同じ5800億円、豊洲新市場と高速増殖炉もんじゅ その軽重はどう考えるのか?
9月21日の日本経済新聞朝刊に掲載されていた記事2つ、
豊洲ずさんな設計監理 歴代の責任者「空洞認識せず」
5884億円を投じた巨大事業
もんじゅ廃炉の方向 核燃料サイクルは堅持
すでに1兆円超の事業費を投じ、再稼働させた場合、文科省はこれからの18年間で
約5800億円の費用が必要と試算する。
方や関東地方の「現在の食」に直結。方や、日本の未来のエネルギー確保に貢献の可能性。
「今」を取るか? 「今と未来」の両方を取るか?
もんじゅは金額の大きさに圧倒され、結論ありきで話が(とんとん拍子に)進んでいるように感じられて仕方がありません。メリット-デメリット、実現可能性を踏まえて、ゼロベースで考えてみる必要があるのではないでしょうか?
9月26日の日本経済新聞朝刊
1面 GE、東電と効率発電 IoTで運転監視 火力にコスト競争力
米国では発電所の効率が1~3%改善
ガスタービンと蒸気タービンを組み合わせた設備では、効率1%改善で年数億円以上の削減効果
東電が全発電所にこのシステムを導入した場合、削減効果は年100億円を超える見込み
31面 金型復権の兆し テスラがほれた
富士テクニカ宮津 米テスラモーターズの主力EV「モデルS]のボディ骨格
シャーシーなどすべてアルミ製 金型誤差は数マイクロメートル
9月26日の神戸新聞朝刊
23面 加古川で来年に「第6回全国コットンサミット」開催
加古川では2014年から「加古川コットンプロジェクト」が始動
※加古川下流域は姫路藩の木綿「姫路木綿」の特産地であった。
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豊洲ずさんな設計監理 歴代の責任者「空洞認識せず」
5884億円を投じた巨大事業
もんじゅ廃炉の方向 核燃料サイクルは堅持
すでに1兆円超の事業費を投じ、再稼働させた場合、文科省はこれからの18年間で
約5800億円の費用が必要と試算する。
方や関東地方の「現在の食」に直結。方や、日本の未来のエネルギー確保に貢献の可能性。
「今」を取るか? 「今と未来」の両方を取るか?
もんじゅは金額の大きさに圧倒され、結論ありきで話が(とんとん拍子に)進んでいるように感じられて仕方がありません。メリット-デメリット、実現可能性を踏まえて、ゼロベースで考えてみる必要があるのではないでしょうか?
9月26日の日本経済新聞朝刊
1面 GE、東電と効率発電 IoTで運転監視 火力にコスト競争力
米国では発電所の効率が1~3%改善
ガスタービンと蒸気タービンを組み合わせた設備では、効率1%改善で年数億円以上の削減効果
東電が全発電所にこのシステムを導入した場合、削減効果は年100億円を超える見込み
31面 金型復権の兆し テスラがほれた
富士テクニカ宮津 米テスラモーターズの主力EV「モデルS]のボディ骨格
シャーシーなどすべてアルミ製 金型誤差は数マイクロメートル
9月26日の神戸新聞朝刊
23面 加古川で来年に「第6回全国コットンサミット」開催
加古川では2014年から「加古川コットンプロジェクト」が始動
※加古川下流域は姫路藩の木綿「姫路木綿」の特産地であった。
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この記事へのコメント
米国では発電所の効率が1~3%改善
ガスタービンと蒸気タービンを組み合わせた設備では、効率1%改善で年 数億円以上の削減効果東電が全発電所にこのシステムを導入した場合、削 減効果は年100億円を超える見込み
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何十年も昔から既に発電所内にはガスタービン発電機が置かれています。夏場のp-ク電力需要を賄う為と新規発電所建設用地が無いことがその理由です。
発電効率を上げるのはボイラーの熱効率次第でガスタービン併用のコンバインド発電は完全に新たな設備になります。
この記事の主眼は負荷(=発電)変動稼働が可能な火力発電の無駄(余分)な発電を制御することが目的です。
この記事は発電制御と発電熱効率を混同しています。
31面 金型復権の兆し テスラがほれた
富士テクニカ宮津 米テスラモーターズの主力EV「モデルS]のボディ骨格
シャーシーなどすべてアルミ製 金型誤差は数マイクロメートル
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アルミは鐵に比べ延性が劣っているので衝突時の衝撃を吸収できないでしょう。
金型精度と材質特性とは関係がありません。
5884億円を投じた巨大事業
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そもそも、問題の発端はベンゼンがあることは解っていたし反対もあったにも関わらず該地に食品市場を移転することを決定ししかも環境基準の43000倍もベンゼンが地中にあると「解った」のは「東京都が土地を購入した後」なので「空洞認識」を槍玉にあげ「ずさんな設計監理」と言うのは問題点の「すり替え」です。
全面盛り土の敷地に(当然のことだが)高床式の市場建物を建てるとド真ん中を通る道路を更に高くしなければならない。
市場建物を高床式にしないのであれば地下空間を設けなければ地下水から染み出るベンゼン等と市場建物床を隔離できない。
地下水位が上がると建物全体が浮き上がる(その結果建物が傾くまた地盤液状化の逃げ場所も兼ねる)ので、地下空間の床を全面コンクリート床にしないで一部を砂利にしてその地下空間に地下水が染み出て溜まるようにした。
市場のド真ん中に道路を通し市場を分断するよりも道路は海岸沿いに通すべきだった。
石炭を蒸し焼きにしてガスを製造していた日本国中の工場跡地は豊洲(元東京ガス工場)と同じベンゼン汚染があるが土壌地下水大気分析検査もされていない。
東京都にとって5800億円は安いものです。
すでに1兆円超の事業費を投じ、再稼働させた場合、文科省はこれからの18年間で
約5800億円の費用が必要と試算する。
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もんじゅの代わりに高速炉(http://web.archive.org/web/20080202225323/http://mainichi.jp/select/science/news/20080202k0000m040124000c.html)を造るだけの話です。
発電関係企業や技術者は扱う物質が「水water」なので危険物の観念に欠けています。水は漏れても燃えないし毒性も無いのでいささか安易な設計をしがちです。 化学工場の設計とは異なり緊張感に欠けていると思います。