トップニュースは「世界経済V字回復困難」 どうする⽇本 どうなる⽇本

日本経済新聞が伝えるところによると、4~6月の米国GDPは32.9%減。感染拡大で7~9月期の回復力も疑問符が付く。日本は内閣府が30日、20年度の成長率をマイナス4.5%とした。GDPの水準がコロナ前に戻るのは、早くても22年度以降との見方が一般的だ。

これを受けて、大機小機では「国のビジョン 早期提示を」となる。本日の社説には関連する内容はないので、この大機小機が日本経済新聞の今の意見を代表するものだろう。

過去の歴史を見ると、不況の時に新しい技術や製品の種が作られ、それが好況になったときに花開いていると感じられる。今やるべきは技術革新の種を作ることではないだろうか。
今回のコロナで社会の在り方が多く気変容しているし、この変化はさらに大きくなる。社会の在り方も当然大きく変化せざるを得ない。この変化を支える一つの柱は、大機小機の言っているデジタル技術革新である可能性が大きい。そして、私の個人的な感覚としては、今こそ地域創生が必要ではないかということである。

デジタル技術を通じて全世界とつながり、その一方で地域のリアルなつながりを確かなものとする。そこに暮らしの幸せが生じてくるのではないかと考える。

2013年11月13日のブログより

日本に求められるイノベーション それを実現するのは人の知恵

 イノベーションとは何か? 日本にオペレーションはあるがイノベーションはない? これが日本弱体化の原因だった。

 日本経済に閉塞感が漂って20年を超え、やっとわずかながら上り坂を登り始めた感がある。しかし、大学新卒者の就職の門戸はまだ狭く、丁度石油ショック後の大就職難と状況をまだ引きずっている感じがする。国は国債発行を年々の糧を得る手段とすることが常態化した。いまも日本の国もあと数年で破産という声があちこちから聞こえる。アベノミックスの一発勝負に国民全員が期待しているというのが実態であると私は感じているが、期待を現実のものとするためには、国民がそのベクトルを合わせ、一致協力していく必要がある。

 国が富むためには、日本国民が売買できる、または物々交換可能な価値を創造し続けることが必要となる。いわゆるイノベーションである。しかし、日本の国は「出る杭は打たれる」のことわざ通り、どこかが尖った才能ある人間は周囲の人間に叩かれ潰されていく。これが日本という国が世界で尖った(どこかに秀でた、いわゆるクール・ジャパン)存在になれない理由のひとつであった。

 2次元の世界からは3次元の世界が見えず、3次元の世界からは4次元の世界が見えない。戦後の日本は「オペレーション」がこなせれば、そして大きなミスをしなければ出世の階段を登っていけた。そして、出世者の価値観が会社の、日本の、進路を決めてきた。いまの日本に求められるのはそれとは異質な「イノベーション」である。「オペレーション」の次元世界からは「イノベーション」の次元世界が見えない。したがって、「イノベーション」の世界に生きる住民には、いまの「オペレーション」の世界には市民権がない。「オペレーション」の世界の住民からすると「イノベーション」の世界の住民はお化けにしか過ぎない。これが日本の社会の抱えている、根治できない病根である。

 秀でた若者、尖った若者のすることを、理解しようとする努力が今の日本の私たちに求められている。日本の社会が「イノベーション」世界という高みに一歩登っていくために。そのために、最近では国も「大学入試制度の改革」「大学卒業要件の見直し」に着手し始めた。ただ、それが形となって現れてくるには5年、10年と長い歳月を要することであろう。一番簡単な方法は、若者を海外の大学で学ばせ、その成果を日本のために発揮してもらうことであるが、こちらも日本の大学改革にからめて見直し・推進していく必要がある。明治維新、終戦直後につづいての日本ののるかそるかの重要な時期である。以前にもそうであったように、海外の力をうまく利用していく知恵も必要である。


 なお、シュンペーター(Schumpeter,J.A.)によるイノベーションは、

1.新しい財貨の生産
2.新しい生産方法
3.新しい販路の開拓
4.原料もしくは半製品の新しい供給源の開拓
5.新しい組織の実現

であって、一般に受け止められるような大発明を求めているわけではない。ただし、この「新しい」という言葉には限りない広がりがあり、それをどう捉え、どう実行していくかが求められているわけである。知識ではなく知恵を必要とする。





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