ノーベル賞になぜユダヤ系受賞者が多いのか? 自意識の問題?

ノーベル賞にはユダヤの血を引く受賞者の割合が高い。ユダヤ民族は知能が優れているのか? それとも、後天的な経験や教育が彼らの能力を引き出しているのか? その結果として、人生に優れた成果を残すことになるのか?

私の理解では、知能に関してはどの民族が頭が良いなどということはない。頭の良し悪しと言われるものは、置かれた環境と、環境から学び取ろうとする意志の強さの結果として現れるものだと思っている。同じものを見、同じことを聞き、同じ体験をしたとしてもその経験から個々人が得るものは異なる。ただ単に、受身的にそれらを経験するのか、それとも自発的にそれらに入り込んでいくのかで、同じ経験であっても得られるものには雲泥の差がある。

ユダヤ人と日本人の教育に対する違いはどこにあるのか? 自発的に学び取る教育とは? そして、高校・大学の人生における意味は?

日々の経験のちょっとした違いが、年数が経つと大きな違いとして現れてくる。生きること、知ることへの情熱を持ち続けることができれば、人生は実り豊かなものになることと思う。人間は人それぞれであるが、受身ではなく、自らが積極的に関わっていける人生。シャイな日本人にそれはできるのだろうか。世界が流動する中、日本人にも変化が求められている。


今年のノーベル賞で、ユダヤ系とされるのは、文学賞を受賞したPatrick_Modianoである。自身がユダヤ人と思っているかどうかは不明である。しかし、家系への自意識が作品にも投影されていることは間違いが無いだろう。

本ブログでは、私の2011年4月のノートより、ユダヤ人とノーベル賞に関係する部分を抜粋した。資料に示しているページ数は私のノートに付したページ番号である。




読売新聞 10月9日

ノーベル文学賞・仏人作家、「冬ソナ」に影響も

 授賞理由は「記憶の芸術で、最もつかみ難い人間の運命を想起させ、占領時の生活世界を明らかにした」ことによる。賞金は800万スウェーデン・クローナ(約1億2000万円)。

 ユダヤ系の父親がドイツ占領下のパリで送った生活が作品に投影される。「暗いブティック通り」は韓国ドラマ「冬のソナタ」にも影響を与えた。フランスで最も人気のある作家の一人。



Patrick Modiano(wikipedia)

Early and personal life[edit]

Jean Patrick Modiano was born in Boulogne-Billancourt, a commune in the western suburbs of Paris, France, on July 30, 1945. His father, Albert Modiano (1912–1977, born in Paris), was of Jewish origin, descended from a famous Sephardic family of Salonica.[2] His mother, Louisa Colpijn, was a Belgian (Flemish) actress also known as Louisa Colpeyn.[3] Modiano's parents met in occupied Paris during World War II and began their relationship semi-clandestinely. His father had refused to wear the star and did not turn himself in when Paris Jews were rounded up for deportation to concentration camps; he spent the war doing business on the black market and hanging around with the Gestapo stationed on the Rue Lauriston.[4]




ページ48
 ノーベル賞受賞者に対するユダヤ人の比率は高い。世界のユダヤ人の総人口はたった1300万人(ページ49)であるにもかかわらず。
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ページ52
 日本人とユダヤ人の教育方法の違いは歴然である。ユダヤ人の教育方法においては、自ら質問を発する、あるいは相手の質問に答えていくことの繰り返しで、思考能力が強化されていくものと推測される。それにたいして、日本の教育方法の基本は「受身」である。大学においても「記憶すること」が重要視される?
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ページ50
 物事に「真理」はあるか? ユダヤ人は物事を徹底的に疑う。さて、日本人は?
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ページ49
 ユダヤ人は世界にたった1300万人。そのユダヤ人がアメリカの大学の修士課程、博士課程に進む。彼らにとって、頭を鍛え研ぎ澄ますことが、古来より「生きること」を保証する唯一の道であった歴史がそうさせているのだろう。コミュニティ内で切磋琢磨できる環境をうまく作り上げられているものと思う。日本では少数精鋭というが、ユダヤ民族においては、いたるところにこの「少数精鋭」が存在するのだろう。
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ページ62
 「考える力」の重要性。最近、日本でもリベラル・アーツとは言われ始めたが。
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ページ70
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