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zoom RSS ネアンデルタール人の消滅年代と、現生人類との共生期間が確定される

<<   作成日時 : 2014/08/25 20:43   >>

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ネアンデルタール人の絶滅時期が特定された。今から約4万年前である。歴史的時間でみるとそんな昔の話ではない。現生人類とネアンデルタール人が仲良く?暮らしていた時期もあるようだ。

ネアンデルタール人が歴史から消えた謎。現生人類との戦いに敗れたとの説もあるが、現生人類の遺伝子にネアンデルタール人の遺伝子が組み込まれていることから、混血が進んだことは間違いが無いようである。どちらがどちらに吸収されたのかは考え方の問題であるが、私たち自身が現生人類と名乗っているからには、ネアンデルタール人が現生人類に吸収され、今日の私たち(現代人)につながっていることになる。

科学の進歩とともに、歴史を過去に遡り、見通せる範囲が広くなってきた。




日本経済新聞 8月25日

ネアンデルタール人、欧州での絶滅4万年前 英大分析

 ネアンデルタール人が欧州から絶滅したのは4万1千〜3万9千年前だったとする研究結果を、英オックスフォード大のチームが英科学誌ネイチャーに発表した。遺跡の出土品などの分析から導き出した。

 絶滅は、欧州に現代人の祖先である現生人類が登場した時期より後で、チームは「2600〜5400年間ほどは同時期に存在していた」と指摘。混血や文化、技術の交流があったとみている。

 欧州にあるネアンデルタール人の遺跡約40カ所から出土した馬やトナカイの骨など、生活の遺物に含まれる放射性炭素で年代を測定。4万5千年前には欧州の広い地域に生活の痕跡があったが、その後5千年ほどでいなくなったことが分かった。

 途中から装飾品を使うグループが現れたことも判明。現生人類との居住地域の関係と合わせて考えると、一部のネアンデルタール人が現生人類の文化から影響を受けた可能性もあるという。

 ネアンデルタール人は欧州に30万年前かそれ以前から住み、狩猟などで生活していた。〔共同〕



ネアンデルタール人(wikipedia)

約20万年前に出現し、2万数千年前に絶滅したヒト属の一種である。

遺骨から得られたミトコンドリアDNAの解析結果に基づき、ネアンデルタール人は我々の直系先祖ではなく別系統の人類であることはほぼ明らかで、両者の遺伝子差異は他の動物種ならば当然別種と認定されるレベルであり、ネアンデルタール人とホモ・サピエンスは混血できなかったとする考え方が有力であったが、2010年5月7日のサイエンスに現生人類ホモ・サピエンスのDNAに分岐後ネアンデルタール人の遺伝子が再混入している可能性があるとの論文が収載されたことで、ネアンデルタール人の分類に新たな謎が投げかけることになった。

画像




Science  2010年5月7日号ハイライト

ネアンデルタール人のゲノム配列

国際研究チームがクロアチアの洞窟から発掘されたネアンデルタール人3人の錠剤大の骨粉標本を用いて、ネアンデルタール人のゲノム配列解析を実施した。研究者らは、ネアンデルタール人のゲノムとさまざまな地域の現生人類5人のゲノムの比較を行った。その結果、ネアンデルタール人との共通祖先から分岐後に現生人類の間で急速に拡がった少数の遺伝子など、現生人類に特有のさまざまな遺伝子が明らかになった。したがってこの研究成果は、ヒトであることを確認する鍵を握ると思われるゲノム領域と遺伝子の一覧を提示している。

Article #1: “A Draft Sequence of the Neandertal Genome,” by Richard E. Green and colleagues.
Article #2: “Targeted Investigation of the Neandertal Genome by Array-Based Sequence Capture,” by Hernán A. Burbano and colleagues.



参考

Anthropological Science (Japanese Series) Vol. 119(1), 1–8, 2011

本における旧石器時代研究の枠組みと現状

小野 昭  明治大学黒曜石研究センター

要  約
日本における旧石器時代研究の枠組みには多様な局面がある。しかし,2000年11月5日に暴露された前
期・中期旧石器時代遺跡の捏造事件以降,日本列島における最初の確実な人類の居住が関心の焦点となっ
てきた。まず日本の旧石器時代研究の現状を規定している歴史的経緯を示し,次にヨーロッパで立てられ
た旧石器時代の2 分法,3 分法にふれ,最後にその日本での展開に言及した。日本列島への最初の人類の
居住時期については様々な説があるので,実際的には「酸素同位体ステージ3の考古学」として多様な議
論を保証する必要がある。ただ筆者は,日本列島への人類の確実な居住はca. 40 ka以降であるとする立場
から枠組み問題の論点を整理した。後期旧石器時代を遡る石器群の存在の証明のためには,諏訪間(2010)
が提起したように,1)石器に残された明確な加工痕,2)偽石器の含まれる可能性のない安定した遺跡立
地,3)層位的な出土,4)石器の複数出土,のすべての条件を満たす必要がある。しかし現在これを満足
させる資料は無い。日本の立川ローム層最下部X層の段階を日本列島における最初の居住と位置づけるこ
とを骨太の仮説として提出し,この仮説は,追証よりも,今後反証条件を整えることで仮説をテストする
ことが有効であることを示した。

キーワード:日本列島,旧石器,枠組み,酸素同位体ステージ3,仮説の反証



旧石器時代(Wikipedia)

旧石器時代(きゅうせっきじだい、英語: Pal(a)eolithic Age)とは、ホモ・ハビリスなどヒト科による石器(打製石器)の使用が始まった時代で、石器時代の初期・前期にあたる。年代的には200万年前に始まる。旧石器時代は石器の出現から農耕の開始までの時代(完新世)をさす。

時代区分

通常、旧石器時代は以下の3つに区分される。

1.前期旧石器時代 ハンドアックスがひろく用いられた時代。この時代の人類はホモ・ハビリスおよびホモ・エレクトスが主流であった。

2.中期旧石器時代 剥片石器が出現した時代。
ネアンデルタール人が広がった。極東アジアの中期石器文化の特徴から、ヨーロッパから来たネアンデルタール人に依ったものではなく、アジアの原人から進化した古代型新人によって形成された可能性が大きいとされる。

3.後期旧石器時代 石器が急速に高度化、多様化した時代。このような技術革新の原動力を言語に求める説もある。クロマニヨン人(ホモ・サピエンス)が主流となり、他の化石人類は急速に姿を消した。


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