太陽の36倍の質量を持ち、もう1つは29倍の質量を持っていた。 合体してできた大きなブラックホールの質量は、もとの2つのブラックホールの質量の和よりも小さい。太陽質量3個分の質量がエネルギーに変換され、重力波として放出される。 ブラックホールどうしが合体する直前には、宇宙の全銀河のすべての星々が放出するエネルギーの総和の50倍も大きなエネルギーが放出された。 重力波は池に生じたさざ波のように宇宙を広がり、2015年9月14日、地球上に設置された4組の鏡の距離に、ごくわずかだが測定可能な変化を引き起こした。 LIGOの科学者たちは、信号は本物だと確信している。彼らの見積もりによれば、これだけ本物らしい偽の信号は20万年に1度しか入ってこないという。 ブログ一覧に戻る ホームページ「アルケミストの小部屋」に戻る |
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華の熟年 2016/02/15 10:58 |
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アルケミスト 2016/02/17 18:44 |
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