JAXAのイプシロンロケット、発射時の衝撃を1/10に低減

 日本経済新聞(11月5日)によると、「イプシロンロケットでは前身のM-Vロケットと比べて衝撃は1/10以下になっていた。」「ロケットの発射時は、エンジンから吹き出した排気ジェットが地面に当たる影響などで搭載した衛星に大きな衝撃がかかる。壊れないように衛星開発時に専用設備を使って耐性試験を繰り返さなければならず、衛星の製造価格を押し上げていた。」「JAXAはスーパーコンピュータ解析で衝撃を抑えるロケット発射台の形を突き止めた。」

 シミュレーションによる見事な問題解決です。シミュレーションができるということは、その後ろに多くのデータがあり、そのデータをまずシミュレーションにより再現したということなのでしょう。その上で、衝撃が少ない発射台の形を探し求めひとつの回答(解答?)に至った。この回答に至るまでには、数多くの発射台の形を試し、そこで多くのノウハウも蓄積されたことでしょう。人工衛星に衝撃による損傷を与えることなく、安価に衛星軌道に送ることができる日本のイプシロンロケット。今後が楽しみです。

 なお、私は打ち上げ時にはロケットエンジンからの振動が衛星に直接に伝わるものと思っていましたが、この記事で工学の難しさ、奥深さを実感させられました。単純ではないのですね。私ならば発射台をなくし、鉄塔の上から打ち上げてしまうところですが・・・・・。


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