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zoom RSS 築地銀だこ、明石だこ、そして実現に近づいたタコの完全養殖

<<   作成日時 : 2015/01/26 20:50   >>

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「銀だこ」を運営するホットランド社長・佐瀬守男氏が日本経済新聞1月26日「起業の軌跡」に紹介されていた。昨日はMBSテレビ朝の「がっちり」に出演していた。「たこ焼き一本」で上場にまでこぎつけるとは、どの業界・業態にも穴はあるものだと思った。

番組では「たこ焼き」に加えて「たい焼き」も紹介されていた。新商品候補を毎日社長が味見をし、社長の舌にかなったもののみが新製品として店頭に並ぶという。どこかのコンビニエンスストアーの会長室をイメージさせる光景だ。社長自らがこのくらい努力し、商品を世に送り出さなければ、会社は成長しないということだ。「たこ焼き」とか「たい焼き」など、もう隙間もないと皆が思っている商品においても、この努力と(失敗?)経験を続けることにより道は開けるということだ。

さて、この番組の中で、社長は、最近は世界中の人がタコの味を覚え、タコ資源もタイトになってきている。良い商品を安定して世に送り出すために、タコの完全養殖に挑戦しているとの話があった。完全養殖とは、卵から親だこにまで育て、また卵を産ませという完全繰返し洋食のことだ。

卵から孵ったばかりのタコは海面付近に漂ってプランクトンを食べるが、大きくなるに従い次第に海の深い方に向かい、2cmの大きさになると海底に達する。2cmの大きさになると養殖が可能になるが、それより小さいと、いままでに養殖に成功した例がないとのこと。もう一息でこの完全養殖に成功するところまで来ている、との話であった。

居酒屋が、自社の農地を持って野菜を確保するように、銀だこも完全養殖でタコを確保しようとしている。

ただし、番組の中では、たこ焼きが美味しいといった話はあったが、タコが美味しいという話はなかった。ここが不思議だ。明石のタコは速い潮流によって足がしっかりとして美味しいとされている。流れがない水槽で育ったタコはおいしいのか? そこで、少しタコについて調べてみた。ここから先はマルハのサイトからの単なる受け売りである。



真蛸(マルハ)

産卵
オスは体色を真っ赤にしてメスを追う。オスは8本の腕の1本が交接腕となり、メスの外套膣内に差し込んで精子のカプセルを送り届ける。一日中交接している場合もあり、2匹が見つめ合ったり寄り添ったりということもなく無関心を装いながら息の長い愛の交換が多いが、中には「つるみタコ」と呼ばれ、蛸壺の中でしがみついている場合もある。
産卵は夏から初秋にかけて。水温が25〜26℃になると、海草の根元や岩礁の窪みなどに約2万個の卵を生みつける。このフサ状の卵は藤の花の様に見えるので、「海藤花(かいとうげ)」と呼ばれ、煮物や吸い物、酢の物に利用される。約25日で孵化するが、親タコは孵化するまで絶食状態で過ごし、やがて死んで行く。

成長
孵化してから約半年で40g程度に成長する。その後は水温の上昇と共に成長がよくなり、生体では2kg・60cm以上に達するものもある。
水温が7℃以下になると生息出来ず、東北地方など、冬に水温が低下する地域では好適水温を求めて移動する。
マダコは一般的に夜行性で、恐ろしいほど貪欲である。アサリなどのニ枚貝は、吸盤で貝殻を引っ張って貝柱を引きちぎり、中の身を食べる為、真珠やカキの養殖場にとっては大敵とされてる。
また、カニなどは8本の脚で包みこんだのち、チラミンという毒素を分泌し、弱らせてから捕食する。

タコの一生
タコ入道の伝説で、人を海に引きずり込むような巨大なタコのイメージがあるが、魚の鱗や耳石による年輪のようなものが無いので確かではないものの、意外と短命であるため、そんなに大きくはなりそうにない。
マダコで1年から1年半、イイダコは1年、ミズダコは4年。

明石タコの危機
明石のタコは、「サンパチの大冷害」と呼ばれる昭和38年に、水温4℃というかつてない低温になった為、殆ど死滅してしまったのである。この窮地に対する策として、熊本の天草からメスマダコ4000尾あまりを購入して放流し、これによって明石ダコは見事によみがえった。この経験を生かし、現在は増殖事業に取組んでいる。

世界初マダコ種苗量産化に成功
日本栽培漁業協会の屋島事業場(香川)は、1963年から種苗生産に着手し、2001年7月に量産化に世界で始めて成功した。マダコは全長7〜7.5mmで吸盤数が20個前後になると親ダコと同じ生態に変わるため、今まで20個以上の吸盤を持つまで飼育が出来なかった。
今回、孵化後1〜2週間の仔魚にイカナゴのシラスを餌にしたことが、成功に繋がった。これにより、完全養殖への可能性が増した。




日本経済新聞 1月26日

起業の軌跡 「銀だこ」マザーズ上場

2014年9月に上場

外パリ中フワの作りたてたこ焼き



がっちり、築地銀だこ、5坪で月1000万売る訳」(1月25日、MBSテレビ

2015.1.25 ONAIR

大人気「銀だこ」の会社 ホットランド登場!
朝もたこ焼!夜もたこ焼き!社長が食べまくる理由とは?

(株)ホットランド 代表取締役 佐瀬守男さん
放送内容は、後日更新いたします。




ホットランド

当社は、世界でも有数のたこを使用する外食企業であります。その強みを活かし、世界中で原料調達、加工、流通まで自社完結させることによって、安定的な量と価格の確保・様々なリスク分散を図っております。さらに、石巻水産研究所において、世界初となる真だこの完全養殖を目指した研究を行っております。




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コメント(1件)

内 容 ニックネーム/日時
蛸の養殖は画期的なのでしょう。世界で蛸を食べる地域は多くない。烏賊を食べる地域の方が多いので烏賊の養殖も始めると良いと思う。烏賊のあぶり焼きは臭いも味も良い。

話変わって、

東京新聞
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2015012601002138.html

水素分解の様子を解明、日本人ら 燃料電池応用へ
2015年1月27日 01時00分

 水素を分解し電気エネルギーを生む燃料電池の材料として応用が期待される酵素「ヒドロゲナーゼ」が、水素を分解する様子をドイツ・マックスプランク化学エネルギー変換研究所の日本人研究者らのチームがデータ解析により初めて突き止め、成果を27日付の英科学誌ネイチャー電子版に発表した。
 ヒドロゲナーゼは主に微生物が持つ、水素の分解と合成を触媒するタンパク質。実用化のため、人工的に作るには水素分解の詳しい仕組みを明らかにする必要がある。
 チームの西川幸志さん(現・兵庫県立大特任助教)は「ヒドロゲナーゼは効率良く水素を分解でき、安価な人工触媒の開発に役立ちそうだ」と説明。
(共同)
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★ この酵素はプラチナの600倍以上もの水素製造活性があるそうです。
匿名
2015/01/27 09:06

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