エボラ、世界に拡大懸念 米でも国内感染 死者数4000人超に

今日のブログのタイトルは、本日の日本経済新聞からいただいた。また、下の「エボラ出血熱の感染状況」「エボラ出血熱の感染者・死者数」も同新聞から転載させていただいた。

エボラ出血熱が最初に確認されたのは下のGigazineに示しているように1976年である。それからは、不定期な発生が見られるが、今回のような大流行は初めてである。

エボラ出血熱でわかっていること

1.空気感染はしない
2.数個のウイルスが体内に取り込まれると感染する
3.潜伏期間は2日~3週間以上(一般には7日といっている)
4.発症に至る速度はエイズの100倍
5.骨以外のあらゆる組織を破壊する
6.効果のあるとされている薬はまだない
7.エボラ出血熱から回復した患者の血清は効果あり
 (血清中にエボラウイルスに対する抗体が含まれている)
8.ゴリラやチンパンジー、ブタやモルモットなどに感染
 (コウモリが宿主として疑われている)


今回、患者数と死者数が指数関数的に増えている理由としては、人と人とが接触する機会が以前の場合と比較して多いのではないかと想定できる。発症するまでに2日~3週間以上(平均7日?)の潜伏期間がある。また、発症後しばらくは動き回ることができる。この期間に感染を広げる可能性が大きい。1976年の患者第1号は社交的な人ではなかったため、この患者からの感染者数は2人であった。しかし、この2人のうちの1人は社交的(プレイボーイ)であったために、多くの感染者を生み出してしまったようだ。

エボラ出血熱の世界的流行(パンデミック)を食い止めるためには、患者の発生している地区において、如何に人の交流を制限するかということにかかっているように思う。国外への移動禁止措置等をとらざるを得なくなるところまで来ているのではないだろうか。人道的見地が前面に出てくるので、どこまで可能かは未知数であるが、1976年、ザイールの大統領は軍隊により病院を封鎖し、人の出入りを禁止した。

エボラ出血熱の患者が、エイズのように薬さえ服用していれば、日常生活は支障なく送れるようになるのははるかに先のことである。エイズは最近では慢性疾患と言われているようである。ただし、エイズは完治することはないが、エボラ出血熱は、完治か死かの二者択一となる。



日本経済新聞 10月15日
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Gigazine 8月26日

致死率50%超えのエボラ出血熱の感染拡大を図でまとめるとこうなる

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厚生労働省検疫所 2004年3月

エボラウイルスについて (ファクトシート)よりの抜粋

エボラウイルスについて (ファクトシート)

2014年3月 WHO(原文〔英語〕へのリンク

要点

●エボラウイルスは、ヒトでのエボラウイルス疾患(EVD;以前はエボラ出血熱と呼ばれていました)を起こします。
●EVDのアウトブレイクでは、致死率は90%にもなります。
●EVDのアウトブレイクは、主に、アフリカの中部と西部の熱帯雨林に近い僻村で発生します。
●ウイルスは野生動物からヒトに感染し、ヒト-ヒト感染によって広がります。
●オオコウモリ科のコウモリがエボラウイルスの自然宿主であると考えられています。
●ヒトにも、動物にも、特異的な治療やワクチンはありません。

 エボラウイルスは、ヒトにエボラウイルス疾患(EVD)を起こし、致死率は90%にもなります。エボラは、1976年の同時期に、スーダンのンザラとコンゴ民主共和国のヤンブクの2か所で初めて発生しました。後者は、エボラ川の近くの村で発生し、疾患名は川の名前にちなんで名づけられました。

 エボラウイルス属は、マールブルグウイルス属、クウェバウイルス(Cuevavirus)属、エボラウイルス属からなるフィロウイルス科の1属で、5種が含まれます。

 ・ブンディブギョ エボラウイルス(BDBV)
 ・ザイール エボラウイルス(EBOV)
 ・レストン エボラウイルス(RESTV)   米ワシントン郊外のカニクイザル・センターで発生 詳細はこちら
 ・スーダン エボラウイルス(SUDV)
 ・タイフォレスト エボラウイルス(TAFV)

 BDBV、EBOV、SUDVの3種は、アフリカで、エボラ出血熱の大きなアウトブレイクを起こしてきました。一方で、RESTVとTAFVでは、これまで大きなアウトブレイクは起きていません。RESTVはフィリピンと中国で発見されており、ヒトに感染しますが、これまでのところ、発症者や死亡者は報告されていません。

さらに次の内容が詳述されている。
感染経路
症状と所見
診断
 エボラウイルス感染の確定診断をつけられるのは、研究所で実施される、数種類の検査のみです。その検査方法は以下の通りです
 ・酵素免疫測定(ELISA)法
 ・抗原検出法
 ・血清中和試験
 ・逆転写ポリメラーゼ連鎖反応(RT-PCR)法
 ・細胞培養によるウイルス分離
予防と治療
エボラウイルスの自然宿主
動物のエボラウイルス
予防
 ●家畜でのレストンエボラウイルスのコントロール
 ●人でのエボラウイルス感染のリスクの減少
 ●医療機関での感染予防
WHOの対応
表:主なエボラ出血熱の発生
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