囲碁>将棋>チェス>オセロと囲碁が複雑さダントツの一位

コンピュータの能力が向上してきて、そのメモリー容量と演算速度で将棋の棋士を打ち負かしていることはよく知られている。一方、囲碁は将棋と比べてはるかに複雑で、しばらくは人間に分があると言われている。

囲碁は通常は19路盤で、19×19=361と約1年を表すとも言われる。この19路盤では、棋士とコンピュータではまだまだ棋士(人間)に分があるので、コンピュータにも勝算があるように場合の数を少なくするために9路盤で勝負が行われた。その結果が化学工業日報で報道されているが、これでも人間の勝ちである。

オセロやチェス、将棋は駒の生き死にを扱うが、囲碁は領地を争うゲームであるので、コンピュータにとっては勝手が違うのかもしれない。Wikipediaには、9路盤の囲碁はチェスほど複雑ではないと書いてあるのだが。

人間はパターン認識、あるいは情緒や感覚という、コンピュータには取得が難しい能力が備わっているということであろうと理解した。



化学工業日報 3月18日

囲碁と将棋で明暗分かれたコンピュータ対決

▼先ごろ、プロ棋士とコンピューターソフトが対決する「囲碁電王戦」が行われた。通常の十九路盤より狭い九路盤を使い、棋士側が4戦4勝と完勝した。プロに立ち向かったのは、2009年の「コンピューターオリンピアード」で優勝した「Zen」だが、その打ち方を研究したプロ棋士に軍配があがった
▼初手から終局までの局面(手数)が10の360乗とされる十九路盤に比べ、九路盤は10の90乗、関係者はいい勝負になると予想していたが、プロ棋士の読みに一日の長があった
▼一方、将棋の世界では電脳の成長は著しい。12年の第1回将棋電王戦で故米長邦雄永世棋聖が敗北、昨年は1勝3敗1分けと分が悪い。現在のスターソフトである「Bonanza」は、王と金の位置関係などの評価パラメータを5000万項目にまで増やしているらしい。オープンソースとしたことで、ソフト開発の質も飛躍的に向上したようだ
▼プロ棋士の矜持と(ソフトの)アルゴリズムのレベルアップ、先週末の第3回初戦はロボットに進化したソフト「習甦」が先勝した。4月にかけての電王戦の行方を見守りたい。


コンピュータ囲碁(Wikipedia)

盤面状態の種類は、将棋で10の71乗、チェスで10の50乗、オセロで10の28乗と見積もられるのに対し、囲碁では10の160乗と見積もられる。また、ゲーム木の複雑性は、将棋で10の226乗、チェスで10の123乗、オセロで10の58乗と見積もられるのに対し、囲碁では10の400乗と見積もられている。ただし、9路盤の囲碁はチェスほど複雑ではない。


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