東芝がDNAレベルの細菌検査システムを開発 食中毒菌14種を2時間で検出と

こと病理に関わる原因究明のための分析は、その精度と分析にかかる時間が日毎に改善されていきます。2時間で病原菌およびウイルスの推定が可能ならば、食品会社の検査工程にも組み込むことが可能となります。

とは言っても、一番役立つ場面はやはり病院でしょう。感染症で苦しんでいる患者の原因菌あるいは原因ウイルスを早く突き止めることができれば、重症化させずに回復を早める事もできます。また、院内感染を防げる可能性も大きくなるでしょう。

分析装置が整ったら、あとは運用の問題、すなわち人の問題です。

話は飛びますが、今現在、A型インフルエンザが大流行中です。患者の鼻水を採取し、5分もするとインフルエンザであるかどうか、その型の情報まで含めてわかります。インフルエンザであれば、患者はできる限り隔離となります。他の病原菌においても、インフルエンザと同じような対処ができれば、二次感染の程度は低くなってくるものと考えられます。



SankeiBiz 1月19日

東芝がDNAレベルの細菌検査システムを開発 食中毒菌14種を2時間で検出

 東芝は19日、少量のDNAの増幅作業から検出、判定までを全自動で行うDNA検査装置「ジェネライザーII」を発売した。今年4月に発売する「衛生管理用検査キット」と組み合わせれば、従来、4~5日は必要だったサルモネラやコレラ菌といった食中毒の原因菌14種の検出を、2時間以内と短時間で、かつ同時に判定できる。また、新装置は、4人分の検査が同時に行え、検査の効率化も図れるようにした。

 新たな検査装置は、糞便から抽出したDNAサンプルを検査用DNAチップカードに添加し、装置にセットするだけで、何のDNAかを判定できる。従来、手作業で行っていた試薬の調整や別の装置で行っていた増幅の操作などを自動化し、検査を開始するまでの手間を極力省くことで、短時間でのDNA判定を可能にした。検査キットは、川崎市健康安全研究所と共同で研究を行っており、今後、ノロウイルスの判定用検査キットや、食品の衛生管理用検査キットなどの開発も進め、用途を広げる計画。

 価格は、検査装置が税別800万円、一回の検査に必要な使い捨ての検査キットが9500円となっている。




関連報告

東芝レビュー Vol.69 No.2 (2014)

電流検出型DNAチップを用いた直中毒原因菌の簡易自動遺伝子検査技術

直中毒や食品衛生の細菌検査では、現在も食品衛生法による検査方法(公定法)である培養法が主流であり、図に示すように、原因菌の確定までに最大1習慣を要している。

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DNAチップカード内には検査に必要な試薬を全て内蔵しているので、ユーザーは1枚のDNAちっぴカードに抽出した核酸を1回注入するだけで済む。DNAチップカードを装置にセット後90分以内に自動で判定結果が得られる。

表に示すような発生品度の高い主要な15微生物(25遺伝子)を選択し、それらを一括して検査できる。

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(参考)

インフルエンザウイルスの検出は抗原抗体反応

http://influlab.jp/reception_desk/research.html




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