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zoom RSS ビッグデータの利用で「囚われた仲間」を無事に救出できるか?

<<   作成日時 : 2013/11/03 00:03   >>

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 これは小学校の時にテレビで見た漫画の話である。もうウン十年も前の話である。当時はまだ劇画などという呼び方ではなかったと思う。正義を守る勇士の一群が小型ジェット機に乗り、敵に捉えられた仲間いる場所をを探し出そうとしている。隊員の必死に探索する様子は、ジェット機より眼下に見下ろす風景と一緒に本部に画像で伝えられている。本部では担当官が、仲間が捉えられている場所の写真情報と送られてくる映像を比較しながら問題の位置を突き止めるべく指示を出している。

 この本部である管制センターが漫画の主舞台となっているが、しばらくして横からモニター画面を覗き込んでいた別の隊員が、「この山の形は入手している情報と同じですよ!」と言った。そこで、すかさず本部の担当官が発した言葉は、「同じような山はたくさんある。川や道の情報などを全てを集めて、そのすべてが一致したところが探している場所である。この作業には多くの労力と時間がかかる。その位置を突き止めるまでにはまだまだ時間がかかりそうだ。」

 これには子供ながらに「なぜなんだ!」と心の中で叫んでしまった。形の同じ山が見つかったならば、その周囲の川と道の形を確認すれば、そこが探している問題の場所であるかどうかがすぐにわかるではないか。これは紛れもなく高速で行えるAND検索の手法である。確かに通常のAND検索ならば「該当する山の形」AND「該当する川の形}AND「該当する道の形」で1AND1AND1=1とフラグが立ったものが答えとなるが、この検索を高速で間違いなく行うためには、強力なコンピュータパワーと、確実な事前情報(今の場合は、山・川・道の形情報)が必要となってくる。事前情報が不確かであれば、山・川・道のどれかの項目にフラグが立たず、検索結果が「該当なし」と返されてくる可能性がある。しかし、この漫画の状況においては、同じ形の山を見つけたならば、その近くの川と道を集中的に確認し、その位置が間違いないことを確認するのが、差し迫った時間内に答えを見出す最良の方法となったであろう、と今でも思う。

 話は代わって、この問題をビッグデータで解決するにはどうするか。強力なコンピュータ能力に支えられ、本部の責任者がとったと同じ総当たりの方法になるのではないだろうか。ただし、ズバリの一致ということではなく、その確からしさの確率・相関関係が重要となる。全く同じならば1、似ているならば0.8、可能性があるならば0.6といった点づけだ。事前情報の山・川・道の情報は正しいとしても、写真に写っている風景の季節や時間帯・天候、そしてその撮影された方向に自由度が出てくる。従って、その写真と眼下の風景がどれくらい似ているかという確からしさが判断の尺度になってくる。山・川・道情報と事前写真情報の間の相関関係が最も高い位置情報が探している「囚われの場」であるということになる。漫画の作家は遥か昔にそこまで見通していたかと、今となっては感心する。

 ただし、このビッグデータを実施するためにはひとつの重要な前提がある。かなり広範囲の地理情報がコンピュータ中に集積されているということである。これをなし得るには、ひとつは過去に蓄積されているデータが有効に使えること、それが出来ないならば、たとえ無作為としても無数の探索ジェット機を探索範囲の上空に送り、画像データをリアルタイムにコンピュータ中に取り込む必要がある。現在的に言えば、捜索範囲にいる人にお願いして周りの情報をスマホの写真で一斉に送ってもらうという方法もある。


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