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zoom RSS 川内原発の再稼働決定 「こんな天変地異が起こるとは思ってもみなかった」はもう使えない

<<   作成日時 : 2014/11/07 23:08   >>

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川内原発の再稼働を鹿児島県知事が認めた。安全と経済の綱引きの結果だと考えられる。

福島第一の事故は、「こんなに大きな地震が起こるとは思ってもみなかった」という理由のもとにその責任の所在が曖昧になった感もある。しかし、千年に一度、一万年に一度起こる可能性のある甚大な被害が想定される事象については、その対処法を予め講じておかねばならないというのがリスク対策の鉄則である。

先の福島第一の事故についても、大地震により津波が押し寄せ、冷却ポンプが機能しなくなるという外部機関の報告がなされていたにもかかわらず、「そんなことは起こるはずはない」と無視した事実がある。

下には書籍「理系思考」に記されている文書を引用した。著者は毎日新聞の記者で、自称文系人間である。その著者が担当した毎日新聞「発信箱」に掲載した記事である。東電が事故(事象)を重要視していなかった状況が示されている。とにかく甘い。

今回、川内原発の原発再稼働に、地震以外にも「巨大噴火100年で1% 神戸大教授予測(10月23日、東京新聞)」で阿蘇山の大噴火で日本国中が火山灰に埋もれる。そのような状況となった時に原子炉は異常なく停止できるのか。「こんな大噴火は起こるとは思ってもみなかった」はもう許されない。

カルデラ噴火による被害予想(東京新聞より)
画像




毎日新聞 11月7日

川内原発:鹿児島知事が再稼働同意 「やむを得ない」


 ◇福島原発事故後の新基準後、立地県で初

 鹿児島県の伊藤祐一郎知事が7日、同県薩摩川内市に立地する九州電力川内原発の再稼働に同意を表明した。鹿児島県議会(定数51、欠員2)が同日の臨時議会本会議で、再稼働を求める陳情を賛成多数で採択したことを受けて会見し、「川内原発の再稼働についてはやむを得ない」と述べた。



書籍「理系思考」 元村有希子(2007年10月、毎日新聞社)

第三の火  2007年4月4日
 核分裂が連続する「臨界」が日本で初めて実現したのはちょうど50年前の1957年。
 原子力は今や発電量の30%を占める。
 1978年、7時間半にもわたって予期せぬ臨界状態が続いた東京電力福島第一原発3号機。長時間に及んだ原因は当直員の「未熟」だった。挙げ句の果てに運転日誌が改ざんされ、事実は隠された。
 先月末に出た報告書で東電は、事故時の中性子線量の推計値を公表した。通常運転レベルの1万分の1、チェルノブイリ原発事故の100万分の1。「出力は十分低い値に抑えられ安定していた」という。
 だから軽くみたか。いや、重大さを分かっていないから隠した。これはほんの一例である。

楽観主義を戒める  2006年4月19日
 2007年7月16日、新潟県中越沖地震が起きた。
 反射的に「あ、原発」と思った。
 この地震で原発内はかなりのダメージを受けた。東電の発表によれば、小さいものまで含めてトラブルは1200件を超えた。幸い、稼働中の原子炉は自動停止し、核燃料の暴走は起きず、放射能漏れもごく僅かだった。
 いわゆる原子炉の専門家は、これを「封じ込めに成功した」と評価する。
 原子炉以外の耐震基準が甘かったため、変電設備がショートしたこと、水道管も断裂し、消火の水が使えなかったこと。優先的に使える事務室の緊急電話の存在が忘れられたこと。祝日で自家消防隊の招集は遅れ、消防署につながった時には消防車が出はからっていたこと。これだけのおそまつな対応で「よくやった」とほめる人はいないだろう。
 東電は、「想定外の揺れだった」というけれど、建設する際、海底の活断層を認識していながら、地震を起こす可能性を甘く見積もった可能性もある。


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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
2014年11月07日 (金)
川内原発再稼働 世論調査の賛否は
http://www9.nhk.or.jp/kabun-blog/200/202822.html#more

NHKが行った世論調査で、鹿児島県にある川内原子力発電所の再稼働について尋ねたところ、地元・薩摩川内市では、「賛成」「どちらかといえば賛成」が49%で、「反対」「どちらかといえば反対」が44%でした。
一方、全国では、「賛成」「どちらかといえば賛成」が32%で、「反対」「どちらかといえば反対」が57%でした。(中略)

              続く
匿名
2014/11/08 08:58
              続

再稼働に賛成する人にその理由を聞いたところ、薩摩川内市では、「地域の経済の活性化」が43%と最も多く、次いで「電力の安定した供給」が32%でした。
これに対して、周辺地域、福岡市、全国では、「電力の安定供給」が最も多くなりました。
一方、再稼働に反対する人の理由は、薩摩川内市、周辺地域、福岡市、それに全国のいずれも「原発の安全性への不安」が最も多くなりました。
東京電力福島第一原発の事故後に作られた新しい規制基準に適合した原発でも、住民が避難するような事故が起きるおそれがあると思うかどうか聞いたところ、薩摩川内市では「大いにあると思う」「ある程度あると思う」が72%だったのに対し、「ほとんどないと思う」「まったくないと思う」は21%でした。
事故のおそれについては、再稼働に「賛成」「どちらかといえば賛成」と答えた人でも、半数以上の56%が「大いにあると思う」「ある程度あると思う」と答えています。

★ 原発稼働ゼロでも電力不足では無い現状でも、そして太陽光発電は電力需要を上回る発電量をもたらしていても、それでも今以上の電力が必要と信じ込まされてい。

一度出来上がった原子力発電所の雇用や助成金を失うことへの拒否が必要悪の原発再稼働の理由だと思う。
匿名
2014/11/08 08:59

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