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zoom RSS 神鋼環境が光を用いない高増殖速度のミドリムシ量産技術を確立

<<   作成日時 : 2014/09/10 06:00   >>

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株式会社ユーグレナは光のエネルギーを利用してミドリムシ(学名ユーグレナ)を培養し、それを食品や化粧品への応用を模索しているところである。さらに、ミドリムシより取り出した油をジェット燃料へと利用する研究も進めている。このあたり状況は以前のブログに記した。

食べても美味しいミドリムシ あなたも一緒にいかがですか?(2013年11月7日)
サンシャイン計画 ⇒ ムーンライト計画 ⇒ 地球原始化計画(2014年6月26日)

さて、昨日の日本経済新聞で神鋼環境ソリューションがユーグレナの効率的な生産技術が確立されたとの報道がなされた。詳細な情報提供はこちらでなされている。培養には光を使わず、ブドウ糖(グルコース)を餌とする方法である。

ここで少なくとも3つのことが気になる。

一つ目は、ユーグレナという会社が切り開いてきた立ち上がりつつある新規分野に割ってはいろうとする動きである。これは経済原則そのものであるから、需要が旺盛でこれから伸びることができる市場があれば当然の成り行きと言って良いが、市場規模は十分に大きくなるかという点。

二つ目は、バイオエタノールが砂糖(スークロース)やとうもろこしなどの人間の食料を燃料に変換したように、今回の方法もグルコースという食料を原料としている点。将来的には廃食品をミドリムシに変換できる技術ができれば、水浄化と合わせて効果的な方法となるかもしれない。日本の湖や池には藻類が繁殖し、問題化しているのであるから。

三つ目は、この方法でバイオ燃料を製造した時に、製造原価低減が本当に見込めるかという点。

バイオを生活に活かすためには、少なくともこの3つの視点は必要かと考えられます。

補足情報として、ユーグレナ九州促進会(ミドリムシは虫ではありません)に、培養液140立方メートル中の700兆個のミドリムシを乾燥すると140kgとなるとある。株式会社ユーグレナのホームページに今までに何匹のユーグレナを育てたかを示すカウンターがあり、約15億×億匹と示されている。これより、もし100%の効率で生産ができていれば、今までに生産した乾燥ミドリムシは約300トン強と計算される。




日本経済新聞 9月9日

ミドリムシ量産技術確立 神鋼環境、増殖速度2倍

 神戸製鋼所の子会社で環境装置大手の神鋼環境ソリューションは8日、栄養素などを大量に含むミドリムシ(ユーグレナ)の量産技術を確立したと発表した。小さなフラスコを使った培養が一般的だったが、1立方メートル(1000リットル)の培養槽で安定して量産できるようにした。2016年度にも食料品向けに供給し、その後はジェット燃料などとしても売り込む。

 同社が量産に成功したミドリムシは他社が研究開発するものよりも増殖速度が重量ベースで2倍以上という。水槽にブドウ糖をとかしながら育てる技術を採用し、天候に左右されず深い大型水槽でも培養できる。太陽光で光合成をさせながら育てる場合と比べて、単位面積あたりの生産量は数百倍になる見通しだ。顧客企業には1キログラム単位でサンプルを供給できるようになった。

 神鋼環境は培養方法や水槽の設計などの改良を続け、15年度には10立方メートルの大型培養槽で量産を目指す。ミドリムシにはアミノ酸やビタミンなどが多く含まれており、食品や化粧品の原料として販売していく。

 ミドリムシは油脂分も多く含む。将来はジェット燃料に使える可能性があるとされており、国内外のベンチャー企業などが量産技術の開発を急いでいる。現状では価格がジェット燃料の2倍以上で、生産コストの低減が普及への課題になっている。



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