技術士一次試験 H29年度基礎科目解答 機会損失を確率計算で最小限とする

10月8日に実施された技術士一次試験の基礎科目の出題が公表されました。それを受けて、その解答集を作成いたしました。全体としては波静かといった感じで、例年と大きく変化はしていないようですが、電気抵抗に関する出題があるなど、少しずつですが変化も見られます。

      技術士一次試験 基礎科目 H28~H16年

      技術士一次試験 基礎科目 H28年単独

      技術士一次試験 基礎科目 H29年単独

      H29年度 技術士一次試験 基礎科目出題

です。



このブログには、機会損失を見積もる確率計算を掲載いたします。

I-1-3

工場の災害対策として設備投資をする際に,恒久対策を行うか状況対応的対策を行うかの最適案を判断するために,図に示すデシジョンツリーを用いるO 決定ノードは口,機会ノードは0,端末ノードはムで表しているD 端末ノードには損失額が記載されているO また括弧書きで記載された値は,その「状態」や「結果」が生じる確率である。

状況対応的対策を選んだ場合は,災害の状態Sl,S2, S3がそれぞれ記載された確率で生起することが予想されるD 状態SlとS2においては,対応策として代替案A1若しくはA2を選択する必要があるO 代替案A1を選んだ場合には,結果R1とR2が記載された確率で起こり,それぞれ損失額が異なる。期待総損失額を小さくする判断として最も適切なものはどれか。

① 状況対応的対策の期待総損失額は4.5億円となり,状況対応的対策を採択する。
② 状況対応的対策の期待総損失額は5.4億円となり状況対応的対策を採択する。
③ 状況対応的対策の期待総損失額は5.7億円となり,状況対応的対策を採択する。
④ 状況対応的対策の期待総損失額は6.6億円となり,恒久対策を採択する。
⑤ 状況対応的対策の期待総損失額は6.9億円となり,恒久対策を採択するO


Ⅰ-1-3
 正答は②

 新傾向の問題であるが、内容は易しい。図中にその解法を記す。なお、□は決定ノードであるから、状態S1では損失が少ない代替案A1を、状態S2でも損失が少ない代替案A1を選ぶ。状況対応的対策での見込み損失額が5.4億円となり、恒久対策の6.5億円よりも少ない金額となる。

画像



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