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zoom RSS 中国の化学会社で暑さでメタノールが発火、続いて工場が爆発・炎上

<<   作成日時 : 2014/07/26 00:07   >>

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中国の化学工場が爆発・炎上したとのニュースである。その原因は猛暑によりメタノールが自然発火したとある。これは本当か?

メタノールの引火点は11℃である。メタノールの液温が11℃以上であれば、火を近づけるとメタノールに引火・燃焼する。発火点は470℃である。メタノール−空気の混合ガスの温度を470℃以上とすると自然発火する。ただし、メタノールは理科の実験などで使ったアルコールランプ(燃料はエタノール(エチルアルコール))と同様、燃焼時には青白い炎を発する。

今回のケース、猛暑によりメタノールの温度が470℃を超えたというのか。とても信じられない。そもそもこのメタノールはどこにあったのか?

一番考えられるケースは、ドラム缶いっぱいに満たされたメタノールがあり、それが直射日光で加熱されて膨張し、ドラム缶上部のガス層が急激に減少して内圧が高まる。内圧に耐え切れなくなったドラム缶は裂け、メタノール蒸気を吹き上げる。ドラム缶の狭い割れ目を通った蒸気は出口部分で静電気を帯び、これにより発火する。その炎がドラム缶を加熱し、ドラム缶全体の温度が急上昇してドラム缶が破壊され大火災に至る。こんなストーリーではないだろうか。このストーリーで推定が一番難しいのが着火源である。当初、着火源が不明な場合には、調査していくと多くの場合、静電気が関係していると結論づけられる。

詳しい状況は分からないが、夏の暑さで燃え上がる工場は、管理レベルの低さを疑われても仕方がない。



サーチナ 7月25日

化学工場爆発、当局見解「原因は連日の猛暑」=江蘇

 江蘇省淮安市洪沢県にある化学工場で22日午前8時ごろ、爆発が発生した。爆発原因を調べた当局は「連日の猛暑で工場内にあった可燃性の物質が燃え出したため」との見方を示した。

 「ドーン」という大きな音とともに、巨大な炎の球が出現した。上空に立ち上るにつれ炎の光は力を失い、やがて大きな黒いキノコ雲になった。工場周辺にも黒い煙が流れ、化学物質の刺激臭がした。

 爆発に続き、工場が燃え上がった。消防が駆けつけたが、火の勢いが激しく、なかなか近づけなかった。有毒ガスが発生する恐れが強いため、消防士らは防毒マスクなどを身につけた。

 工場内部で爆発を繰り返し発生した。「ドン!」という音は正午ごろに火災が消し止められるまで、断続的に聞こえてきた。

 消防当局は、工場内にあったメタノールが連日の猛暑のために自然に燃え出したとの見方を示した。

 同爆発で死傷者はでなかった。ただし、消火作業に当たった消防士5人が次々に熱中症になって倒れ、病院に運ばれて治療を受けたという。写真は中国新聞社が22日付で同爆発を報じた記事。(編集担当:如月隼人)



NNA.ASIA 7月23日

江蘇の化学工場で爆発事故、けが人なし



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