九州で太陽光・風力発電量が春秋の日中電力消費量を上回る快挙??

九州は太陽光発電のメッカとなっているようだ。全国で新たに発電申請される4分の1が九州とのこと。そのため、九州電力では、春秋の昼間の電力が太陽光発電だけで充分まかなえる計算となり、電力の供給にも支障をきたすおそれが出てきたとある。発電電力と使用電力の需給バランスである。

近い将来、太陽光・風力の接続量は約1,260万kW、九州電力ホームページの2013年発電量91,284百万kWhから平均発電量は1,042万kWとなり確かに太陽光・風力発電が上回ってしまう。昼間は火力発電を止めるか、供給過剰となった電力を揚水発電に回していく必要が生じる。それでも、天候任せの発電量が主では、時々刻々の発電量が不安定になり、急激な供給電力の低下によりブラックアウトが起こる可能性は残る。


さて、ニュースでは電力料金については記されていない。経済産業省が決めている(電力会社に購入を義務付けている)太陽光発電電力の売価(電力会社から見ると購入金額)は1kWh当たり32円または37円となっている。この金額は私たちが家庭で使う電気単価よりも高価である。勿論、工場などで使う電力単価よりもグッと高価である。

再生可能エネルギーの平成26年度の買取価格・賦課金を決定しました(経済産業省)
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太陽光発電の比率が大きくなってくると、当然、電気料金は高くなってくることが予想される。各電力会社の電力料金の比較が日本の電力会社の電気料金の比較[2013年]でなされているが、これを見ると九州電力の電気料金は他の電力会社と比べて高くはない。だが、太陽光発電が普及し、電力会社の購入価格が一般電力に転嫁されたとき、電力料金は当然高くなってくると考えられるのだが、電力料金がどのように変化するかの推定をしたサイトは見出すことができていない。単純に計算すると九州電力の電気料金は割高になっていくと思えるのだが。



Jcastニュース 9月25日

九州電力、再生エネルギーの買い取りを中断

九州電力は、再生可能エネルギーの固定価格買い取り制度(FIT)に基づく太陽光発電と風力発電の新規受け付けを、九州全域で2014年9月25日から中断する。24日に発表した。九電管内で計画中の太陽光発電事業の出力が、管内の需要を上回り、電力供給が不安定になる見通しとなったため。供給エリア全域で受け付けを中断するのは、電力大手で初めて。

7月末までに九電が買い取り申請を受け付けたのは、太陽光発電と風力発電の合計で1260万キロワットにのぼる。計画では2020年度までに700万キロワットを導入するとしているが、すでにそれを上回っている。



九州電力ホームページ 9月24日

九州本土の再生可能エネルギー発電設備に対する接続申込みの回答保留について


 平成24年7月の固定価格買取制度(以下、FIT)開始以降、太陽光発電(以下、太陽光)を中心に再生可能エネルギー(以下、再エネ)の普及が進んできました。特に九州は、太陽光のFITによる設備認定量、及び既に発電中の設備量のいずれも全国の約1/4を占めており、他地域と比べても再エネが急速に普及拡大しています。

 7月末現在の申込み量が全て接続された場合、近い将来、太陽光・風力の接続量は約1,260万kWにも達することが判明しました。これらの全てが発電すると、冷暖房の使用が少ない春や秋の晴天時などには、昼間の消費電力を太陽光・風力による発電電力が上回り、電力の需要と供給のバランスが崩れ、電力を安定してお届けすることが困難となる見通しです。

 以上の状況を踏まえ、当社は昼間の揚水運転の実施や地域間連系線を活用した九州外への送電など、現状で可能な最大限の需給バランスの改善策により、九州本土において再エネをどこまで受け入れることができるかを見極める検討を行います。この間(数か月)、別紙のとおり、既に再エネの申込みをされている事業者さま、及び今後新規申込みをされる事業者さまにつきまして、申込みに対する当社の回答をしばらく保留させていただきます。
 ただし、ご家庭用の太陽光(10kW未満)などは、当面回答保留の対象外とします。


九州電力データブック2013

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