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zoom RSS STAP問題に関して個人的に感じたことなど

<<   作成日時 : 2014/04/02 00:21   >>

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iPS細胞を超えるのではと、世界の注目と期待を集めたSTAP細胞の電撃的な報告がなされてから、約2ヶ月が経過した。その間の経過はご存知のとおりである。本日、理研よりSTAP細胞問題の最終調査結果が発表された。それによると、管理サイドの2名には重大な過失はあるが、論文作成において不正を行ったのは小保方氏ただ一人であると断じた。

確かにコピペの連続、悪いことには今回の研究核心部分の写真を、3年前の博士論文より引用しているというから、申し開きが大変である。理研における3年間の研究で研究ノートが2冊のみであるとの報道もなされた。確かに、記録も少なすぎる。

海外における研究では、発明・発見の事実を証明してもらうために、実験記録ノートに同僚の確認サインをもらう(20年前の話をしているので、今でもそうなっているかの自信はないが)。理研にはそういう制度がなかったのが不思議である。


さて、ここからが私が感じたこと。

医学の研究においては論文の共同著者の人数が多い傾向がある。今回のNature2報の著者は11名である。誰が何を担当したのか? 医学の研究はそれだけ多岐にわたる総合科学であるのか? まるで航空機B-777を製造するのと同じである。隣の人が何をしているかわからない。STAP細胞作成に関わったのは小保方氏のみであるので、結局は小保方氏がすべてを知っている、あるいはこの事実は小保方氏にしかわからないと言ってしまえば、それまでとなってしまう。管理者2名も管理しきれなかったということのようだ。しかし、今回の件で一番責任を問われなければならないのは、理研のシステムとそのシステムを運用する立場にある管理者である。本日の記者会見を聞いていてそのように感じた。

また、STAP細胞が存在するかどうかはこれから1年をかけて理研内部で検証を続けるとのことで、4ヶ月後に中間報告があるようだ。STAP細胞があるともないとも言えないというのも歯がゆいところだ。ここでも、管理者が管理しきれていない状況が顕(あらわ)となっている。管理者はSTAP細胞の製作を小保方氏にだけ任せるのではなく、やはり他の誰かに指示をして実際にやらせ、その再現性があることを確認すべきであっただろう。科学が経済学などと違うところは再現性があるところである。1月の記者会見では、iPS細胞よりも短時間で簡単に作れ、効率もよく(多くの株が採れ)、発がん性も認められないと言っていたと記憶している。この言葉の責任は誰にあるのか?

もしも、もしもの仮の話であるが、4ヶ月後、あるいは1年後にSTAP細胞はやはり存在するとの結論になった時、小保方氏の名誉は回復されるのであろうか? それとも、汚名を着たままとなり、STAP細胞の名前だけが世に残ることになるのだろうか?

そして、もし、STAP細胞がないとの結論になった時には、小保方氏は汚名とともに研究者人生に終止符を打たざるを得なくなるのであろうか? 

科学の歴史を紐解けば間違いの連続である。間違いの中にヒントがあり、知見が積み上がり、新しい発見や科学の進歩につながっていく。今回の理研や報道機関の、賞賛から非難への変わり身の速さは、科学史的時間から見ると非常に短い時間に起こったことである。確かに、現時点ではSTAP細胞が存在しない可能性は高くなってきてはいるが、それにしても、報道機関の変わり身の速さは性急に過ぎるのではないだろうか? 小保方氏の問題のポイントは小保方氏に悪意があったかどうかである。短気を起こさず、短絡せず、が今求められているように思う。冷静さを失っては見えるものも見えなくなる。

今は非常に立場が悪くなっているSTAP細胞であるが、科学には意外性がある。結論が出るのを気長に待たざるを得ないだろう。


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