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zoom RSS 日本にイノベーション力はないと日本経済新聞は言うが・・・

<<   作成日時 : 2014/03/04 00:21   >>

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下表は3月3日付の日本経済新聞の記事を表にまとめたものです。表の上部が新聞記事、そして下部がさらに情報処理を施したものです。

評価の項目は、引用回数の多い論文数、投稿し掲載された論文数、特許出願件数、研究費(政府)、研究費(民間)となっており、それぞれ実数で示してあります。引用回数の多い論文数については注釈がなされていませんので、はっきりはしませんが、インパクトファクターとして一般には認知されています。

総評価点数は、5項目すべての日本の点数を100として、それを足し合わせたものです。この点数が高いと国としてのイノベーション能力が高いとの考え方です。高い方から順番に、米国、中国、ドイツ、日本、英国、韓国となっています。この評価では英国はすでに日が沈む国。そして韓国からは主だったイノベーションは生まれてこないということになります。


表の下部は少し見方を変えてみたものです。研究投資がうまくアウトプットにつながっているかを、投じた研究費用あたりのアウトプットを見ることにより確認しようとしています。すると順位が大きく入れ替わり、英国、ドイツ、米国、韓国、中国、日本の順となります。英国は与えられた予算内で、多くのアウトプットを出し、しかも引用される論文が多くあるということです。ただし、以下は私の推測ですが、これは英国にサイエンス関連の多くの雑誌があるということと関連する可能性もあります。英国での成果を英国の雑誌に投稿し、その際、英国の雑誌記事を引用する。これであれば、論文数と引用件数がともに大きくなるわけです。

日本の場合には、国内の雑誌への投稿は暗黙のうちに権威のないものとみなされることが多く、海外の雑誌への投稿ということになりますので、そこに言葉の壁が現れ、投稿数を減らしている可能性もあります。特許出願においてはこの言葉の壁はありませんから、日本は韓国についで大きな値28.1であり、実際の数字も47.5万件と一番の出願数を誇っています。

ここで疑問です。以上のことで本当にイノベーション力が測れるのでしょうか。引用回数の多い論文数は基礎的な研究に関係し、論文数は基礎的な研究と応用研究に関係するでしょう。特許出願数は科学技術の高度な応用の結果ですから応用研究に関係すると考えられます。基礎研究→応用研究→起業化と進みますので、特許出願件数が多いということはイノベーション力を測る上で私は重要であると思います。上で示した指標・総合評価では日本のイノベーションに関する地位には非常に危ないものがありますが、応用力である特許出願件数に注目するとまだまだ日本は捨てたものではないでしょう。ただし、基礎研究(引用回数の多い論文数)を充実させ、その成果にに裏打ちされた特許を出願していく姿勢が今後はより求められてくるものと思います。



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